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2010年2月 7日 (日)

小沢氏不起訴に関する妄想

 以前、小沢氏不起訴という妄想エントリーにおいて、この小沢氏を告発した“真実を求める会”について、“任意聴取直前に”“都合良く告発され”と書きましたが、よくよく考えてみれば、どちらにとって“都合が良い”かといえば、どう考えても検察側ですよね。

 “市民団体”という第三者によって小沢氏が任意聴取直前に都合良く告発されたことにより、東京地検は1月23日の聴取において小沢氏から被疑者聴取を取ることに成功し、結果として1月31日の聴取で“4億円”の“個人資金”が“故人資金”に代わるという供述を被疑者聴取として小沢氏から引き出すことに成功しました。

 この被疑者聴取の意味ですが、東京地検は既に、石川容疑者の政治資金規正法違反の公判の中でこの“4億円”の原資に裏献金が含まれるか否かという情状面で争う姿勢を見せており、裏献金受領を否定する石川容疑者と公判において全面的に対立する見通しとなっています。

 その公判において、この原資について、検察側が被疑者聴取で作成した小沢氏署名入りの調書を証拠として採用すれば、小沢氏本人を証人として出廷させることが可能となる訳で。

 そこで妄想に入るわけですが、東京地検は小沢氏の立件の可否について、検察上層部との対立により、1月13日の一斉家宅捜索の際に、小沢氏の自宅と議員会館事務所に入ることが出来なかった時点で既に決するものがあったんではないかと。

 そこで“4億円”の原資に対する小沢氏への捜査を維持するために“市民団体”という第三者の告発を利用し、証拠採用出来る被疑者聴取として調書を取ったのではないかと。そう思うわけで。

 今回、東京地検は上層部の政治的判断によって小沢氏本人の起訴こそは逃がしましたが、石川容疑者を始め、3人の元秘書の起訴は成し遂げました。これを世間一般的な常識から見れば、小沢氏の元秘書3人がクロで、小沢氏だけシロとは普通考えません。

 更に、検察側の追求が不明資金4億円へ集中し、その“原資”に関する説明を小沢氏が二転三転させ、更に被疑者聴取で供述した内容すら翻し、“個人資金”の前提を崩しこれを“故人資金”とした現実を目の当たりにしたことで、この“原資”に対する疑惑をますます深める結果となっています。そしてそれは、各社が不起訴後に実施した各種世論調査でも如実に現れています。

 今回の結果は、ある意味、民主党にとっては最悪です。小沢氏が不起訴となったことでその影響力を排除することができず、実際に起訴された石川議員ですら小沢氏の意向で辞任はおろか離党すら勧告できない状況となり、批判の矛先が小沢氏に留まらず民主党の自浄能力そのものに疑問符が付く展開となっているからです。

 現在の小沢氏の絶大なる権力は、自ら作り上げた“与党幹事長”という“権力機構”に在ることで維持されています。

 検察庁の上級官僚すら動かすこの“権力機構”に政治的に対抗し、この“与党幹事長”を起訴ようとすれば、世論を動かして先ずは小沢氏をこの権力の座から引きずり下ろすしか手がありません。

 今回の不起訴は、その前段階と考えれば検察にとってみれば既に織り込み済みなのではないでしょうか。その後の世論の動向を見れば、ほぼ思惑通りに進んでいると見て良いのではないかと思います。もちろん、あくまでも妄想の範囲内ですがね。

 事実は、いずれ小沢氏が幹事長を辞任したときに判るでしょう。

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