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2010年6月 1日 (火)

【口蹄疫】Webにでない数字

ご冥福をお祈りします。

口蹄疫:宮崎県が種牛49頭の殺処分実施 「安平」を含む

 口蹄疫(こうていえき)問題で、宮崎県が殺処分の回避を国に要請していた県家畜改良事業団(同県高鍋町)の種牛49頭が31日、殺処分された。その中には種付けで約22万頭の子牛を生んだスーパー種牛「安平」も含まれていた。県保有の種牛は国の特例で同県西都市に避難しているエース級5頭だけとなり、宮崎牛の遺伝子生き残りに関係者は神経をとがらせている。

 同事業団で、肥育牛の感染疑いが確認されたのは5月16日。避難させたエース級種牛6頭のうち「忠富士」にも22日、感染疑いが発覚。県は、家畜伝染病予防法に基づき殺処分が決まっていた49頭の助命に動く。しかし、国はまん延防止が優先として殺処分を求め、主張は真っ向から対立した。

 県の助命要望を封じるかのように、鳩山由紀夫首相は26日、独立行政法人・家畜改良センターが保有する宮崎牛の血を引く種牛候補を譲ると表明。しかし県は「他県の血統が混じれば純粋な宮崎牛の血統だとは言えない」。種牛の改良には、優れた母牛も欠かせず、県は数十年の血統の流れを踏まえた改良を進めているからだ。

 こうした中、県は28日、49頭のうち1頭に口蹄疫特有の症状が見つかったと発表。県の万策も尽き、東国原英夫知事は49頭の殺処分を表明した。

 宮崎牛の遺伝子をつなぐ頼みの綱のエース級種牛5頭は、今も西都市内の山中に避難している。忠富士の感染から1週間の経過観察(5月28日現在)で陰性を確認。県は6月4日までその期間を延長した。

 「福之国(ふくのくに)」「勝平正(かつひらまさ)」など5頭は当初の簡易畜舎と同じ敷地内に建てた新しい畜舎に3頭、約500メートル離れた場所に建てた畜舎に2頭と分けられ、厳重な管理下に置かれている。

 県は今後、時間はかかっても、残された種牛・母牛候補で県独自に再生を図る方針だ。【石田宗久、小原擁】

毎日新聞 2010年5月31日 21時01分

こんな中、相次いで世論調査が発表される。

内閣支持、最低の17% 朝日新聞緊急世論調査

内閣支持20%--毎日新聞世論調査

「首相辞任を」過半数 世論調査、内閣支持率19%

 共同通信社が29、30両日実施した全国電話世論調査で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末決着を果たせなかった鳩山由紀夫首相の政治責任に関して「辞めるべきだ」が過半数の51・2%に上った。内閣支持率は20%台を割る19・1%まで続落。参院選比例代表投票先、政党支持率ともに自民党が民主党を政権交代後初めて上回った。普天間の県内移設を「評価しない」は66・1%、「評価する」は25・4%だった。

 首相は28日の記者会見で続投意欲を強調したが、政権運営は厳しさを増した。夏の参院選に向けて民主党内で「鳩山降ろし」が一気に広がる可能性も否めない。

 比例投票先は自民党が4月末の前回調査から1・0ポイント増の20・9%、民主党が3・5ポイント減の19・9%。政党支持率も自民党は3・2ポイント増の21・9%、民主党は3・6ポイント減の20・5%となった。内閣支持率は前回比1・6ポイント減。首相の続投支持は44・4%にとどまった。

 社民党の連立対応では「離脱すべきだ」が67・3%、残留論が21・6%。福島瑞穂党首の閣僚罷免に関し51・4%が「当然」とし「罷免すべきでなかった」は40・8%。

2010/05/30 19:10 【共同通信】

 普天間基地を巡る対応を受けて、各社一斉に世論調査を発表しました。しかしながら、肝心の口蹄疫に関する数字が何もありません。そして地元新聞の共同通信の配信記事を見れば、何故かWebにでない数字が。

201006010857000

 5月31日付福井新聞によると、29日30日の両日に行われた共同通信の世論調査において、政府による口蹄疫対応を「評価しない」58.7%となり、「評価する」32.2%を大きく上回ったようです。

 この結果は、赤松が不必要な外遊で口蹄疫発生から20日後になってやっと宮崎入りし“「全力で対応に当たる」”と言いながらも外遊については“「反省するところは全くない」”と言い放ち、更に、県が経過観察を要求していた種雄牛49頭の1頭に感染疑いが出れば“「だから早く殺せと言ってるのに」”と満面の笑顔で答えた等々、数々の失言で農家の神経を逆撫でし続けてきた経緯を考えば当然の事と言えます。

 また、隔離避難させられていたスーパー種雄牛6頭の内、1頭に口蹄疫感染疑いが出たことによって、殺処分が後回しにされていた残りの種雄牛49頭の助命を東国原知事が要請した事に対して、政府による初動が遅れた事を反省し、種の保存のためにこれを特例として受け入れるならばまだしも、対応の遅れと蔓延の責任を東国原知事に押し付けるためにこれを“法令違反”と断罪し、山田副大臣が執拗に“まん延防止が優先として殺処分を求め”、“県の助命要望を封じるかのように、鳩山由紀夫首相は26日、独立行政法人・家畜改良センターが保有する宮崎牛の血を引く種牛候補を譲ると表明”する等、政権ぐるみで責任転嫁するようなやり方に対する評価も、この結果に現れているのではないかと思います。

 農水省と語らって49頭の内の1頭に感染疑いが出た際、元々連絡義務など無いにもかかわらず、さも連絡をしなかった東国原知事に非があるかのようにコメントし、業界団体に圧力をかけて山田副大臣の代弁をさせるなど、なりふり構わない組織ぐるみの責任転嫁工作も不発に終わった感がありますが、政権発足当初の70%を超える支持率の時ならまだしも、度重なる虚言と失言で20%を割り込んだ現在の支持率では、鳩山内閣の言葉をその通りに受け止める有権者の方が少数派であることが如実に表れた結果であるとも言えます。

 鳩山首相は6月1日に宮崎を訪問する予定のようです。この結果を考慮すれば、ここで首相権限において赤松・山田を罷免し、代わりに種雄牛49頭の助命要請を受諾すれば政権浮揚策としてこの上なく効力を発揮したはずなのですが、その前日に種雄牛49頭が殺処分されてしまった今となっては時、既に遅し。沖縄訪問時と同じように、しらけた雰囲気に辟易し、そそくさと宮崎を後にするのがオチでしょう。

 さて、口蹄疫問題については、一般の方々よりも、Web利用者の方のほうが関心が高いように思いますが、共同通信がWeb配信において口蹄疫の結果を削り取った意図がさっぱり分かりません。

 公正中立を語る報道機関が、まさか政府に配慮して削り取ったとは思えません。ひょっとしたら、Web配信記事には素人の理解し得ない厳しい文字制限でもあるのかもしれませんね。

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