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2007年10月24日 (水)

低レベルな議論

ですなぁ。

対テロ新法案:質疑大半「隠ぺい」と「ゴルフ」…衆院審議

 海上自衛隊のインド洋での給油活動継続のための新テロ対策特別措置法案は23日の衆院本会議で審議入りしたが、質疑の大部分は「給油量訂正の隠ぺい」や「前防衛次官のゴルフ接待」など防衛省から噴出した疑惑に費やされ、政府は防戦一方の苦しい展開となった。野党側は、委員会審議でも徹底的に疑惑を追及する構え。法案自体の実質的な質疑になかなか入れない状況が続くことも想定され、今国会での法案成立は暗雲が垂れこめたままだ。

 「文民統制にふさわしい組織の在り方が問われている。防衛庁が省に移行しても名前が変わっただけで、実体が伴っていない」

 海上幕僚監部の防衛課長(当時)らが米補給艦への給油量の誤りを03年5月時点で気づいていたのに上司らに報告していなかった問題と、守屋武昌前防衛事務次官のゴルフ接待問題で、防衛省を最初に厳しく追及したのは野党ではなく、自民党の浜田靖一氏だった。

 答弁者は、浜田氏が防衛副長官時代に防衛庁長官だった石破茂防衛相。「極めて重大な問題。(給油量誤りの隠ぺいは)一個人の責任で終わらせてはいけない。組織的、構造的な問題だ」と語り、防衛省の組織改革に取り組む姿勢を強調した。イラク戦争への燃料の「転用疑惑」で連日深夜まで対応に追われるさなかにさらなる疑惑で追い打ちをかけられた格好で、答弁には疲労感もにじんだ。

 官房長官当時、結果として誤った燃料の給油量の説明をした福田康夫首相も民主党の鉢呂吉雄氏から「意図的改ざん」などと追及されるたびに「誠に遺憾」と繰り返すしかなかった。

 一方、守屋前次官のゴルフ接待問題について、石破氏は「有事法制制定やイラク派遣などで自衛隊が不眠不休で取り組んでいた時期に、不適切な行為だ」と強い口調で批判。この問題に関しては、組織の問題ではなく、守屋氏の個人的問題と切り離した。与野党で協議中の守屋氏の証人喚問実施で収束を図りたい考えだ。

 民主党の鉢呂氏は釈明に追われる政府を尻目に「今になって場当たり的に法案を出しても成立は不可能。法案を取り下げるべきだ」などと迫った。【古本陽荘】

毎日新聞 2007年10月23日 22時25分

 “「今になって場当たり的に法案を出しても成立は不可能。法案を取り下げるべきだ」”…。少なくとも反対すれども対案出さず。そしてその不誠実な姿勢を追及されれば、ISAF参加などという実現不可能な対案をぶち上げ、尚且つ自党内で完全否定して結局何も提出しないような政党に言われたくないですね。

 ゴルフゴルフってそんなに給油活動よりゴルフが重要か?これ以上日本の恥を世界に晒すな。

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コメント

本当に低レベルですね。
テロ特を先延ばしさせたい意図が見え見え。

彼らは優先順位という言葉をしらないのでしょうか・・・

投稿: | 2007年10月25日 (木) 00時01分

防衛省でこうだから財務省はメガバンクや証券会社から接待漬けなのでしようか?
赤福は食べられなくなるのに、防衛省はどう責任とるの?
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投稿: 中国語アドバイザー愛沙 | 2007年10月25日 (木) 00時14分

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