朝日新聞のジレンマ
何言ってんだか。
参院予算委員会の初日となった26日、野党側は衆院に続いて鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題を攻めた。だが、一連の事件について有力な追及材料を示すことはなく、早くも手詰まり感が漂った。
「秘書の責任追及はどうするのか」。自民党の西田昌司氏は首相に対し、偽装献金事件で起訴された2人の元秘書の処遇をただした。首相は、元公設第1秘書は解雇したが、元政策秘書は「有能な人材なので私設秘書として働いてもらっている」と答弁。西田氏は「反省していない」と迫ったが、首相は「強く反省している」と突っぱねた。
小沢氏側の事件をめぐっては、さらに困難を極めた。参考人招致を求めても、民主党が応じる気配はない。問いただすべき小沢氏がいない中、土地取引問題の詳細を執拗(しつよう)に追及するあまり、簗瀬進委員長から「答弁者がここにいないので節度を心得て」とクギを刺される場面もあった。
質問に腐心する野党が繰り出したのが「小沢氏の問題をどう思うか」という質問だ。
改革クラブの荒井広幸氏は閣僚席に座る歴代の民主党代表に対し、資金管理団体による不動産所有は「国民目線の民主党から見て異常か」と質問。首相は「なかなか他の議員では(同様のことは)難しい」、菅直人副総理と岡田克也外相は「首相と同じ」と答えるにとどめたが、前原誠司国土交通相は「政治資金で不動産を買うべきではない」と厳しい姿勢を示した。
一方、自民党の舛添要一氏は「政治とカネ」の問題をめぐる今後の対応を首相に質問した。自民党は企業献金に依存しているが、舛添氏は「企業・団体・労組の献金を禁止し(税金による)政党助成金のみで政治を」と迫った。これに対し、首相は「政党助成金を増やすより政治への信頼回復が先という議論があり容易ではないと思うが、各党で議論を」とかわした。
2010年1月27日7時30分 朝日新聞
鳩山首相はもはやサンドバック状態。ノーガードで殴られています。
26日に始まった参院予算委員会の論戦は、衆院に続き「政治とカネ」が中心テーマとなった。野党は鳩山首相の偽装献金事件を取り上げつつ、首相の個人資産の内容まで細かく追及。ヤジで騒然とする中、審議中断は十数回に及んだ。 この日質問に立った野党議員のうち、自民党の舛添要一氏、西田昌司氏、森雅子氏、改革クラブの荒井広幸氏が「政治とカネ」の問題をただした。
「首相の田園調布の自宅は10年以上登記されていなかった。なぜか」
西田氏は首相の個人資産を調べあげたうえで、「カネにルーズな首相」を印象づける作戦に出た。不意を突かれた首相は、「よく調べていただいて」「調べてみます」としどろもどろに。
西田氏はまた、首相が事件で略式起訴された元政策秘書を私設秘書として雇い続けている点を追及。「有能な人材だ」とかばう首相を、「あなた自身が反省していないことを証明している」と突き上げた。
自民党は、政府参考人として出席した官僚の答弁を巧みに活用。西田氏が「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書をただちに修正するよう求めたのに対し、首相は「すべての資料が検察にある」と拒んだ。しかし、西田氏は、法務省刑事局長から「請求があれば、(資料の)仮還付(仮返還)は可能」との答弁を引き出し、「事実を話す責務を果たせ」とたたみかけた。
首相は事件について「検察の捜査で解明された」として決着済みだとの立場だが、この日の野党の根掘り葉掘りの追及には、たびたびむっとした表情を浮かべた。保有していた株式の一覧表を開示するよう食い下がった森氏に、「あなただけご覧に入れてもいい」と約束してしまい、周囲を慌てさせる場面もあった。
改革クラブの荒井氏は、小沢民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件を取り上げ、主要閣僚を次々と指名して資金管理団体が資産購入することの是非を質問。前原国土交通相から「政治資金で不動産を買うべきではないと思う」との答弁を引き出した。
(2010年1月27日01時16分 読売新聞)
朝日新聞は“一連の事件について有力な追及材料を示すことはなく、早くも手詰まり感が漂った”と評価したようですが、現実はずいぶん違うようですね。
とりあえず、“「首相の田園調布の自宅は10年以上登記されていなかった。なぜか」”とは初耳です。鳩山首相に所有権が移っていないならば、10年間分の固定資産税はいったい誰が払っていたんでしょうかね。またお母様ですか?
“元政策秘書は「有能な人材なので私設秘書として働いてもらっている」と答弁。西田氏は「反省していない」と迫ったが、首相は「強く反省している」と突っぱねた”って何なんですかね。“秘書が勝手にしたこと”を認めて有罪になった元公設秘書を引き続き私設秘書として働かせておいて、“「強く反省している」”もクソも無いでしょう。これでは議論が成り立ちません。
また、“「すべての資料が検察にある」”という鳩山首相得意の“必殺都合の悪いことは検察任せ”に対して、“法務省刑事局長から「請求があれば、(資料の)仮還付(仮返還)は可能」との答弁を引き出し、「事実を話す責務を果たせ」とたたみかけた”とは傑作です。鳩山首相もこれでよく立っていられますね。
そして最高傑作は、“保有していた株式の一覧表を開示”するよう求めた森氏に対して、“「あなただけご覧に入れてもいい」”と言っちゃった上に、実際見せてしまう寸前まで行ったことです。
そんなリスト見せてしまったら、全てが細かくチェックされて、また“生前贈与”で突っ込まれてしまいます。ただ一人の忠臣、平野官房長官が辛くも阻止しなければ、これで鳩山首相は終了でした。残念。
最後に、“「企業・団体・労組の献金を禁止し(税金による)政党助成金のみで政治を」”という桝添氏の質問に対して、鳩山首相は“「政党助成金を増やすより政治への信頼回復が先という議論があり容易ではないと思うが、各党で議論を」”と答弁したようですが、そもそも、企業・団体献金の禁止は、民主党の“政治改革推進本部総会”において採択された政治公約です。
それを“政治への信頼回復が先という議論があり容易ではない”とはおかしな話です。“各党で議論を”とは言いますが、総選挙において、国会の過半数を遙かに超える議席を得た民主党がこれを主導しなくて一体誰がやるのでしょうか。
通常国会における鳩山首相の国会答弁は、その場しのぎの場当たり的な発言ばかりです。酷いものになると、“秘書の責任は国会議員の責任”を事実上撤回した答弁のように、従来の発言を180度転換したものまであります。
“一連の事件について有力な追及材料を示すことはなく、早くも手詰まり感が漂った”とは言いますが、現在はこの場当たり的な発言ひとつひとつの言質を取り、生ぬるく締め上げている最中です。この締め付けは参院選直前に最高潮に達し、鳩山内閣を息もできないくらいに締め上げる事になるでしょう。
しかしながら、この匙加減は難しいところです。あまりにも早く締め上げすぎて鳩山内閣が瀕死状態に陥り、その反動で自民党支持率が上がってしまえば、与野党逆転を嫌うマスコミから自民党が再び袋だたきに遭うことは確実です。何故ならマスコミは、常に権力に近い方を反射的に叩くからです。
そしてそれが、朝日新聞などのサヨクマスコミが野党から成り上がった民主党を叩き切れず、対抗勢力である野党に成り下がった自民党を持ち上げきれないジレンマの正体なのです。
とにかく、今は民主党に普天間移設問題などの実績?を積み上げさせながら、生ぬるく見守っていくのが一番ですね。
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コメント
予算委員会を見ましたが、読売新聞の記事でもまだ生ぬるいです。サンドバック状態どころか、サンドバックが破れかけています。民主党の議員がこれだけ無能とは、予想の遥か斜め上を行きます。この予算委員会の放送を見て、民主党をいまだ支持できる人は、頭の中に「脳」がありません。
投稿: 友愛通信 | 2010年1月27日 (水) 20時10分
なんて言うか、民主党議員の答弁は、テレビ向けに議論ぶった切りで関係のないことを、さも当然のように言っているようにしか見えません。
未だに民主党を支持できる人は、そういった編集されたニュースしか見ない人なのでしょう。
投稿: | 2010年1月27日 (水) 20時46分
なんで、こんな、つまんないブログが、ランキングの上位にこれるんだか? ここのランキング、おかしくないかな?
投稿: 一般市民A | 2010年1月31日 (日) 23時49分
昔は4位だったので、相応なんじゃないですかね。
まぁ、その頃から続けてらっしゃるのは50位以内では、もう五分の一程になってしまいましたが。
投稿: takayuu | 2010年2月 1日 (月) 17時01分