自民の迷走
何やってんだか
自民党の谷垣禎一総裁は10日午後の記者会見で、西松建設の政治資金規正法違反事件で政策秘書が略式起訴された二階俊博選対局長について「二階氏側が(献金を)要請したものではないと大島理森幹事長から報告があった。選挙の実務を処理することと、今問題になっていることとは別だ」と述べ、処分は必要ないとの考えを示した。また「党としての調査は現時点では考えてない」とも語った。
党内では、鳩山由紀夫首相や民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」をめぐる問題を追及するためにも、二階氏を処分すべきだとの声が少なくない。同日の町村派の会合でも「二階氏が役職にとどまると、首相の偽装献金問題の追及もしづらいから辞めてほしい」との意見が出た。(2009/12/10-16:59)時事通信
老害復活か
自民党の谷垣禎一総裁は10日の記者会見で、先の衆院選で落選した山崎拓前副総裁の参院選比例代表への擁立について「比例で出てくれないかとプールしている方がかなりの数いる。その1人として今後、議論していく」と述べ、検討していることを明らかにした。
山崎氏は参院比例代表の出馬要件である「70歳定年制」に抵触しており、党内には異論も少なくない。谷垣氏は「年齢は大きな判断要素。あまりゆるゆるになったら、原則といえなくなる」と述べ、党内状況などを見極めて最終的に判断する考えを示した。(2009/12/10-19:10)時事通信
あの小沢氏でさえ西松建設の献金問題による秘書逮捕で代表辞任したんだから、二階氏が選対に留まるという選択肢はありえないですよね。(まぁ、今となってはあの辞任は完全に失敗でしたが)。
さらに、来夏の参院選比例代表へ老害復活も選択肢に入れるなんてあらぬ誤解を招くだけです。
二階氏は小沢氏の愛弟子であり、その手の内も知り尽くしているから選対に適任だという考え方なのでしょうが、今の絶望的な状況を考えれば、少々手の内を知り尽くしているからと言って、来夏の参院選で自民党が民主党に勝利するなんてことは考えられません。
もし、自民党が民主党に勝利しようと思うならば、1月からの通常国会でマリオネット鳩山由紀夫氏を辞任に追い込み、更に後に控えるカンガンス菅直人氏、サイボーグ岡田卓也氏という傀儡を撃破し、来夏の参院選前に小沢一郎氏というラスボスにたどりつけなければ勝利は覚束ないでしょう。
そう考えれば、今、二階氏を温存してその攻撃の手を緩めるという愚策は取るべきではないですね。
しかしながら、着々と地盤を固める小沢民主党に対して、谷垣自民党の迷走ぶりは目に余るものがあります。この状況を打破するためには、もはや自民党には期待できず、第三極の登場を期待するしか手はないのかもしれませんね。
| 固定リンク
「国内政治」カテゴリの記事
- 瑞穂が竜馬を口寄せ(2010.05.03)
- 普天間先送りの元凶(2010.02.19)
- 【瑞穂は】幼稚な党首【小学生】(2009.12.17)
- 自民の迷走(2009.12.11)
- 誤算はチャンス(2009.12.08)
「時事通信」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント