日本の海軍力
世界第二位らしい。
世界第2位の海軍力を誇る日本、戦略原潜の配備急ぐロシア
日本の海上自衛隊は既に大洋海軍としての戦力を備えている。これに対抗し、現在ロシアは戦略ミサイル原潜の建造に拍車を掛けている。
◆日本、米国に続く世界第2位の海軍力
日本は米海軍に続き、世界第2位の水上艦部隊と哨戒機部隊を保有している。海上自衛隊の総定員は4万5842人、主要艦艇は計152隻。世界最強のイージス艦4隻を含め、護衛艦(駆逐艦)54隻、潜水艦16隻など、規模の面では世界第5位の水準だが、対潜水艦戦、機雷処理、補給能力は世界最高の水準にある。また航空機は対潜哨戒機P3Cが99機、大型救難飛行艇US1Aが7機、対潜哨戒ヘリ97機、大型掃海ヘリ10機など、計205機が配置されている。
小泉純一郎内閣時代、防衛庁(現防衛省)長官を務めた石破茂議員は「インド洋のような大海で、イージス艦の強力な護衛を受けながら米軍艦船に給油支援を実施できる国は日本と英国くらいだ」とし、日本の海軍力を評している。なお、海上自衛隊は2001年から、アフガニスタンに投入された米軍艦船に対するインド洋での給油活動を行っている。
また、日本の対潜水艦戦(ASW)用の艦艇・航空機は、米国に続き世界第2位を誇る能力と評価されている。実戦部隊の主力である「自衛艦隊」は、地域別に配備され近海航路の防衛に当たる「地方隊」とは異なり、特別な担当区域がなく機動的に運用される。もちろんイージス艦も自衛艦隊に所属している。
◆ロシア、戦略ミサイル原潜の建造に拍車
ロシア海軍のウラジーミル・マソリン総司令官は最近、「ロシア海軍で最強の戦闘力を有するのは太平洋艦隊」と評した。ウラジオストクに司令部を置く太平洋艦隊には、イージス艦に比肩し得る8,000トンクラスのソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦5隻が配備されている。これは、ロシア海軍全体が保有する15隻の3分の1に当たる数字だ。また、この駆逐艦が装備する射程距離150キロから250キロの艦隊艦ミサイルSS‐N‐22「サンバーン」は、巡航高度7メートルから20メートルをマッハ2からマッハ3と高速で飛行し、レーダーでの捕捉・迎撃が極めて困難だ。
これとともにロシア海軍は、戦略ミサイル原潜の建造に力を注いでいる。ロシアは4月、ボレイ(北極の風)級原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルキィ」を進水させた。この潜水艦の最も大きな特徴は3M14「ブラヴァー」大陸間弾道ミサイルだ。射程距離8,000キロ、最大10個の核弾頭を搭載できる能力を持ち、米国のミサイル防衛(MD)網を無力化することができる。現在ロシアは15年までに8隻のボレイ級原子力潜水艦を建造し、このうち09年に建造予定の「アレクサンドル・ネフスキー(中世ロシアの名将の名前)」を太平洋艦隊に配備するとしている。
朝鮮日報 記事入力 : 2007/05/26 12:58:40
“「インド洋のような大海で、イージス艦の強力な護衛を受けながら米軍艦船に給油支援を実施できる国は日本と英国くらいだ」”といいますが、裏を返せば日本の海軍力をフルに展開できるところは、現在、この世界中でインド洋しかないということです。
日本は特殊事情により、軍事力を自由に展開することが出来ません。給油活動は海上自衛隊が貴重な実戦経験を積み、インド洋に至るシーレーンを確保する為の絶好の機会です。
けして米艦隊などに油をただで渡している訳ではない。
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コメント
軍事について自分なりに納得したいとの思いで調べていたことがありますが、非常にバランスが悪いですね。
米国艦隊や空母を守るために整備されてきたというのが本当のところで、結果として対潜哨戒や機雷掃海能力については素晴らしく、またイージス艦などもその流れで整備されてきたわけですが、それ以外の能力と言うことになると非常にみすぼらしく、とても世界第二の海軍力などと言えた代物ではないと考えています。
(守るという能力に掛けては、超一流とはいえるかも)
その限られた能力を、使えるところでちゃんと使おうという議論には大賛成です。
投稿: 山本大成 | 2008年1月23日 (水) 09時26分