若林議員の代理投票
お馬鹿ですねぇ。
参院本会議での採決で欠席していた同僚議員の投票ボタンを押した自民党の若林正俊元農水相の行為は、民主主義の根幹にかかわる前代未聞の不祥事と言える。
間接民主制の下では、有権者から選挙で選ばれた議員が国会・地方議会を構成し、そこで法律や条例を制定する。選挙の際、各候補者の主義、主張とともに日常の政治活動は、有権者にとって重要な判断材料の一つだ。仮に、選挙で他人になりすまし投票すれば、公職選挙法違反に当たる。その意味で、若林氏の行為は、有権者を冒涜(ぼうとく)するもので、断じて許されない。
そもそも、偽装投票が可能となった背景には、「押しボタン方式」がある。賛否を明らかにした木札を投じる「記名投票」や賛成の場合は議席で立ち上がる「起立採決」などに加え、1998年の通常国会から導入された参院独自の採決方法だ。結果が速やかに判明するため議事運営が効率化することや、「起立採決」に比べて個々の賛否がより明確になり、有権者が政治家を選ぶ際の判断に資するなどの理由から取り入れられた。若林氏の行為は、「良識の府」を標ぼうする参院の権威も大きく傷つけた。(2010/04/02-13:04)時事通信
ボタンをつい押してしまうと言う若林氏の行動も信じられないことですが、採決の際に欠席してしまう青木氏の行動も理解できません。
そして、その根底にあるのは“「良識の府」を標ぼう”するはずの参議院の議会運営における緊張感の無さです。
芸能人やプロレスラーなどのタレントや利権を追求する事だけに熱心な議員であふれ、ただボタンを押すだけで議員が務まるような参議院はもういらないですね。
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コメント
この若林と言う老害議員も、青木という老害議員も、7月の選挙で自民党がどうしたら勝てるかと、必死の努力などしていなかったと思います。
これでは、どれだけ民主党がとんでもない事をやっても、自民党に支持が戻ることは有りません。
こんなのが赤城氏の後農水相をやり、叩かれもせず勤め上げていたんですよね。
麻生さんに投票するのが嫌だとダダをこねた奴らが、首相にと投票したのが此の人だったなんてお笑いです。
投稿: 八目山人 | 2010年4月 2日 (金) 18時33分