« いきなり躓く“脱小沢” | トップページ | 庶民派宰相? »

2010年6月 8日 (火)

早くも仲間割れの兆し

またか。

会期延長が争点=国民新と参院民主で綱引き-政府・民主

 菅政権にとって、国会の会期延長への対応が最初の試練だ。連立を組む国民新党は郵政改革法案の成立を求め、そのためには少なくとも16日までの会期を2週間程度は延長せざるを得ないとの見方が与党内には強い。これに対し、参院民主党には、延長せずに新政権への期待が高いうちに参院選を迎えるべきだとの声が広がっている。
 首相は8日の記者会見で、会期延長について「(民主党の)新しい幹事長、国対委員長の下、連立を組む他党とも議論した上で方向性を定めたい」と述べ、慎重に判断する考えを示した。これに先立ち、仙谷由人官房長官は首相官邸で樽床伸二国対委員長や輿石東参院議員会長と協議したが、結論は出なかった。
 参院選日程は、公職選挙法の規定で、会期を2日以上延長すれば当初予定されていた「24日公示、7月11日投開票」がずれ込む。2週間延長なら「7月8日公示、25日投開票」となる。
 国民新党は、今国会での郵政法案の成立を求める姿勢を崩していない。菅政権発足に合わせて、「郵政法案は速やかに成立を期す」との連立合意を確認。同党幹部は約束がほごにされれば「社民党と一緒に野党として民主党を攻撃する」連立離脱をちらつかせている。
 しかし、参院選の候補者は既に「7・11決戦」へ走り出しており、投開票日が延びれば経費などの面で負担が増す。延長すれば、野党に追及の機会を与えることにもなる。野党は8日の与野党国対委員長会談で、小沢一郎民主党前幹事長の国会招致などを要求した。
 何より、鳩山由紀夫前首相の退陣を機に、民主党への逆風はやんだ。参院側が「今すぐにでも選挙してほしい」というのは議員心理としては当然だ。同党の高嶋良充参院幹事長は記者会見で「7月11日を動かすのは非常に厳しい状況がある」と延長論をけん制した。
 民主党執行部内では、参院側と国民新党の双方の要望を満たすため、郵政法案を会期内に強行採決する案も取りざたされている。ただ、新政権のイメージが傷つくのは避けられない。選挙結果に影響する可能性もあり、首相は難しい判断を迫られる。

(2010/06/08-20:37)時事通信

 菅直人新首相は国会延長について、“「(民主党の)新しい幹事長、国対委員長の下、連立を組む他党とも議論した上で方向性を定めたい」”と述べ、これを受けた“仙谷由人官房長官は首相官邸で樽床伸二国対委員長や輿石東参院議員会長と協議”したようですが不調に終わり、結論はでなかったようです。

 このように簡単に結論が出ない背景には、民主党内に会期延長を目論む菅直人首相や枝野幹事長、仙谷官房長官ら“脱小沢派”と、直ぐにでも選挙に突入したい樽床国対委員長や輿石参院議員会長ら“小沢派”という2つの対立軸が原因として存在することは明らかです。

 発足したばかりの菅直人新政権にいきなりの試練となりますが、これが鳩山政権崩壊の切欠となった連立絡みと来れば、嫌が応にも慎重にならざるを得ません。

 さて、肝心の小沢氏の意向としては、“参院側と国民新党の双方の要望を満たすため、郵政法案を会期内に強行採決する案”が一番近い物と考えられます。

 しかしながら、強行採決をすれば、“新政権のイメージが傷つくのは避けられない”上に、“郵政選挙”とまで呼ばれた前々回の衆院選挙の結果によって成された郵政民営化がロクに議論もされることなく、数の論理で押し切られる事態となってしまうわけで、そうなれば次の参院選が2回目の“郵政選挙”としての信任投票となり、“選挙結果に影響する可能性”も出てきます

 現在は“ご祝儀”と言っていいほどの高支持率といえども、ここで党内融和を優先することで、菅直人新首相が掲げる“脱小沢”と“リーダーシップ”が看板倒れであることが露呈すれば、今は期待感だけで成り立っている根拠のない高支持率も、参院選まで持たずに急落してしまうことも十分考えられます。

 その上、あれだけの無能首相の後を受けた菅直人新政権には問題が山積し、その全てが対応を間違えれば致命傷になるものばかりとくれば、ここでどのような判断をしようとも、その前途は多難なものとなることは間違いありません。

 先ずはお手並み拝見といったところですかね。

先ずはお手並み拝見と思う方はクリック!(人気ブログランキングへ)

人気ブログランキングへ

|

« いきなり躓く“脱小沢” | トップページ | 庶民派宰相? »

時事通信」カテゴリの記事

参院選挙」カテゴリの記事

菅直人」カテゴリの記事

コメント

消えたい内閣☆管違い総理=不正直人

投稿: | 2010年6月 9日 (水) 00時43分

菅総理や千葉法務相地震もシン・ガンス問題を抱えていますし、原口氏総務相などは、叩けばホコリが舞うと指摘されています。
山田農水相は、口蹄疫対策の初動の遅れや、無闇な種牛殺しを叫んだ罪があります。

加えて、新たに新閣僚の不祥事が浮かび上がっています。


国家戦略相、事務所実態ないのに4222万計上
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100609-OYT1T00052.htm?from=top

投稿: | 2010年6月 9日 (水) 12時21分

蓮舫氏は北京大学への留学経験が有る一方、台湾出身で、親戚が台湾の民進党である事や、自身が李登輝氏に面会した事から、中国では複雑な受け取られ方をしているようです。

NHKが昨日、「2位じゃダメなんですか?」という良くない印象の映像を繰り返し流していたようですし、「中国が期待」という記事が反乱しているので、彼女も、“国際政治の複雑な駆け引き”に巻き込まれて消されてしまう可能性が有ります。

「バナナ娘」蓮舫が大臣に…台湾で大々的報道
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100608-OYT1T00957.htm

蓮舫氏は「台湾独立派」?日本初の中国系閣僚誕生にも冷ややかなネットユーザー―中国
http://news.livedoor.com/article/detail/4814410/

投稿: | 2010年6月 9日 (水) 15時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 早くも仲間割れの兆し:

» 菅政権と国民新党 [普通のおっさんの溜め息]
[菅政権が抱える問題] 管政権が発足。 (今日からカテゴリーに菅内閣を追加しましたが、果たしてどこまで続くのでしいょう。か) 各社の世論調査では60%を越す支持率を得ています。 報道では菅内閣の抱える問題は普天間基地問題、参院選後の小沢さんとそのグループの巻き返しと短期的には連立を組む国民新党の一枚看板の郵政改革の今国会での法案成立の問題を並べています。 普天間基地問題は鳩山さんの大チョンボで、菅政権の足元を揺るがすかもしれない難しい対応を迫られ、しかも日米合意で8月までに何らかの具体的方針を出さね... [続きを読む]

受信: 2010年6月 9日 (水) 22時54分

« いきなり躓く“脱小沢” | トップページ | 庶民派宰相? »