クーデターは民主主義の危機
ですね、
田母神俊雄前航空幕僚長が歴史認識に関する政府見解を否定する論文を公表した問題をめぐり13日、自民党の各派総会で、青年将校らがクーデターを企てた2・26事件などを引き合いに「シビリアンコントロール(文民統制)をしっかりしないといけない」と危ぶむ声が相次いだ。
山崎派では、防衛庁長官も務めた山崎拓会長が「最高指揮官の麻生太郎首相が村山談話を踏襲すると言っている以上、現職自衛官が論難することは許されない。憲法秩序の中の自衛隊とわきまえてもらいたい」と批判。
石原伸晃幹事長代理は「かつて世界恐慌が起き、政治不信を背景に青年将校が台頭した。金融恐慌の今、日本では若者が政治への不満を募らせている」と強調し、野田毅元自治相は「政治が緊張感を失っているのではないか」と指摘した。
麻生派の中馬弘毅座長は「陸上や海上(自衛隊)は大丈夫か。だらしない政府はつぶせと首相官邸を取り囲み、放送局を占拠すれば一挙にクーデターとなる。2・26事件は青年将校だったが、今回は長だ」と訴えた。
2008/11/13 22:22 共同通信
今回のように異論を弾圧して思想統制を行い、自衛隊内部を有無も言わさず粛清すれば、いつかはクーデターが起こるでしょうね。
どちらが民主主義にあるまじき行為かどうかについては、後世の歴史家が判断してくれるでしょう。
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コメント
なぜ民主政治家が民主政治を蔑ろにするんでしょうね。ヨーロッパは、日本を民主国家だとは思っていませんがね。
思想弾圧か〜、確かにクーデタが起きても、政治家は自衛隊に文句は言えない。田母神幕僚長って、周囲からの信頼もあった幕僚長だったと聞きましたから、航空自衛隊や危機感を抱いた自衛官が丸ごと蜂起しても不思議ではありませんね。
一軍の最高指揮官を排除してから、それがどんなに必要な存在だったか、国が滅びる頃に思い知る。
カルタゴのハンニバルや共和政ローマのカエサルをはじめ、遥かな昔からよくある話なのに、なぜ政治家は学ばないのでしょうか。
まぁ田母神幕僚長は、あそこまで偉大ではありませんがww
国民に選ばれた国民が、選んだ側よりバカだなんて、近ごろ稀に見る名喜劇です。
投稿: ロイエンタール | 2008年11月14日 (金) 21時41分
記事の内容はともかく、中馬氏のコメントだけわざわざ「麻生派」って明記するところがえげつないな、共同通信。
投稿: 夏木久華子 | 2008年11月15日 (土) 03時36分
自衛隊に起ち上がる元気があれば素晴らしい。
真っ先に支持する。
しかし、まぁ、無理だろう。
世界に真の民主主義の国があるのだろうか?
大衆扇動や大衆迎合の似非民主主義は国家国民を堕落させるだけだ。
投稿: 食うで田 | 2008年11月16日 (日) 06時01分