いっそ負けろ
いっそ負けてしまえ。
福田政権下で初の主要地方選となった大阪市長選は、民主党が擁立した新顔が自民、公明両党が推す現職に5万票差をつけて圧勝した。与党と民主党が向き合う国政と同じ構図だけに、勝った民主党は勢いに乗る。一方の与党は、7月の参院選惨敗に続く政令指定市長選での完敗で、地方組織の立て直しを早急に迫られている。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日、「国政を象徴する選挙だった。福田政権を大阪市民は認めていないぞという証拠だ」と指摘。補給支援特措法案の取り扱いなど国会審議への影響も「それなりにある」と述べ、攻勢を強める構えだ。別の民主党幹部は「この勝利は大きい。小沢代表の辞任騒動の問題はほとんど消えた」と喜んだ。
一方、政府・与党の受け止めは深刻だ。福田首相は19日、「ま、地域の選挙ですから」と記者団に語り、平静を装った。5万票の大差が総選挙に影響しないかと問われると「だから、いま申し上げたように地域の選挙ですから」と応じ、いら立ちを隠さなかった。
今回は自民党の伊吹文明幹事長や古賀誠選挙対策委員長、公明党の太田代表ら幹部が告示前後から何度も大阪入りした。公明党は大阪市を小選挙区に含む大阪3区、5区、6区で3人の衆院議員がいるが、今回の市長選ではいずれの選挙区でも新顔に競り負けた。同党の選対幹部は「危機的だ。参院選で惨敗した流れが変わっていない。自民党は組織が崩れかけている」と指摘する。
与党内では解散・総選挙を急ぐべきでないとの声も強まりつつある。古賀氏は19日、秋田市で記者団にこう語った。「任期はあと2年ある。3分の2なんて議席は到底、及ばないと思っているから、考え方によっては(09年9月の)任期満了でもいいんじゃないか」
2007年11月20日01時09分 朝日新聞
これからいろんな選択肢が考えられると思いますが、福田内閣が“(09年9月の)任期満了”まで継続するという選択肢が一番有り得ない。
“自民党は組織が崩れかけている”とあるように、戦後長らく続いてきた日本の体制を支えてきた何かが今、崩れ去ろうとしている。
それを中途半端に支えようとして譲歩を続けてすべてを失うよりも、いっそぶち壊した上で新しい何かを作るほうが遥かにマシなんじゃないか?
日本の有権者は戦後初めて、自ら何かを選択しようとしている。たとえそれがどんな結果になろうとも、自らの選択に責任を持つということを体験するには良い機会なのかもしれません。
来る解散総選挙において民主党が政権を奪取することによって、日本は大いに乱れるかもしれない。
しかしそれよりも、日本の有権者が自らの選択によって招いた結果について理解し、その力の使い方を学ぶ機会を得る事の方が、得られるものは遥かに大きいのではないでしょうか。
福田首相は即刻衆議院を解散するべきだ。小沢民主に何が出来るのか見せてもらおうじゃないか。
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コメント
民主党が「この勝利は大きい」バカを言ってるよ、部落・市労組が関市長の改革路線を潰したので、手前達の力と過信している「底の浅い」連中に国家どころか「ヤギ」の世話も任せられませんよ。
参議院など各県知事が暇を見つけて運営したほうが安上がりで且つ有意義な議論が出来るでしょう。
投稿: 大和 | 2007年11月21日 (水) 10時16分