馬鹿の一つ覚えか。
小沢切り、野党は警戒「支持率上げる魂胆」
民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致を巡る民主党内の対立を、野党は「茶番劇だ」などと厳しく批判している。
次期通常国会で小沢氏の証人喚問を要求するなど、民主党を揺さぶり続ける構えを崩していない。一方で、菅首相が政権浮揚のため、「小沢切り」に走る可能性が強まったと見ており、今後の民主党内の動きを注視している。
野党各党は、20日の首相と小沢氏の会談決裂を受け、首相の指導力に疑問を投げかけている。
自民党の大島理森副総裁は、党本部で記者団に「トップが小沢さんを説得できなかった状態は、今の菅内閣の姿を示している」と指摘した。共産党の市田書記局長も国会内で「一兵卒である小沢氏に『分かりました』と言わせられないとは非常に情けない」と述べた。
もっとも、会談は首相による「小沢切り」の口実作りと見る向きもある。みんなの党の渡辺代表は20日、大阪市内での記者会見で「脱小沢路線でもう1回支持率をあげようという魂胆がありありだ」と指摘した。
いったんは政倫審開催の議決に賛成する方針を固めた自民、公明両党も、首相が「小沢切り」に踏み切る構えを強めていると見て、議決に反対する方針に転じた。自民党は「議決が(首相の)パフォーマンスに使われないようにしなければ」(大島副総裁)などと警戒を強めている。
自民党は、小沢氏の証人喚問に加え、参院が問責決議を可決した仙谷官房長官と馬淵国土交通相の辞職を政府・民主党に迫っている。通常国会では、両氏が辞職しなければ関連する国会審議を拒否する方針だ。みんなの党やたちあがれ日本も、足並みをそろえている。
焦点は公明党の対応だ。同党でも、「今は民主党との対決姿勢を鮮明にすべきだ」(幹部)との声があるが、山口代表は中国訪問中の16日、通常国会では審議拒否をしない可能性に言及した。山口氏は20日、「審議に応じられないのが原則だ」と記者団に述べ、軌道修正を図ったが、自民党には「公明党は大丈夫か」(幹部)といった声もある。自民党は近く谷垣総裁が公明党の山口代表と会談し、今後の国会対応で協力を要請する。
(2010年12月21日08時15分 読売新聞)
今の糞予算さえ通してしまえば、菅内閣もとりあえず1年は安泰なわけですから、必死になるのも当然です。
渡辺喜美氏の“「脱小沢路線でもう1回支持率をあげようという魂胆がありありだ」”との指摘どおり、菅、小沢会談や政倫審開催の議決など、こうやって世間の注目を集めることで自身の能無しを隠すためのパフォーマンスに過ぎません。
結局、「小沢切り」しか能のない菅としては、できるだけゴタゴタすることによって注目を集め、“小沢切り”を“内閣総辞職”に代わる糞予算案を通すための切り札にしたいだけなのでしょう。
しかしながら、目論見どおり、これで支持率が上がれば、「小沢切り」をしたとしても党内の求心力は維持できますが、これが度重なる失政を覆い隠すまでに至らず支持率が低迷し、春の統一地方選で惨敗すれば求心力は地に落ち、党は確実に分裂するでしょう。
「小沢切り」という唯一の菅の切り札も、切りどころを間違えれば即死とくれば、まだしばらくはグダグダしそうですが、今のままでは行き詰るのも確実なわけで、もう、どっちみち死ぬなら潔く散れ。
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