誰が?
菅首相、騎兵隊になぞらえ「庶民派宰相」とアピール
奇兵隊内閣、草の根の政治――。山口県宇部市出身の菅直人首相は8日の会見で、菅内閣を幕末の志士、長州の高杉晋作がつくった「奇兵隊」になぞらえ、自らを「庶民派宰相」とアピールした。
首相は「私も普通のサラリーマンの息子。普通の家庭に育った若者が志を持ち、努力をすれば政治の社会でも活躍できることが民主主義のあり方だ」と指摘。「草の根から生まれた政治家だ」と語った。
奇兵隊は武士や農民が身分を超えて集まり、倒幕で活躍した。菅氏は「高杉晋作は逃げる時も速いし、攻めるときも速い。日本の停滞を打ち破るには果断に行動する。お殿様の息子たちがやった軍隊ではない」と語り、世襲政治家が続いた歴代首相との違いを強調した。
組閣人事では、中曽根内閣の後藤田正晴官房長官の名を挙げ、「首相に対して、ここはまずいですよと言える人物」として、仙谷由人氏を官房長官に起用したことを説明。民主党結党以来の盟友ながら対立もあった仙谷氏を「煙たい存在」と表現。「しかし力がある人になっていただくことが政権の一体性をつくる最初の一歩」とした。
小沢一郎氏に対し、「しばらく静かにしていただきたい」と発言したことについては、「新しい段階が来た中では、また、判断があっていい」と述べ、将来の復権の可能性にも触れた。
04年の党代表辞任をきっかけに始めた四国の遍路は「53番札所まで来ている。しばらくは後に延ばし、官邸を中心にこれこそが修行の場だという覚悟だ」と決意を語った。
2010年6月8日22時34分 朝日新聞
学生時代から学生運動に身を投じた筋金入りの極左であり、自らの労働収入で生活したことのない“プロ市民”が“「庶民派宰相」とアピール”だなんて寝言は寝て言えって感じですね。
菅直人新首相は“「私も普通のサラリーマンの息子。普通の家庭に育った若者が志を持ち、努力をすれば政治の社会でも活躍できることが民主主義のあり方だ」”と述べたようですが、菅直人氏が“普通の家庭に育った若者が志を持ち、努力をすれば政治の社会でも活躍”できたことといえば、辛光洙容疑者の釈放嘆願署名にサインして原敕晁氏を拉致した犯人の釈放に協力したり、日教組に荷担して国旗国歌法に頑強に反対するなど、日本国民の主権を蔑ろにし、その解体を目指す左翼的活動ばかりです。
“プロ市民”とはその名の通り、左翼活動で生活するその道のプロです。つまりは、プロである限り、その活動にはスポンサーが付きものであり、そのスポンサーというものがどういう種類のものであるかは、その活動内容を見れば容易に推測できます。
その菅直人新首相について、仙谷氏が述べた一言が言い得て妙で笑えます。
「言葉で上り詰めた」=仙谷氏、菅首相を絶賛
「やはり政治は言葉だ。彼は言葉でこの地位を築いてきた」。仙谷由人官房長官は9日の記者会見で、菅直人首相の論客ぶりをアピールした。仙谷氏自身は8日の首相の就任会見で「煙たい存在」と評されたばかりだが、女房役として精いっぱい、首相を持ち上げてみせた。
仙谷氏は首相を「地盤・看板・カバンなく、全く無名の青年が言葉とある種の政局観、政治勘、構想でここまで来た」と指摘し、2世の歴代首相との違いを強調。首相との関係はつかず離れずで「怒鳴り合いはしばしば」と紹介しながらも、「勝負勘と潔さは、われわれはとても足元に及ばない」と、PRに徹していた。
(2010/06/09-22:38)時事通信
“「やはり政治は言葉だ。彼は言葉でこの地位を築いてきた」”なんて物は言い様ですね。つまりは、菅直人は口からでまかせ嘘ばかりということです。
同じく学生運動に身を投じ、全共闘リーダーから政界入り、そして旧社会党から社民党、そして民主党と渡り歩いてきた極左、仙谷氏から見れば、菅直人氏の語る“「庶民派宰相」”などという戯言、に簡単に騙される世間が可笑しくってまともに見ちゃいられないのではないでしょうか。
地盤・看板・カバンなく、そして愛国心が欠片も無くとも言葉だけで首相になれてしまうのは民主主義の脆弱性と言ってしまえばそれまでですが、自由な意志というものには、常に結果に対する責任も伴なうものです。
反自民、反小沢だから菅直人という短絡思考に陥る前に、一体、この内閣がどういう人物によって構成され、一体何を目指しているかについて、もう一度良く考えてみるべきですね。
戦後日本をゆがめてきた元凶が2トップを組み、“「庶民派宰相」とアピール”して“日本の停滞を打ち破る”だなんて悪い冗談でしか無いよな。本当に。
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