2010年7月12日 (月)

祝・民主大敗自民圧勝!

めでたいなぁ。しかし…

政権への失望一気 菅首相「消費増税発言、唐突と…」

 歴史的な政権交代を選んだ民意は、わずか10カ月で背を向けた11日投開票の参院選で民主党は改選議席を大きく割り込み、現職閣僚すら落選したしぼんだマニフェスト、相次いだ「政治とカネ」問題、米軍普天間飛行場移設問題の迷走。菅直人首相の「消費税10%」発言は強い逆風を招き、反対論が党内からもあふれた。躍進したみんなの党など野党は批判を強める。山積する難題を前に、国会は再びねじれ、漂流するのか。

 東京都千代田区のホテルに設けられた民主党の開票センター。12日午前0時半、菅首相が淡々とした顔つきで会見場に現れ、花がまばらな候補者名簿の前の席に座った。

 冒頭、目標に届かなかった選挙結果について「大変申し訳ないと思っている」と少しうつむいたが、自らの責任を問われると「これからの政権運営の中でご判断いただきたい」と強気な表情を見せた。

 敗因の一つとして自身の消費税の増税発言を挙げ、発言の背景にギリシャの財政危機があったと説明した。

 財務相時代の5カ月間に、電話を含めて10回近い主要国との会談を経験したが、議題の大部分がギリシャ問題だった。「年金や給与がカットされるという実態を見ていて、何としても日本を同じ事態に陥らせてはならないと強く思った」

 しかし、「私の危機感は国民の皆さんと温度差があり、唐突な提案と受け止められた」「もっと慎重に議論を進めるようにというご意見の表れだ」と民意を分析した。その一方で「議論自体が否定されたとは思っていない」と論議の必要性も強調した。

 鳩山由紀夫前首相の政権末期に21%まで落ち込んだ民主党の支持率は、菅首相に交代した直後の6月8、9日の世論調査で4割近くまで戻り、菅首相は公示直前、参院選の目標を改選議席数54に「プラスアルファ」と設定した。

 ところが、党首討論会などで菅首相が消費増税に言及すると支持率は再び下降。選挙戦終盤の街頭演説で菅首相自ら「次の衆院選までは1円も上げない」と言及するなど火消しに追われたが、流れを変えることはできなかった。

2010年7月12日4時11分 朝日新聞

 今朝の菅首相の敗戦記者会見を見ましたが、なんていうかですね。この場に及んで言わされている感たっぷりの弁明でしたね。総理になって以来、この方は原稿を読まずにしゃべったことがあるのでしょうか。

 このような姿を見ていると、訳の分らない消費税論議などというのも、結局、9月の党大会での小沢復活の為の布石だとしか考えられません。

 つまりは、唐突な消費増税発言によって参院選の争点を“相次いだ「政治とカネ」問題”と“米軍普天間飛行場移設問題の迷走”から消費税論議に逸らさせることによって、この参院選直前に引責辞任した小沢幹事長の責任を少しでもやわらげたい思惑があったとしか思えないということです。

 結局は、民主党は小沢氏の私党にしか過ぎないということです。菅直人も結局は捨て駒。全ての責任を取らされて9月には廃棄され、何事も無かったように小沢一郎が権力の座に返り咲くでしょう。

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2010年6月17日 (木)

【夫婦別姓】選挙で勝ったら【外国人参政権】

さすが詐欺政党。

官房長官、夫婦別姓と外国人参政権に前向き

 仙谷由人官房長官は17日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正と、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案について「民主党としてはなるべく早く実現させたいという立場だ。菅内閣も基本的にはそういう考え方だ」と述べ、早期成立を目指す考えを示した。

 ただ、仙谷氏は「改めて政策調査会と所管のところで、国民新党との調整を含めて探りつつやっていく」とも指摘し、両法案に反対している国民新党側への一定の配慮も示した。

2010.6.17 17:25 産経新聞

 民主党のやりたい事といえば、温暖化ガス25%削減で日本の製造業を壊滅させ、派遣法改正で製造派遣を原則禁止して日本企業の海外(中国)進出を促し、更に、派遣法改正で不足した中小企業の労働力を移民1000万人で補う等々、売国法案のオンパレードです。

 そして、外国人参政権を成立させて移民票を独り占めし、更に消費税10%を導入してそれを社会保障費という名のバラマキ予算に当てることによって、温暖化ガス25%削減と派遣法改正、1000万人の外国人移民で職にあぶれた貧乏人への不満解消と選挙対策も忘れません。

 つまりは、民主党は日本の弱体化と外患誘致によって、自らの日本支配を完全なものとしようとしているわけです。

 気前のよい選挙公約も“国民の生活が第一”というキャッチフレーズも結局、口だけです。逃げの国会で本音を隠し、耳あたりの良い選挙公約に騙されて民主党が参院選で単独過半数を取るような事になれば、日本は滅ぶでしょう。

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【仙谷由人】おまえが言うな【お前もか】

全く反省する気持ちは無いようです。

自民の代表質問批判=「国会でなければ名誉毀損」-官房長官

 仙谷由人官房長官は16日夜の記者会見で、今国会について「野党の質問が『政治とカネ』に偏った。必要な政策論議が少なかった」との見解を示した。仙谷長官は、15日の参院本会議で政治とカネの問題を中心に代表質問を行った自民党の西田昌司氏を念頭に、「罵詈(ばり)雑言を投げつける質問をしたアッパーハウスの方がいた」と指摘。その上で、「国会でなければ名誉棄損の告訴状が3本も4本も出ざるを得ないような議論はいかがなものか。答弁も求めないやり方はフェアでない」と批判した。 

(2010/06/16-21:45)時事通信

 仙谷由人は“「罵詈(ばり)雑言を投げつける質問をしたアッパーハウスの方がいた」”、“「国会でなければ名誉棄損の告訴状が3本も4本も出ざるを得ないような議論はいかがなものか。答弁も求めないやり方はフェアでない」”と批判したようですが、本物の告訴状を出されて上申書を提出し、12億円超の脱税を“知らなかった”ですませようとした首相や、実際に被疑者聴取を受けた幹事長、自陣営の選対が逮捕されて連座制を食らった議員を抱えながらも、ただの一人も責任をとって辞任することの無い民主党に、そんな事を言われる筋合いはありません。

 “「野党の質問が『政治とカネ』に偏った。必要な政策論議が少なかった」”とはいいますが、衆議院で圧倒的多数を誇り、参議院でも3党連立で優位性を保ちながらも、法案成立率が戦後最低の55.6%に終わったのは、民主党がこの“『政治とカネ』”の議論を数の優位を振りかざして徹底的に回避し、議論もそこそこに強行採決を繰り返すことで国会が紛糾し、最初から無理な選挙野合の3党連立内での壮絶な仲間割れで、自業自得の大混乱に陥ったからです。

 おまけにその自業自得の大混乱の果てに法案成立を控えた国会会期末に、首相が辞任。内閣も総辞職して更に混乱を助長し、そして今回、自らが招いた混乱にも関わらず党利党略のために国会会期を延長せずに全てを投げ出して参院選に突入しようとしているわけで。

 議論もろくにせずに、選挙の結果だけで物事を進めようとするやり方は“フェア”ではありません。仙谷由人幹事長は野党批判をする前に、先ずは民主党政権がやってきたことの総括をするべきだ。

 選挙で勝ったら豹変する詐欺政党民主党に未来はない。

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2010年6月16日 (水)

民主国対の傲慢

どんだけだ。

問責撤回せねば本会議開かぬ=参院民主

 民主党の平田健二参院国対委員長は16日午後の記者会見で、菅直人首相、荒井聡国家戦略担当相の各問責決議案と、江田五月参院議長不信任決議案を野党が取り下げない限り、参院本会議を開かない考えを示した。

(2010/06/16-14:52) 時事通信

 このような傲慢な対応を見る限り、菅直人首相の目指す“最小不幸社会”の正体は、多数を以て少数を弾圧する独裁政権による専制政治だと見て間違いないでしょう。

 このまま民主党にやりたい放題させ続ければ、日本の民主主義は崩壊し、やがて日本は中華人民共和国の一省と成り果てるでしょう。

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2010年6月15日 (火)

選挙優先で国会幕切れ

もうメッチャクチャですね。

「消化不良」で国会幕切れ=菅首相、安全答弁に終始

 菅直人首相の所信表明演説に対する代表質問が衆参両院本会議で終わり、今国会での論戦が事実上終了した。民主党が16日までの会期を延長しないためで、予算委員会での丁々発止の議論は行われず、消化不良の幕切れとなった。新内閣への判断材料が乏しいまま、有権者は7月の参院選を迎える
 野党側は15日の参院本会議で、予算委開催をこぞって要求した。自民党の西田昌司氏は「(民主党に)約束をほごにされた」と抗議。公明党の山口那津男代表は「リーダーシップを発揮できないのか」と首相に迫った。社民党の福島瑞穂党首と新党改革の舛添要一代表も「議会制民主主義のルールを無視した」などと激しく非難した。
 しかし、首相は「国会のことは各党、各会派で議論、決定される」と述べるにとどめ、本格論戦を先送りすることへの説明はなかった。14日に続いてこの日も眼鏡を掛け、他の質問に対しても、うつむいて答弁書を読み上げる「安全運転」に終始した。
 衆参両院事務局によると、平成に入ってから、内閣交代後に予算委が開かれないまま衆院選や参院選に突入した例はない。菅内閣には5人の閣僚が初入閣したが、野田佳彦財務相と山田正彦農林水産相は本会議で答弁の機会がなかった。
 「逃げ」の姿勢は閣僚答弁でも目立った。事務所費問題が浮上した荒井聡国家戦略担当相は「弁護士事務所や監査法人などで、厳正かつ客観的なチェックを受けている。その結果を待って必要な部分は修正する」と機械的に繰り返すのみで、事実解明は十分に進まなかった。
 自民党の谷垣禎一総裁は15日の役員会で「予算委をやらないことは有権者の選択の材料を奪う」と首相の対応を批判。これに対し、民主党の高嶋良充参院幹事長は記者会見で、「衆参で2日間と提案したが、野党は衆参3日ずつと要望して、話し合いが決裂した」と指摘、野党のかたくなな態度が物別れの原因だと強調した。

(2010/06/15-20:35)時事通信

 口では“脱小沢”といいながら、やってることは“選挙が第一”の小沢流、国会運営に対しては“「国会のことは各党、各会派で議論、決定される」”と鳩山由紀夫の如く責任転嫁し、“政治とカネ”については“「弁護士事務所や監査法人などで、厳正かつ客観的なチェックを受けている。その結果を待って必要な部分は修正する」”などと判断を丸投げするなど、まるで鳩山内閣の生き写しです。

 衆院選で掲げた公約はほぼ実現不可能となり、普天間解決や財政再建の目処もないままに、ひたすら論戦をさけ、耳あたりのいい口約束ばかりに終止するところは、今までの民主党となんら違いはありません。

 このようなイカサマ詐欺政権が、参院選で過半数をとることがあれば日本の民主主義は滅ぶでしょう。

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2010年6月14日 (月)

国会延長せず

あまりにも一方的。

国会:会期延長せず、16日閉会へ 民主国対委員長が通告

 民主党の樽床伸二国対委員長は14日午前、国会内で開いた与野党国対委員長会談で、今国会の会期を延長せず、16日の会期末で閉会する方針を通告した。

 民主党はこれまで、6月24日公示、7月11日投開票の参院選日程に影響しない範囲で、(1)16日に党首討論を行い会期通り閉会する(2)会期を1日延長し16、17日に衆参両院で予算委員会を開く--という2案を野党側に提案していた。

 これに対し、野党側は「審議時間が足りない」と反発し協議が決裂。樽床氏は「提案をのまなければ、粛々と閉じるしかない」として、党首討論も予算委員会も開かず閉会すると伝えた。【大場伸也】

2010年6月14日12時10分 毎日新聞

 民主党が“「提案をのまなければ、粛々と閉じるしかない」”として、一方的に“首討論も予算委員会も開かず閉会すると伝えた”のは、あまりにも独裁的すぎます。

 小林千代美氏の辞任問題もそうですが、党利党略がすべてにおいて優先し、異論を許さないやり方は独裁政治そのものです。

 そして、何故か2~3日おきに世論調査を乱発し、翼賛報道を続けるマスコミ各社がこれを際だたせています。

 まるで作られたシナリオ通りに進行する現在の状況に違和感を持つのは、私だけではないでしょう。

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2010年6月13日 (日)

自作自演政党

あんたは副首相・国家戦略担当相・財務相時代に何をやっていたのかと。

「経済・外交を軌道に乗せる」=首相が就任後初の街頭演説

 菅直人首相は12日午後、東京・新宿のJR新宿駅南口で街頭演説を行った。首相は「まずこの政権を軌道に乗せ、日本の経済・外交の再建を軌道に乗せていく」との決意を表明。「盟友である鳩山由紀夫前首相が政権の座を降りた。民主党政権としての挫折を乗り越え、改めて民主党の原点に戻って活動することを理解いただきたい」と訴えた。
 また「強い経済と強い財政と強い社会保障を一体として実現していきたい」と述べ、財政再建と経済成長の両立を目指す考えを強調した。 
 8日の政権発足後、首相が街頭に立つのは初めて。口蹄(こうてい)疫の被害状況を視察した宮崎県から帰京したばかりだったが、疲れも見せず、約20分間声を張り上げた。

(2010/06/12-21:45)時事通信

 菅直人首相は“財政再建と経済成長の両立を目指す考えを強調”したようですが、自分たちが子供手当てや高校無償化、戸別補償などのバラマキ予算の代償に税収約37兆4千億円に対して、44兆3千億円もの戦後最大の赤字国債を発行し、前年比4.2%増、これまた戦後最大の92兆3千億円という予算を成立させた事との矛盾はどう説明するつもりなのか。

 また、外交も民主党が3党合意という枠組みに縛られ、日米関係を修復不可能なまでに破壊し、既に米国、日本、沖縄県、名護市との間で奇跡的合意に達していた辺野古への移転を泥沼化させた反省は、岡田外相、北沢防衛相を留任させ、国民新党との連立を維持し、更に社民党との選挙協力体制を引き続き維持していこうという姿勢からは微塵も感じられません。

 更にいうなら、“国家的危機”と表現した口蹄疫対策についても、鳩山内閣では、普天間移設問題に忙殺された鳩山首相を補佐し、リーダーシップを取って早期終結に全力をつくす立場だったにも関わらず、鳩山内閣では完全に沈黙を守ってこれを黙殺し、新内閣発足とともに宮崎に訪問し、全力でこれに当たる事をいきなりアピールし始めた姿を見る限り、“国家的危機”ですら選挙対策でしかなかったのかと、疑念を抱かざるを得ない。

 “「まずこの政権を軌道に乗せ、日本の経済・外交の再建を軌道に乗せていく」”とはいいますが、自分たちがぶっ壊した物の“再建”を主張しながらも、今までやってきたことを何ら総括することもなく、“「盟友である鳩山由紀夫前首相が政権の座を降りた。民主党政権としての挫折を乗り越え、改めて民主党の原点に戻って活動することを理解いただきたい」”などと、まるで鳩山由紀夫の8ヶ月半の迷走が無かったことのように語る菅直人首相を信用することなどできるわけがありません。

 正にこの状態は“自作自演”と呼ぶにふさわしい状況です。この国家による壮大な“釣り”に懲りずに釣り上げられる者が未だ多数存在することに危機感を感じます。

 いずれにせよ、次の参院選が、良くも悪くも日本人の“民度”を証明する結果となることは間違いないでしょう。

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2010年6月 8日 (火)

早くも仲間割れの兆し

またか。

会期延長が争点=国民新と参院民主で綱引き-政府・民主

 菅政権にとって、国会の会期延長への対応が最初の試練だ。連立を組む国民新党は郵政改革法案の成立を求め、そのためには少なくとも16日までの会期を2週間程度は延長せざるを得ないとの見方が与党内には強い。これに対し、参院民主党には、延長せずに新政権への期待が高いうちに参院選を迎えるべきだとの声が広がっている。
 首相は8日の記者会見で、会期延長について「(民主党の)新しい幹事長、国対委員長の下、連立を組む他党とも議論した上で方向性を定めたい」と述べ、慎重に判断する考えを示した。これに先立ち、仙谷由人官房長官は首相官邸で樽床伸二国対委員長や輿石東参院議員会長と協議したが、結論は出なかった。
 参院選日程は、公職選挙法の規定で、会期を2日以上延長すれば当初予定されていた「24日公示、7月11日投開票」がずれ込む。2週間延長なら「7月8日公示、25日投開票」となる。
 国民新党は、今国会での郵政法案の成立を求める姿勢を崩していない。菅政権発足に合わせて、「郵政法案は速やかに成立を期す」との連立合意を確認。同党幹部は約束がほごにされれば「社民党と一緒に野党として民主党を攻撃する」連立離脱をちらつかせている。
 しかし、参院選の候補者は既に「7・11決戦」へ走り出しており、投開票日が延びれば経費などの面で負担が増す。延長すれば、野党に追及の機会を与えることにもなる。野党は8日の与野党国対委員長会談で、小沢一郎民主党前幹事長の国会招致などを要求した。
 何より、鳩山由紀夫前首相の退陣を機に、民主党への逆風はやんだ。参院側が「今すぐにでも選挙してほしい」というのは議員心理としては当然だ。同党の高嶋良充参院幹事長は記者会見で「7月11日を動かすのは非常に厳しい状況がある」と延長論をけん制した。
 民主党執行部内では、参院側と国民新党の双方の要望を満たすため、郵政法案を会期内に強行採決する案も取りざたされている。ただ、新政権のイメージが傷つくのは避けられない。選挙結果に影響する可能性もあり、首相は難しい判断を迫られる。

(2010/06/08-20:37)時事通信

 菅直人新首相は国会延長について、“「(民主党の)新しい幹事長、国対委員長の下、連立を組む他党とも議論した上で方向性を定めたい」”と述べ、これを受けた“仙谷由人官房長官は首相官邸で樽床伸二国対委員長や輿石東参院議員会長と協議”したようですが不調に終わり、結論はでなかったようです。

 このように簡単に結論が出ない背景には、民主党内に会期延長を目論む菅直人首相や枝野幹事長、仙谷官房長官ら“脱小沢派”と、直ぐにでも選挙に突入したい樽床国対委員長や輿石参院議員会長ら“小沢派”という2つの対立軸が原因として存在することは明らかです。

 発足したばかりの菅直人新政権にいきなりの試練となりますが、これが鳩山政権崩壊の切欠となった連立絡みと来れば、嫌が応にも慎重にならざるを得ません。

 さて、肝心の小沢氏の意向としては、“参院側と国民新党の双方の要望を満たすため、郵政法案を会期内に強行採決する案”が一番近い物と考えられます。

 しかしながら、強行採決をすれば、“新政権のイメージが傷つくのは避けられない”上に、“郵政選挙”とまで呼ばれた前々回の衆院選挙の結果によって成された郵政民営化がロクに議論もされることなく、数の論理で押し切られる事態となってしまうわけで、そうなれば次の参院選が2回目の“郵政選挙”としての信任投票となり、“選挙結果に影響する可能性”も出てきます

 現在は“ご祝儀”と言っていいほどの高支持率といえども、ここで党内融和を優先することで、菅直人新首相が掲げる“脱小沢”と“リーダーシップ”が看板倒れであることが露呈すれば、今は期待感だけで成り立っている根拠のない高支持率も、参院選まで持たずに急落してしまうことも十分考えられます。

 その上、あれだけの無能首相の後を受けた菅直人新政権には問題が山積し、その全てが対応を間違えれば致命傷になるものばかりとくれば、ここでどのような判断をしようとも、その前途は多難なものとなることは間違いありません。

 先ずはお手並み拝見といったところですかね。

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2010年6月 7日 (月)

いきなり躓く“脱小沢”

苦しい言い訳ですね。

民主・枝野幹事長が会見、小沢氏証人喚問に慎重姿勢

 民主党の枝野幸男幹事長は7日、党本部で記者会見し、小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」の問題について「一定の政治的なけじめはつけられており、そのことにはしっかりと一定の配慮をしなければならない」と語り、野党側が求める国会への証人喚問には慎重な姿勢を示した。

 枝野氏は「幹事長を離れられるという政治的なけじめをつけられた以上は、今までと劇的に状況が違っている。個人としての法的な責任の防御権を相当配慮しなければならない」と指摘した。また、衆院政治倫理審査会への出席については「政倫審は本人の希望がベースになる。具体的にお答えする段階にはない」と語るにとどめた。

 一方、新執行部の姿勢について「政権や民主党に対する信頼回復と党運営の徹底した透明化を進める」と強調。自ら幹事長就任を契機に「企業・団体献金を個人としてはいっさい受け取らない」と明言した。同党の政治資金については、年度途中でも党資金の使途について公表を検討する考えを示した。

 また、玄葉光一郎政策調査会長も同日の就任記者会見で「政策決定の内閣一元化」という原則のもとで政調を復活させる考えを表明。玄葉氏は「参院選が終わるころまでに一定の仕組みをつくる」と語った。消費増税については「次の総選挙後には消費税を含む税制の抜本改革をやると参院選マニフェストに書いていかねばならない」と語った。

 一方、樽床伸二国会対策委員長は、16日に会期末を迎える通常国会の会期延長について「参院の意見を最大限尊重するのは当然だが、一方で連立を組んでいる方の意見を聞かないということもあり得ない」と述べるにとどめた。

2010年6月7日21時42分 朝日新聞

やりたくても出来ないのが現実なのか。

小沢氏欠席…枝野氏への「一新会」の拍手なし

 民主党の小沢一郎・前幹事長は、7日の両院議員総会に姿を見せなかった。

 小沢氏側からは党本部に「所用のため、間に合わなかった」と連絡があったというが、党内では、閣僚・党役員人事で「非小沢系議員」ばかりが重用されたことへの不満の表れではないかという見方も出ている。

 枝野幹事長は7日の記者会見で、「(幹事長に)内定してすぐに(小沢氏に)『ごあいさつにうかがいたい』とお願いした。引き継ぎのためにお会いいただける方向で調整してもらっている」と述べた。面会実現を期待する発言だが、逆に面会要請に小沢氏がすぐに応じていないことが明らかになり、両氏の「距離」を印象付ける結果となった。

 両院議員総会でも、小沢氏に近い議員のぎこちない対応が目立った。最後の「頑張ろう」三唱では新役員全員が壇上に並んだが、小沢氏に近い高嶋良充参院幹事長は壇上に移ろうとせず、枝野氏らに促されてようやく列の一番端に並んだ

 会場の出口近くの席は、小沢氏に近い中堅議員らで作る「一新会」のメンバーが占め、枝野氏のあいさつに拍手をすることもなく、複雑な表情で新執行部を見つめていた

(2010年6月7日20時46分 読売新聞)

 枝野新幹事長は“「幹事長を離れられるという政治的なけじめをつけられた以上は、今までと劇的に状況が違っている。個人としての法的な責任の防御権を相当配慮しなければならない」”と語り、小沢氏の証人喚問について、否定的な考えを示したようです。

 しかしながら、そもそも、内閣閣僚等の公的役職ならばともかく、“幹事長”という、いわば仲間内でしか通用しない私的役職を退いたからといって、“政治的なけじめをつけられた以上は、今までと劇的に状況が違っている”とはおかしな話です。

 “個人としての法的な責任の防御権を相当配慮”などともっともらしいことを言ってますが、こんなものは素人が分からない専門用語で誤魔化しているだけに過ぎません。

 結局、“脱小沢”、“反小沢の急先鋒”と持ち上げられてみても、依然として大きい党内の小沢氏の影響力に配慮してやりたい事も出来ないのが現実なのです。こんな偽りの“脱小沢”にコロッとダマされる方もどうかしてます。

 谷垣総裁や大島幹事長の言うとおり、こんなものは“脱小沢”ではなく、ただの“小沢隠し”に過ぎません。マスコミが持ち上げる“脱小沢”に乗せられて、懲りずに民主に投票し、参院選で民主党が単独過半数を占めるようなことがあれば、それこそ小沢の思う壺です。

 後は9月の代表選に“みそぎ”の済んだ小沢が乗り出してきて、首相の座に鎮座すれば、完全独裁の完成です。

 その時、いくら“騙された”と喚き、後悔しても手遅れです。今更、そんな言い訳など通用しません。

 何故なら、2度も騙されるのはただのおバカちゃんだからです。

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崩壊の序曲

できるわけがない。

党運営、透明・公平に=民主・枝野氏

 民主党幹事長に内定した枝野幸男行政刷新担当相は5日深夜、党運営の基本方針について「透明性と公平性という、政策の分野で目指してきたことを同じようにやっていきたい」と表明した。選挙資金の配分などで不透明との批判も根強い小沢一郎前幹事長の党運営を暗に批判し、見直す考えを示した発言だ。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 枝野氏はまた、「参院選に勝利するため、有権者に民主党が何を目指し、何を考え、どう行動していくのかを分かりやすく伝えていくのが私の一番の役割だ」と強調した。「(小沢氏に)遠からずあいさつにうかがいたい」とも語った。 

(2010/06/06-01:23)時事通信

 旧社会党や自民党から追い出された寄せ集めの選挙互助会にしかすぎない民主党で“「透明性と公平性という、政策の分野で目指してきたことを同じようにやっていきたい」”と思っても、主義主張の違いから分裂するのがオチです。

 結局、民主党をまとめるには“選挙資金の配分などで不透明との批判も根強い小沢一郎前幹事長の党運営”を見習い、選挙互助会の目的を全面に押し出して政策論は極力避け、文句の言う奴はカネの配分で黙らすしか方法は無いのです。

 反小沢の急先鋒であり、今回、党をまとめる立場となった枝野幸男新幹事長は“「参院選に勝利するため、有権者に民主党が何を目指し、何を考え、どう行動していくのかを分かりやすく伝えていくのが私の一番の役割だ」”と述べたようですが、数の論理が最優先される民主主義において、“参院選に勝利するため”の反小沢といいながら、最大派閥が小沢グループという民主党最大の矛盾をどうやって有権者に説明するつもりなのか。

 枝野氏が本気で“有権者に民主党が何を目指し、何を考え、どう行動していくのかを分かりやすく伝えていく”と思うのであれば、衆院を即刻解散し、カネにまみれた鳩山を引退させ、小沢一郎を初めとする小沢派を公認せずに独自候補を立てて総選挙において国民の信を問うことで、民主党から小沢氏の影響力を完全に排除するのが一番分かりやすい方法なのではないでしょうか。

私はそう思います。

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