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2010年5月28日 (金)

口蹄疫特措法が成立

口蹄疫特措法が成立

口蹄疫特措法きょう成立 支援強化、国の責任明記

本県の口蹄疫問題に関連し、国による家畜の強制殺処分を可能にすることや農家への経営支援策の強化を盛り込んだ口蹄疫対策特別措置法案が27日午後、衆院本会議で可決された。28日にも参院本会議で可決され成立する見通し。

 特措法は、通常の措置では口蹄疫のまん延防止が困難などとして農相が指定した地域内では、感染が疑われていない家畜でも都道府県知事や農相が殺処分を指示や実施できるとした。

 一方、これまで農家が行うとされてきた埋却について、国が必要な人員や土地を確保すると定め、国の責任も明確にした。処分や埋却の費用は国が全額負担する

 殺処分で損害を受けた農家に対し、家畜の生産費も含めて国が補償することや、地域経済再建のための基金を設けることも定めている。

2010年5月28日 宮崎日日新聞

口ではこういってますが殺る気満々でしょうね。

「農家の理解が強制処分の前提」農水副大臣

 宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫」問題で、政府の現地対策本部長を務める山田正彦・農林水産副大臣は27日午前、県庁で記者会見し、家畜へのワクチン接種と殺処分を強制的に実施できることなどを盛り込んだ特別措置法案について、「殺処分にあたっては十分に補償し、理解を求めていく」と述べ、あくまで農家の理解を前提に進める考えを示した。

 山田副大臣は、埋却地を強権的に確保することで感染拡大を防ぐことが、特措法の意義だと強調した。

 県が殺処分の回避を求めている種牛49頭については、「特措法が成立しなくても、家畜伝染病予防法で『ただちに処分』となっており、今まで処分してこなかった方がおかしい。法令違反だ」と述べ、家伝法に基づいて殺処分を求める姿勢を改めて表明した。

 農家の間では、処分すれば種牛がいなくなる懸念が広がっているが、副大臣は「国の家畜改良センターには(宮崎の種牛の)孫もいるし、いい種牛を提供できる用意はできている」と述べた。

(2010年5月27日16時49分 読売新聞)

この状況は

未処分7万頭のまま推移 口蹄疫、感染拡大で追いつかず

 宮崎県で発生した家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の問題で、感染の疑われる牛や豚などが見つかった農場で殺処分対象になった家畜のうち、未処分の家畜が5月中旬以降、7万頭前後から減っていないことがわかった。ウイルスは生きている家畜の体内で増殖する。処分が遅れれば、さらに感染が拡大するおそれもある。

 農林水産省の資料をもとに集計した。未処分家畜は、感染拡大で殺処分対象が爆発的に増えた5月初めまで急速に増加。その後は埋却までの一連の防疫措置が進み、急増には歯止めがかかった。しかし、新たな感染に伴って殺処分対象が増え、未処分家畜の数は5万頭台から8万頭台の間を行き来しており、いまのところ減少に転じる気配はみられない

 家畜伝染病予防法では、口蹄疫の感染が疑われる家畜が出た農場の家畜はただちに全頭を殺処分するとしている。ウイルスは感染力が強く、殺処分が進まなければ発生地域の総ウイルス量は減らず、感染拡大を止められない。

2010年5月27日16時15分 朝日新聞

誰が作り出したのか。

口蹄疫の殺処分、全国から獣医が宮崎入り なお応援要請

 口蹄疫の現場では、獣医師たちが懸命に殺処分などの防疫作業に当たっている。殺処分対象の牛や豚は約28万頭。県内だけでは手が足りず、農林水産省は各都道府県の家畜保健衛生所などに応援を要請。全国から約200人の獣医師が宮崎入りしている。

 全国では約3万5千人が獣医師として届け出ているが、このうち牛や豚など「産業動物」を扱っているのは4千人程度。殺処分は薬物注射や電気ショックで行われるが、注射では静脈を探り当てることなど、経験が求められる。

 ワクチン接種を伴わない殺処分の対象約13万6千頭のうち、22日までに終わったのは約7万5千頭。並行して実施しているワクチン接種は、2日間で約7万頭分終えた。ただ、いずれ殺処分が必要で、同省は「牛や豚を扱い慣れている獣医師はぜひボランティアでも参加して欲しい」としている。

 このほか、作業の際に牛や豚を押さえておく補助員などとして県職員ら150人以上が動員されているほか、約180人の自衛隊員が牛や豚を埋める作業に当たる。作業は長期にわたり、保健所などには県職員らから「眠れない」「息苦しくなる」などの相談が寄せられているという。(大谷聡)

2010年5月27時6時34分 朝日新聞

 <今までのまとめ>

 種雄牛49頭について、家伝法では“疑似患畜”は“即処分”ですが、優先順位的に“一般農家>県”、“豚>牛”であるため、殺処分処理能力と埋没場所の確保の関係で“疑似患畜”とされた種雄牛49頭が口蹄疫を発症せずに生き残ってしまった(不作為)。

 山田はこの状況を“法令違反”と主張し、この種雄牛49頭について“口蹄疫ウィルスをまき散らしている”とまで言い放ち、埋設場所と人員不足の関係で順番待ち状態となっている既に感染した牛や、牛よりも5000倍の感染力を持つ豚を差し置いて、すぐに“殺処分”せよと命令した。

 しかし、東国原知事は上記の状況を説明し、国に経過観察を提案。10日を過ぎても発症していないことを理由に国に特別措置(殺処分回避)を要請した。

 この状況は“法令違反”というよりは“法の不作為”というべきものであり、山田副大臣に“殺処分”の強制力はないため、事態は膠着状態に陥り、このまま口蹄疫が終結してしまえば種雄牛49頭が生き残る可能性も出てきた。

 そこで昨日、直ちにぶっ殺す為に民主党が特別措置法の殺処分の条件に、“感染が疑われていない家畜でも都道府県知事や(知事が従わない場合に)農相が殺処分を指示や実施できる”項目を、“これまで農家が行うとされてきた埋却について、国が必要な人員や土地を確保すると定め、国の責任も明確”にし、“処分や埋却の費用は国が全額負担する”ことを明記した特措法成立のバーターとして付け加えた。←いまココ

 しかしですよ、何ですかね、朝日新聞の記事を見ても分かるように、もう口蹄疫の蔓延は誰が見ても明らかに一自治体の対応出来る範囲を遥かに超えています。

 それにも関わらず、民主党が今までやってきたことといえば、県の要請をことごとく無視し、赤松の外遊後にカネを出すことと獣医師を100人から200人に増やすことと、半径10キロ以内のワクチン接種して皆殺しにする方針を立て、山田副大臣を送り込んで種雄牛49頭を殺せと命令したぐらいしかありません。

 埋設場所の確保も県、牛や豚を押さえておく補助員も県、自衛隊に災害派遣を要請するのも県(これは自衛隊のHPで確認できます)、手が回らなくて蔓延が止まらなくなった責任も県…etc。何でもかんでも県がやり、民主党はまるで傍観者のようです。

 そして、頃合いを見計らって助けることをバーターに宮崎県の畜産の象徴である種雄牛49頭の殺処分を要求した訳で。

 これでは、民主党は宮崎の畜産を壊滅させるためにやっていると言われてもしょうがありません。宮崎県の畜産関係者の民主党に対する不信感は極限に達し、自民党時代には感じなかったある種の恐怖感をも抱きつつあることは、容易に推測できます。

 すべからく世の中の独裁者は、圧倒的支持を得るまでは民衆に媚び諂いますが、絶対的権力を握った途端、今度は恐怖によって抑えつけようとするものです。

 今回の赤松口蹄疫事件は、民主党がその本質を露にした最初の事件として記憶されることになるでしょう。

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まだ間に合うはず。

種雄牛をなんとか守りたい(署名)、口蹄疫撲滅へ(農業への道、牛飼いへの道様より)

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皆様方、どうかご協力お願いします。

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コメント

種牛49頭のうち2頭に感染が確認されたようです。

種牛の周辺を中心に被害が広がっている件をもって、誰かが「テロ」を疑っていましたが、国連の専門家チームを早期に入国させた方がよいのではないでしょうか?

http://twitter.com/higashitiji/status/14879686149

>とうとう49頭の内の2頭に症状が出た。49頭は殺処分である。愕然とした。ショックである。何と言っていいか分からない。

投稿: | 2010年5月28日 (金) 12時48分

もはや誰かが歩き回ってウイルスをばら撒いているとしか・・・

種牛2頭で口蹄疫の疑い=宮崎県、49頭を殺処分へ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010052800414

投稿: | 2010年5月28日 (金) 13時06分

家畜改良事業団の警備の甘い肥育牛から口蹄疫が出て、種雄牛とは管理が別にも関わらず強引に疑似患畜として殺処分を命じたり、スーパー種雄牛の特例での移動をやっと認めたと思ったら、今度はスーパーエースの忠富士にピンポイントに感染したり、今度は山田が“ウィルスをばらまいている”という発言を下と思ったら、本当に感染していたり、その感染の報告を聞いた赤松が、満面の笑みで“早く殺せって”言ったりで、まぁ、本当になにかやってんじゃないかと思わざるをえない展開になってきました。
悪の栄えたためしなし。いつの日か必ず、この精算をする日が来るでしょう。
失われた物はもう戻ってきませんが。

投稿: takayuu@管理人 | 2010年5月28日 (金) 20時09分

いろんなところを見ていると、いかにも壊滅させたいとか、根回しで種牛まで感染させた、などなど見受けますが、実際のところはわかりませんが、、、
そんなことよりも、この口蹄疫問題についても、行政側の人間のエゴがぶつかり合い、一人歩きし、
現場の牛や豚たちの生き物たる命の尊厳や殺される恐怖や苦痛の気持ち、畜産家たちの辛い思い(感染してなくても容赦なく殺処分、我が子同然の牛や豚を、目の前で殺処分に立会うやりきれない悲しさ、怒り、ショック、また処分後も埋却場所がなくブルーシートでかぶされる光景、ワクチンを打たれ、今日か明日かと殺処分を待つ、生きた心地もしない)そのものが、すごく軽んじられてるような気がしてなりません。その凄惨さを知らせたくても、もみ消されたとも週刊誌に載っていました。
本当に嘆かわしいです。
いくら感染力が強いからといっても、疑わしきは全て殺処分っていうのも、悲しいですね。
殺処分の方法についても、いくら効率、スピード重視でも、できるだけ苦痛のない方法で統一してほしいものです。電気ショックなんて、苦痛、断末魔の悲鳴ですから。。

投稿: momo | 2010年5月29日 (土) 01時17分

いやはや、あきれたね
殺処分、埋却処置しないと防止出来ないほど感染力は強力
今日現在でも、まだ感染は止まっていない
一刻も早く処置が最優先
保障問題は後でも良いと思う
牛や豚が殺処分はかわいそうとか、変でしょう?
種牛は大事に育てたからかわいそうで、肉に加工される牛豚は食料だから殺しても、かわいそうじゃ無いって発想?
種牛、母牛意外は全て殺されて食われてしまう運命にある
私の田舎も肉牛を飼育しているが、出荷する時、かわいそうになるので、出来るだけ感情移入はしない様にしている
それでも、出荷される時、牛は分かるらしく鳴きながらトラックに乗るのを抵抗する
その後、私たちも数日間、憂鬱になります
とにかく、感染範囲をこれ以上広げないようにして、殺処分する牛豚を増やさないようにする事が重要だし、これ以上被害あう畜産農家を増やしてはなりません
感情論でとやかく言うのはやめてくれ

投稿: りゅう | 2010年5月30日 (日) 18時42分

ちょいと引用させてもらいます
<民主党が今までやってきたことといえば、県の要請をことごとく無視し、赤松の外遊後にカネを出すことと獣医師を100人から200人に増やすことと、半径10キロ以内のワクチン接種して皆殺しにする方針を立て、山田副大臣を送り込んで種雄牛49頭を殺せと命令したぐらいしかありません。

 埋設場所の確保も県、牛や豚を押さえておく補助員も県、自衛隊に災害派遣を要請するのも県(これは自衛隊の HPで確認できます)、手が回らなくて蔓延が止まらなくなった責任も県…etc。何でもかんでも県がやり、民主党はまるで傍観者のようです。>

と書いてあるが・・
民主党に何を期待しているのか?
何が出来ると思っているのか?
民主党議員が大挙して旗でも持って頑張れ~とか、応援したら貴方たちは喜ぶのか?
はたまた、殺処分の補助や、右も左も分からない土地で埋却する土地を探して、近隣住民に説明して理解を求める手伝いをすれば喜ぶのか?
現実的に無理な注文で、かえって足手間問にいなって対応で処分を遅らせる事になる
地の利に詳しい地元の町村に依頼するしか無いと思う、実際に宮崎県がやっている事は町村役場、農協などに協力要請している
やっている事に大差は無いんだよ
町村に押し付けているのを、対応を依頼したと言っているだけで、やっている事は同じなんですよ
お互いに出来る事をやっているんですよ

もしかして、貴方は自民党ならこんな事態になっては、いないと?
思っているのですか?
自民党の議員が応援とか手伝いとかしてますか?

感情論でとやかく言うのはやめてくれ

投稿: りゅう | 2010年5月30日 (日) 19時19分

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