似たもの兄弟
やっぱり兄弟なんですねぇ。
鳩山法相が29日の日本外国特派員協会での記者会見で「友人の友人が(国際テロ組織)アル・カーイダだ」などと述べたことに対し、30日の国会質疑で批判が相次いだ。
民主党の長島昭久氏は衆院テロ防止特別委員会で、「よりによって外国特派員協会で発言した。わざわざ世界に(誤解を)発信してもらいたいと言わんばかりだ」と述べ、日本の国際的信用を傷つけた法相の罷免を要求した。
これに対し、福田首相は「場所といい、発言の内容といい、極めて良くない。不適切だ」との認識を示した。法相が「(アル・カーイダが)2、3年前は何度も日本に来ていた」と述べたことについても、首相は「法相はそういう者を取り締まる立場にいる。十分調査すべきで、それが進んでいないのなら私からも促したい」と強調した。町村官房長官も「第一報が世界を飛び交う時代に法相として不適切な発言だ」と述べた。
一方、民主党の松野信夫氏は参院法務委員会で、「日本の法相は、間接的にテロリストと友人なのかと受け取られても仕方がない。軽率とのそしりは免れない」と指摘した。法相は「物の言い方が悪かったと反省しているが、私が見聞きしたことを申し上げただけだ」と釈明に追われた。
(2007年10月31日9時4分 読売新聞)
こういうことをさらっと言っちゃうのは、やっぱり根がアレなんでしょうか。お兄さんといい勝負だ。
日本の政局を理解しない外国人に対して、この種の誤解を生むような発言をするとはアホとしか言いようがありません。それも給油活動が一時的に中断する時期と重なるとなればなおさらです。
短絡的な外国人の中にはは、日本の“給油中断”と今回の“アル・カイーダ友人の友人”発言を結びつけ、“日本=アル・カイーダの友人”という印象を持つものも少なくないだろう。
そしてこの種の話題は釈明すれば釈明するほど逆効果だ。特に給油活動中断という事実上“テロとの戦い”からの離脱を余儀なくされた日本の言い訳を信用するものなどいない。
また、鳩山法相といえば、先日、死刑制度に関して“大臣の署名を省く”という改革案を発言をした際、各方面から“法相としての責任放棄だ”という批判を浴び、これに対して“死刑廃止論者には組しない”と反論しました。
しかしながら、先日の衆院法務委員会において、保坂議員から絞首刑に対する考え方を聞かれた際、“「現行法がそうであることは十分認識しているが、何かもっと少し安らかな方法はないかという率直な思いはある」”という批判に対する肯定とも取れる答弁をしてしまっています。
結局、先日の“大臣の署名を省く”という発言は、法相としての責任を放棄したかっただけと自ら発言しているようなものです。この軽率さはもうどうしようもありません。
この兄弟はともに家柄、学歴とも申し分ないが、この軽率さ一点において、政治家失格だと言わねばなりません。少なくとも法相は辞めた方がいいでしょう。
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コメント
利口じゃないですね、国会議員てこんなものじゃないですか(諦め)
投稿: 大和 | 2007年10月31日 (水) 17時32分
人権擁護法案を胸に抱いて自滅する
憂国の志士なのかと思ったけど・・・
元々福田総理と考えの違う人で
留任しないつもりだった訳だし、
福田政権に泥をかける気だったのかと・・・
投稿: 胸に抱いて沈む | 2007年10月31日 (水) 19時39分
なるほど。納得です
投稿: takayuu@管理人 | 2007年10月31日 (水) 20時54分