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2007年9月16日 (日)

流れは給油継続へ

流れが変わったようです。

給油継続、賛成・容認が半数=反対は35%-時事世論調査

 時事通信社が16日まとめた世論調査結果によると、海上自衛隊のインド洋での給油活動の根拠法であるテロ対策特別措置法について「延長すべきだ」とする人は13.0%で、「延長はやむを得ない」36.1%と合わせた賛成・容認派が半数近くに達した。「延長に反対」は35.3%。安倍晋三首相がこだわった給油活動の継続に、一定の理解が進んでいると言えそうだ。
 賛成・容認派にその理由をたずねたところ、延長しなかった場合の「日米関係の悪化」を懸念する意見が36.8%で最も多く、「国際社会の要請だから」が35.7%だった。「海自の活動を支持している」とした人は4.8%にとどまった。
 一方、反対の理由は、海自の活動が「国連決議に基づくものではない」ことを指摘する人が27.8%、海自の派遣に「憲法上の疑義があるから」が26.1%、活動実態や費用などの「情報公開が不十分だから」が18.8%だった。

2007/09/16-14:29 時事通信

 給油活動継続の重要性は、ようやく世論にも浸透してきたようです。今回の時事通信の世論調査結果も、毎日の世論調査とほぼ同等の結果となったことで、流れは確実に給油継続賛成へ傾いてきています。

 8月末では賛成:反対が34.2%:54.6%、9月初旬でも賛成:反対が29%:39%だったことを考えると、安倍首相の辞任を境にして、急激に賛成が増えてきたことになります。

 しかしこれは、安倍首相が所信演説で職を賭す覚悟で給油継続の重要性を訴えた結果というよりは、自らが辞任記者会見で述べたように、給油継続の障害が取り払われる(安倍首相の辞任)によって局面を打開したという方に近いだろう。

 職を賭す覚悟で訴えた給油継続が、職を辞すことによって打開されるということはもはや皮肉でしかありませんが、ここら辺の矛盾も安倍首相を追い詰めた一つの要因であったことは間違いないでしょう。

 さて、反対派の最大の根拠である“海自の活動が「国連決議に基づくものではない」ことを指摘する人が27.8%”ということが、単なる誤解に基づいていることは、過去のエントリーで指摘したとおりです。今後、しっかり給油継続の重要性とその根拠について説明していけば、自ずと道は開けるでしょう。

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自衛隊のインド洋上燃料給油活動の根拠

安保理決議1368 外務省HPより

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コメント

欧米がこぞって海自の海上給油活動を評価し、継続を求める理由は、その技術的な難易度にあるそうですよ。日本がダメなら他国が引き継ぐ・・・って簡単にはいかないらしい。日本の自衛隊が期待されている貢献は、正にその技術力なんです。

投稿: 蕗 | 2007年9月16日 (日) 19時19分

今、中東とパキスタン、中央アジアは石油とレアメタル・ウラン等の稀少資源、地政学上の重要拠点の確保をめぐって目まぐるしく動いているのだと思います。
光の部分はオイルマネーに湧く中東諸国の発展、影の部分はテロや政情不安なのだと思います。
この局面でもなお戦後レジームと既得権益にしがみつくしか能のない勢力は与野党問わず日本に必要がない輩だと思います。

激動する世界情勢の中、またも物騒なニュースが飛び込んできました、まだ情報は錯綜しているようですが。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070915i311.htm
政局の混乱に乗じておっとり刀で現れた老人は冷や飯喰らいだった連中と共にわが国の誇りや世界平和と引き換えに利権誘導を目的に融和策に転じるおつもりのようですが、冷徹な現実の前にいつまで盲を演じるおつもりなのでしょうか。

投稿: タケ坊 | 2007年9月16日 (日) 20時35分

安倍さんはテロ特措法の必要性を訴える演説で、米国の9・11テロで、二十余名の日本人の尊い命が失われたことに言及されていました。然るに、どのニュース・新聞を見てもこのことに触れた部分がありません。これと北の拉致問題と、どこか通低していると思いませんか?
この「事実」は、すべてのジャーナリズムが故意に削除したのだと思う。極論すれば戦前の「通州事件」を彷彿とさせる危険があると思ったのだろう。穿って言えば、あの「通州事件」の惨さを、チョンイル新聞だって知っていると言うことの裏返しにしかならない。
要するに、自分らで煽り立てる軽佻浮薄な世論の怒涛の変化が恐ろしいのだろう。

投稿: 愚老 | 2007年9月17日 (月) 00時50分

憲法9条がなかったら、今頃自衛隊(日本軍)はイラクやアフガニスタンで武装勢力の掃討作戦に駆り出されてたんだろうなあ。アメリカに「手伝って」て言われたが最後、断る理由がないもんね。つくづく安部みたいな魯鈍で腰抜けの政治家が総理の座にとどまらなかったことを幸運だと思うよ。戦場に行く兵士は「お腹痛い・・・」って理由で職務放棄なんかできないからね。

投稿: rodent | 2007年9月17日 (月) 16時16分

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