自衛官の命を軽んずるな
その通りですね。
ISAF参加「憲法に抵触」=積極派の小沢氏に反論-防衛相、外相
石破茂防衛相は7日午前のテレビ朝日の番組で、アフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)への参加について「武力行使をすることは憲法からして認められるところではない」と述べ、海外での武力行使を禁じた憲法9条に抵触するとの見解を示した。高村正彦外相もフジテレビの番組で、「アフガンすべてが戦闘地域みたいなものだから従来の憲法解釈上ちょっと難しい」と語った。
ISAFは国連安保理決議1386に基づき設置。北大西洋条約機構(NATO)加盟国など37カ国が約3万9000人を派遣し、アフガン全土で治安維持などに当たっている。
ISAFをめぐっては、民主党の小沢一郎代表が論文で「政権を取れば参加を実現したい」と表明。これに対し、石破氏は番組で「もし参加するのであれば、(自衛隊に)どういう武器使用権限を与えるのかきちんと言ってもらわなければならない。自衛官の命を軽んずるな」と強調した。
2007/10/07-16:51 時事通信
憲法解釈上の問題を棚上げし、実現への道筋に言及することなく、ただ自民党案に反対したいがだけの為の対案として、ISAFへの地上部隊の参加を“「政権を取れば参加を実現したい」”と表明するとは無責任極まりないことです。
国際的な公約として約束し、それによって政権を奪取したならば必ず実現しなければならない。
しかしながら、憲法上の問題を棚上げしたままで、集団的自衛権の行使についての議論も十分にないままに、ただ公約だからという理由でISAFへ参加せざる得ない事態となれば、前線に送られる自衛隊は、最悪丸腰で戦場に放り出されることになります。
石破防衛相の言葉を借りれば“自衛官の命を軽んずるな”といったところでしょうか。
ISAF参加をどうしても実現したいなら、先ずは憲法第9条を改正することを議論すべきですね。それが出来ないなら始めから給油に反対するな。
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コメント
私はこの提案に賛成だなぜかこういうことを提起することにより国防とは何かを国民が考えるようになる。かって明治維新のとき会津藩を攻撃した板垣退助は、会津藩全員が一丸となって戦っていたら簡単には落とせなかっただろうと述べたそうだ。それは戦はお侍さんのやることといって手引きしたものが多くいたそうだ。今の日本の現状も同じで政府がやること、と 丸なげし評論だけやる、国内には敵を手引きしかねない勢力がいる、この現状をどうみるかだ。
投稿: 佐助 | 2007年10月10日 (水) 07時18分
>自衛官の命を軽んずるな」と強調
まったくです。
民主の長島議員も「前線に行くべきだ」とかテレビで言っていましたが、民主党は口ばかりの議員が目立つ。
まぁ小沢も陰では「責任ある行動は政権をとってからでいい」などと言っているから、われわれ国民からすれば、そんな無責任で、表でえらそうなことを言っているだけの党には任せられないと思うだけです。
投稿: 凡 | 2007年10月10日 (水) 10時20分
小沢さんは一体・・・・・・・・?
ただただ政権が取りたくて、自民党に反対しているだけにしても、これじゃぁ政権とれないっしょ。
投稿: 秋 | 2007年10月10日 (水) 14時25分
小沢が勝手につまづいてくれた。
という吉報なのかもしれません。
けれど小沢の考え方は集団的自衛権を
一歩進めるような、
あるいは憲法改正後の日本の在り方として自衛隊の運用について正しいのかも。
もしくはISAFで既成事実が一つ
積みあがり憲法改正が進むのか。
筋としては立派過ぎて現状に合わないが
頭っから否定していると
かえって日本の未来をがんじがらめに
してしまうように感じる。
自分としては
なかなか整理がつかない問題です。
投稿: タピオカ | 2007年10月10日 (水) 20時53分
テロに対抗する特措法の延長には反対して於いて、国連=戦勝国同盟の利益擁護団体の為とあらば、9条に抵触しても良いと言うワケか、それなら認めても良いが、それを云うなら、法的な改正とセットにしなくてはイケナイ、其れが無しなら積極的な防衛行為を認められないママと言うことで、戦地に派遣される自衛官は殺されるまで反撃できない、つまり、死にに行ってこいと云うことだ。
ナンという非情なご都合主義だろうか、自分の立場だけで国益=国民の利益の擁護、なんか全く見えない発言ですね、先ずお前が先頭に立って行って殺されて来い。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2007年10月10日 (水) 21時39分