民主党の騙まし討ち【漢方】
また騙まし討ちか
政府の行政刷新会議の事業仕分けで医師が処方する医療用漢方薬を「公的医療保険の適用外」とする方向で結論を出したことについて日本東洋医学会(寺沢捷年(かつとし)会長)が4万人以上の反対署名を厚生労働省に提出することが28日、分かった。保険外になれば医療用漢方薬を病院で処方することができなくなるためで、製薬業界も「漢方医学の現状を知らない人の議論だ」と反発を強めている。
「公的医療保険の対象として湿布薬、うがい薬、漢方薬など薬局で市販されるものまで含めるべきか。見直すべきではないか」
今月11日の行政刷新会議に提出された、財務省の論点ペーパーに沿って行われた議論の結果、市販類似薬は「保険外」の判定となった。市販類似薬の範囲については「議論が必要」と結論を先送りしたものの、漢方薬が「保険外」となれば医師の処方はできなくなる。保険診療と保険外診療を併用する混合診療は、原則禁止だからだ。
判定について、日本東洋医学会の寺沢会長は「重要な治療手段となった漢方薬を医師の手からもぎ取る暴挙。民主党のマニフェスト(政権公約)には『漢方を推進する』と書かれており、国民に対する裏切り行為だ」と指摘。同学会が24日からホームページ上で反対署名を募ったところ、27日までに4万人の署名が集まった。30日にいったん締め切り、12月1日に厚労省に提出する予定だ。製薬会社、ツムラの芳井順一社長も12日の決算説明会で「漢方医学の現状を知らない人の議論だ」と批判した。
日本漢方生薬製剤協会が平成20年11月に行った調査によると、医師の約8割が「西洋薬で効果のなかった症例で漢方薬が有効」などの理由で、漢方薬を処方した経験があるという。
2009.11.28 23:59 産経新聞
“「重要な治療手段となった漢方薬を医師の手からもぎ取る暴挙。民主党のマニフェスト(政権公約)には『漢方を推進する』と書かれており、国民に対する裏切り行為だ」”とあるとおり、民主党はマニフェストに記載した医療政策の<詳細版>において、
統合医療の確立ならびに推進
漢方、健康補助食品やハーブ療法、食餌療法、あんま・マッサージ・指圧、鍼灸、柔道整復、音楽療法といった相補・代替医療について、予防の観点から、統合医療として科学的根拠を確立します。アジアの東玄関という地理的要件を活かし、日本の特色ある医療を推進するため、専門的な医療従事者の養成を図るとともに、調査・研究の機関の設置を検討します。
としています。
もともと民主党のマニフェストは、“「西洋薬で効果のなかった症例で漢方薬が有効」などの理由で、漢方薬を処方した経験”がありながら、科学的根拠が希薄な為に体系的な医療になり難い漢方を確立する為に、“調査・研究の機関の設置”し、“日本の特色ある医療を推進するため、専門的な医療従事者の養成を図る”ことを謳ったものじゃないんですかね。
しかしながら、今回の行政刷新会議の決定はこのマニフェストと完全に逆行し、“調査・研究の機関の設置”を検討するどころか、それらの治療行為としての効力を完全無視する“保険外”とする暴挙に出たわけで。
マニフェストに調子のいいことだけ並べて票を取れるだけむしりとったら後は捨てるだけというのは、非常に民主党らしいやり方といえますが、既存の医療では完治せず、生薬製薬に望みを託す患者にとってみれば、死刑判決に等しい行為ですね。
まぁそろそろ、本気で怒ったほうがいいと思うよ。
まだまだ間に合う電子署名
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コメント
ツムラは潰れてしまうでしょうね。
現在一般の病院でも、普通に西洋薬と漢方薬が同時に処方されています。
これで喜ぶのは中国ですか?
投稿: 通りすがり | 2009年11月29日 (日) 07時23分
現在、生薬市場では、日本の市場に目をつけた中韓が必死で巻き返しを図っているようです。
日本の漢方薬の歴史は1500年です。独自の進化を遂げたそのノウハウは本場中国を完全に凌駕しています。
ツムラがつぶれたら中国がすべてを手に入れることは間違いないです。9日から訪中する小沢の朝貢外交の手土産にはちょうど良いですね。
投稿: takayuu | 2009年11月30日 (月) 09時07分