現場判断
何か言いたげですが。
政府は24日、弾道ミサイル防衛(BMD)で海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載するイージス艦「こんごう」の来年からの運用に伴い、外国から突発的に弾道ミサイルなどが発射された緊急時に現場指揮官の判断で迎撃する基準を定めた「緊急対処要領」の一部変更を閣議決定した。
緊急対処要領にSM3の使用を追加。首都圏の基地に配備されている地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)が、今後首都圏以外の基地でも配備が進むため、首都圏に限定した行動範囲規定を削除した。
2007年12月25日01時20分 朝日新聞
読売の見出し“ミサイル防衛、対処要領にSM3追加”に対して、わざわざ“現場判断”を強調するあたりが朝日流ですかね。
これを読む限り、如何にもこの“現場判断”に問題があるといいたげに見えますが、そもそも文民統制とは、ミサイルが日本に向けて発射されてから緊急閣議を召集し、迎撃を決定する前に着弾して全滅することではなく、緊急時の対応方法を政治の専門家たる文民が事前に決定し、軍事の専門家たる軍民が粛々とそれを実行することを指します。
日本にはまだまだ文民が決定しなければならない緊急時の対応が山のようにあります。先ずは国民の安全を最優先し、粛々と防衛力を行使できる環境を作り上げていただきたいものです。
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