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2007年10月14日 (日)

民主党は現実を直視すべき

原材料価格の値上がりは今後も続きそうです。

デフレの日本で食料品の値上げ相次ぐ

 過去10年間物価が下がり続け、デフレ(物価下落)国家として有名だった日本が、最近食料品価格の相次ぐ値上げで苦戦している。

 日本の代表的な食品メーカー、味の素は最近、約17年ぶりにマヨネーズの出荷価格を10%値上げした。即席めんメーカーの日清も、今年1月に「カップヌードル」のメーカー希望小売価格を155円から170円に、「チキンラーメン」の価格を90円から100円に値上げした。

 また江崎グリコは、20年以上150円を維持してきた「ポッキー」の価格を据え置く代わりに、今月2日から容量を10%減らした。そのほかにも、シーチキン(缶詰)の価格が5-37%値上がりし、サラダ油やバーモントカレーの価格まで続々と引き上げられている。

 こうした値上げの動きは、原油や穀物など、世界の原材料価格が最近連日のように高騰していることが原因だ。

 しかしこれまで約10年間、デフレに慣れていた日本の消費者にとって、食料品の相次ぐ値上げは、一言で言って「ショック」だ。そのため食品会社には、値上げに抗議する消費者からの意見が相次いでいるという。

 一方流通メーカーは、消費心理が冷え込むのではないかと懸念しながらも、企業によって異なる対応を見せている。コンビニエンスストア業界では、ローソン、ファミリーマート、サークルKが値上げに賛同している一方で、業界トップのセブン‐イレブンは店頭価格を当面据え置くことを決定した。また、大型スーパーチェーン店のジャスコは、「基礎食料品100品目については、最低でも年内は値上げしない」と宣言した。

 日本総研調査部の小方尚子主任研究員は、「世界的な食料品価格の上昇は今後も続くとみられ、消費者は価値感覚を転換する時期に入っているのではないか」と語った。

チョン・チョルファン記者

朝鮮日報 記事入力 : 2007/10/14 08:58:54

 ジャスコは強気にも“「基礎食料品100品目については、最低でも年内は値上げしない」と宣言”したそうですが、原材料高に加えて、その不足も懸念される製造側にとって見れば渡りに船。値上げを認めなければ直ちに取引を停止し、値上げを認める方に製品を回すだけに過ぎません。

 しかしながらこの両者に挟撃される中間卸の全滅はすでに不可避だろう。

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 原油の高騰と穀物の高騰は共にリンクしており、中東情勢の混沌によって原油が高騰すればバイオ燃料の消費量が上がって今度は穀物が高騰します。

 とりわけ、中東から日本に至る海上輸送手段(シーレーン)の確保は、この原油高とも密接に関係し、日本の国益にも合致するわけなんですが、どういうわけか、民主党はどうしてもインド洋から日本の影響力を排除したくて仕方がないようです。

海自給油の「転用疑惑」、参院でも民主追及の構え

 国会は週明けの15日から参院予算委員会に与野党論戦の舞台が移る。

 インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題で、民主党は海自が供給した燃料のイラク戦争への「転用疑惑」を参院でも追及する構えだ。政府・与党は17日の新テロ対策特別措置法案の閣議決定に向け、接点を模索する。

 「(海自からの)油がイラク戦争に使われた疑いが極めて濃くなってきた」

 民主党の鳩山幹事長は12日の記者会見で、参院論戦でもこの問題に焦点を絞る考えを示唆した。

 衆院予算委員会で民主党は〈1〉イラク戦争開戦前に米補給艦経由で海自の油を受けた米空母「キティホーク」がペルシャ湾に展開〈2〉海自の直接給油を受けた米イージス艦「ポール・ハミルトン」がイラク戦争に参加――したなどとして、実態解明へ国政調査権の発動も求めた。野党が過半数の参院で民主党が発動を求めれば、実現可能性が高い。転用追及は活動継続反対の論拠の確保だけでなく、新法案の審議入りの先延ばしにもなるとの考えだ。

 一方、政府・与党は新法案に関し〈1〉19日に衆院本会議で趣旨説明〈2〉22日以降に衆院テロ防止特別委員会で審議入り――との日程を描く。新法案の論議に進むため、福田首相は転用疑惑に関する情報提供を行う姿勢だが、局面打開の見通しは立っていない。

(2007年10月14日9時19分  読売新聞)

 そもそも、海自から補給された油をイラク戦に転用した責任は米国側にある。それを民主党が“転用追及は活動継続反対の論拠の確保”とし、給油そのものに反対するのにはいささか無理があるのではないか。

 せめて日本の国益を考えれば、給油自体には賛成しながらも、疑惑が晴らされるまでは一時的に米国艦隊への給油を停止する措置を提案する方が遥かに現実的だ。

 しかし民主党はそんなことはしない。それどころか給油自体が違憲だと言って反対する始末。そもそも給油が違憲だというならば、イラク転用疑惑追求する意味もないんじゃないの。

 結局、彼らはすべてにおいて反対したいだけ。現実的に解決する意思などこれっぽっちも無いってこってすな。

 まぁいい加減、反対ばっかりするのも大概にして欲しいもんですねぇ。

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コメント

 『福田首相の特命工作員…北朝鮮で横田めぐみさんに会った男』
 の記事を当方ブログに掲載しました。
 広範囲からの情報を集めたい為、ご一読下されば幸いです。

投稿: くまがわ直貴 | 2007年10月14日 (日) 20時39分

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受信: 2007年10月14日 (日) 13時13分

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