当然の結果
ですね。
静岡県知事選は5日に投開票され、民主などが推薦する前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)が、自民、公明が推薦する元参院議員の坂本由紀子氏(60)ら3氏を破り、初当選した。麻生政権の支持率が低迷する中、東京都議選とともに「総選挙の前哨戦」として注目されたが、「静岡から政権交代を」と訴えた民主が勝利した。投票率は61.06%(前回44.49%)だった。
静岡空港の立ち木問題を巡り、4期16年務めた石川嘉延前知事が辞任したことに伴う選挙。総選挙をにらみ、自公と民主が総力をあげた選挙戦を繰り広げた。坂本氏の敗北で、自民党内では麻生首相の退陣を求める声がさらに高まりかねず、首相は窮地に追い込まれた。
川勝氏には、鳩山由紀夫代表や菅直人代表代行、岡田克也幹事長ら民主党幹部が連日応援に入り、自民対民主の構図を前面に押し出した。「政権交代のスタートをまず静岡で」と訴え、国政と知事選を連動させる選挙戦を展開した。
告示直前まで小沢代表代行が目指していた候補者一本化の失敗で、民主支持層の一部は元党参院議員の海野徹氏にも流れた。しかし、民主への追い風を確実に受け止めて、立候補表明の出遅れや知名度不足を補った。
坂本氏は自民色を消す戦術をとった。選挙戦では県民を代表する意味を込めた「県民党」を名乗るとともに、唯一の女性候補をアピール。水面下では、自民党本部から細田博之幹事長や古賀誠選挙対策委員長が静岡入りし、支援組織の引き締めなどに奔走した。しかし、無党派層への支持に広がりを欠き、党に吹く強い逆風をかわしきれなかった。
川勝氏は、早大教授、国際日本文化研究センター教授を経て静岡文化芸術大学学長。今年6月に辞職し、知事選に立候補を表明した。
2009年7月5日23時11分 朝日新聞
厚生労働省の職業能力開発局長時代に、あの箱物行政の象徴である“私のしごと館”を作ったフェミババア官僚坂本由紀子氏と、安部政権時には「美しい国づくり」プロジェクト・企画会議委員を務め、また、新しい歴史教科書を作る会の賛同者であり、前職、静岡文化芸術大学長を前知事の石川嘉延に招かれて勤めた石川県政の継承者、バリバリの保守である川勝平太氏とを比較して、どちらが知事にふさわしいかは一目瞭然ですね。
私の記憶違いならアレなんですが、前回、衆院選で大勝したのは自民党が“改革政党”だったからではないですかね。最近の動きを見てると、それがどんどん退化しているようにしか思えません。
麻生総理は今回の知事選について、“自民追い上げた、底力感じた”と述べたようです。
確かに、この候補で1万票差にまで追い上げたことには不気味な底力を感じます。しかしながらその“底力”には自民党を改革しようという勢いはまったく感じられません。
マスコミも今回の知事選に関して、麻生首相の責任問題への追求に忙しいようですが、この坂本氏の参院時代の派閥の長であり、自民党の選挙対策委員長でもある古賀氏に対して触れるつもりはまったくないようです。
いったい自民党はどこに行くつもりなんでしょうか。
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