中共様が早速反応したようですが、サヨクマスコミの思った通りの展開にはならなかったみたいです。
日本の核武装論、中国も懸念 ブッシュ大統領が反応
ブッシュ米大統領は16日、米フォックス・ニュースのインタビューに応じ、北朝鮮の核実験をめぐる中国の対応について「日本が核兵器についての立場を再考するという発言について(中国が)懸念を抱いているのを知っている」と述べた。
自民党の中川昭一政調会長の「核保有の議論はあっていい」との発言に反応したと見られる。大統領自らの考えは示さなかった。
大統領はまた「中国は朝鮮半島の核兵器を懸念しているし、北朝鮮から身を守るために近隣諸国が軍備拡張を検討することを深く心配している。彼らは極東での軍拡競争の結果がどうなるかを理解している」とも語った。
2006年10月17日13時13分 朝日新聞
もう1つ
日本核武装論:米大統領発言旧 国内議論けん制の可能性も
【ワシントン和田浩明】ブッシュ米大統領は16日、米FOXテレビのインタビューに答え、「中国が北朝鮮の核兵器保有に深い懸念を抱いていることを私は知っている。日本から出てきた、核兵器に関する立場を再検討中との発言も、彼ら(中国)が懸念していることを知っている」と述べた。北朝鮮の核実験宣言後、米国では日本など周辺諸国の核武装を警戒する空気が強まっているが、ブッシュ氏が日本の核武装論に言及したのは初めて。
日本では中川昭一自民党政調会長が日本の核保有について15日、「議論は大いにしないと」などと述べ、米欧のメディアもこれを報じていた。ブッシュ大統領は、中国の懸念に言及する形で、日本国内で生じている核保有に関する議論のけん制を狙った可能性もある。
スノー大統領報道官も16日の定例会見で「日本の核武装を止めるために(米国は)何をしているのか」と聞かれ、「この地域は非核のままでいてほしい」と述べ東アジアで新たに核を保有する国が生まれることに警戒感を示した。
毎日新聞 2006年10月17日 12時28分
やっぱり、今回の中川(酒)発言に対する一連の報道で、偏向度が強いのは朝日新聞より、毎日新聞のようです。
“ブッシュ大統領は、中国の懸念に言及する形で、日本国内で生じている核保有に関する議論のけん制を狙った可能性”なんてのは特にひどい。記者はキチンと大学を出ており、読解力が小学生以下ではないことを考慮すれば、明らかに偏向しており、意図的な印象操作が行なわれています。
今回、サヨクマスコミは“中国が懸念を抱いている”という一点に脊髄反射して思考停止状態で記事にしてしまったようですが、ブッシュ大統領の“「中国は朝鮮半島の核兵器を懸念しているし、北朝鮮から身を守るために近隣諸国が軍備拡張を検討することを深く心配している。彼らは極東での軍拡競争の結果がどうなるかを理解している」”という発言は、7月のミサイル発射ではなりふり構わず北朝鮮を擁護し、今回の核実験強行に際しても安保理決議においても最後まで制裁に慎重な立場を崩さなかった中共へのけん制を含んだ発言であることは明らかです。
また、スノー大統領報道官に対する“「日本の核武装を止めるために(米国は)何をしているのか」”という記者の質問は、世界で唯一の被爆国であり、米国の重要な同盟国である日本が、北朝鮮の核実験強行によって安全保障の危機を感じ自衛の為の核保有を検討するような事態に陥っているのに、いったいお前らは何をしているんだという、ブッシュ政権の生ぬるい北朝鮮政策に対する強烈な批判の意がこめられています。
つまり、日本が核武装を検討せざるを得ない北東アジアの危機的状況に関して、中国と米国という二つの大国の責任が問われているわけです。ここでけん制すべき対象は中共であり、反省すべき対象は米国、非難されるべき対象は北朝鮮です。日本がけん制・反省・非難される筋合いはこれっぽっちもない。サヨクマスコミもいい加減なんでもかんでも日本の所為にするのはやめていただきたいものです。
中川(酒)氏の「核保有の議論があっていい」発言ですが、思った以上の効果があったようです。中国が狂犬をけしかけて日米同盟に揺さぶりをかければ、今度は米国が日本の核保有を引き合いに出して中国をけん制する。そして、これをマスコミが思考停止状態の頭で煽れば煽るほどその馬鹿っぷりが露呈されるわけで、これから日米中の対北朝鮮政策に対して、日本に有利に働くことは間違いありません。
中川(酒)政調会長が明けたパンドラの箱は、旧来の売国勢力に禍をもたらし、膠着する国際情勢を動かす要因になりつつあるようです。これを狙ってやっているとすれば、中川(酒)政調会長の政治センスは計り知れないものがあり、意図せずしてやったものならばその強運は計り知れず、それだけで総理の資格十分といわねばならないでしょう。
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