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2009年10月16日 (金)

長妻厚労相が逃亡

逃げたか。

厚労相嫌気?概算要求の記者会見に姿なく

 長妻厚生労働相は15日夜の2010年度予算の概算要求に関する記者会見に出席せず、長浜博行厚労副大臣が対応した。 同省広報室は、厚労相が記者会見を行うと見て準備していたが、長妻氏は記者会見の1時間以上前の午後7時前に退庁して帰宅した。

 概算要求を巡っては、財務省が厚労省の額の削減を図ろうと、水面下で強く働きかけていた経緯があり、省内では「財務省などから圧力を受け続け、嫌気がさしたのではないか」という見方も出ている。

(2009年10月15日23時44分  読売新聞)

こんな体たらくじゃ逃げたくなるわな。

年金保険料の事務費への使用禁止見送り 厚労相

長妻昭厚生労働相は16日の閣議後の記者会見で、公的年金保険料の事務費への使用禁止を2010年度は見送る方針を表明した。民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で使用禁止をうたっていた。年金保険料を使わない場合には、年間2000億円の事務費を計上する必要がある。財源のめどが立たないため、15日に提出した10年度予算の概算要求には盛り込まなかった。

 政府は07年度までの約60年間で、年金福祉施設の建設費用などに合計約6兆7000億円の年金保険料を使ってきた。

2009年10月16日(13:12) 日経新聞

 これは明らかな公約違反であるとともに、“ミスター年金”とまで言われた長妻厚労相の存在価値を自ら否定する行為です。

 2004年から、議員生活のほとんど全てをこの年金流用阻止に賭け、これを“年金掛け金ピンハネ継続法案”と呼び、“バケツに穴”“水漏れ”と称して予算成立の度に与党による年金流用を厳しく追及してきたはずなんですが、政権取った途端に先送りとはいったいどういう事なんでしょうか。

 2010年度の概算要求は史上最多の95兆円に上るようです。おそらく、藤井財務相によってこの年金事務費の他に、“消えた年金”の調査費2000億円も削減対象に上げられていることは間違いありません。これも大幅に縮小、または先送りするのは時間の問題です。

 厚労省は、子供手当てがある限り何も出来ません。来年度は子供手当て2.7兆円の予算がさらに二倍になる事を考えると、先送りした年金関係の予算が計上される機会は二度と来ないのかも知れません。

 つまりは、今まで追求してきた事は全てジェスチャー。国民を騙し続けてきたのは実は長妻厚労相だったということですね。残念なことです。

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