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2007年8月 9日 (木)

安倍首相続投を支持

安倍首相続投を支持します。

安倍首相、続投批判に釈明 「一致結束信じている」

 安倍首相は8日、自らの続投表明への自民党内からの批判がおさまらないことについて、「最後には、自民党は一致結束していく政党であると信じている」と語り、いずれはまとまるとの見通しを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は連日、記者団とのやりとりで続投批判への見解を求められている。8日も自民党内で首相に距離を置く議員らが会合を開くなどの動きが広がっており、やりとりでは「続投表明のタイミングは正しかったと思うか」といった質問が相次いだ

 首相は「厳しい意見もしっかり受け止めながら、私の判断は間違っていなかったと思って頂けるように全力を尽くすことが私の使命だ」などと繰り返した。

2007年08月08日21時11分 朝日新聞

 こいつらはよく“安倍首相の政策”が今回の参院選惨敗で否定されたと抜かしてますが、もし本当に否定されたのであれば、今回初当選した拉致強硬派の中山恭子氏、イラク復興業務支援隊長を務めた“ヒゲの隊長”佐藤正久氏、「教育再生」の看板役である“ヤンキー先生”義家弘介氏は全員落選しなければ辻褄が合わない。そして改憲路線についても、民主党が本来改憲志向政党であり、9条ネットが全員落選、自称護憲派の共産、社民が議席を減らしたことから見ても否定されたとはいえない。

 今回の参院選で自民党津島派は出馬した現職15人のうち当選僅か2人。1人区は片山虎之助を含む全員が落選するなど壊滅状態に陥り、最大派閥を首相出身派閥の町村派に譲り渡した。

 結局のところ、首相続投に批判的意見を出しているのは、この“崩壊”津島派と“変態”山崎派、“ハニー”谷垣派+“反乱者”加藤紘一のみであり、その危機感の元になっているのは、小泉前首相が「自民党をぶっ壊す」と宣言して本当にぶっ壊した“集票組織”、つまり業界団体(利権屋)による“組織票の崩壊”だ。

 彼らは今までこの組織票を頼りに好き勝手やってきた。山崎拓、谷垣両氏の売国路線然り、青木、片山両氏による参院の私物化然り。

 この“収まらない続投批判”は“組織票の崩壊”に対する危機感の表れにすぎない。安倍首相はこのような批判を気にすることは無い。次の衆議院選挙において、このような組織票を当てにするしかない利権屋とやらが全員落選することは今回の参院選でハッキリしたからだ。

 今回の参院選において、津島派は青木・片山両氏が安倍首相の方針とことごとく対立し、特に参院選候補の差し替えについて頑強に抵抗、片山氏の選挙対策の為に郵政民営化反対議員(平沼氏)の復党を強く許めた。そのことで自民党の“改革派”というイメージは大きく減退し、その結果としての参院選惨敗であれば、この責任を取るのは、本来この両氏であるべきだ。

 しかしながら既に青木氏は幹事長を辞任し、後任するはずであった片山虎之助は岡山選挙区であえなく落選、側近の景山俊太郎も島根選挙区で敗れ去った。おまけに参院選で所属派閥の津島派が崩壊したのであればもはやとらせるすべはない。

 安倍首相は今後も改革を継続し、その使命を全うするべきだ。

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国内政治」カテゴリの記事

コメント

タレント、有名人が当選するのは政治とは無関係だと思いますが。出馬させる方も問題だけど、そんな人達に投票する国民は救いようがないですね・・・

投稿: タレント反対 | 2007年8月 9日 (木) 09時11分

7月選挙は、地獄の釜のふたが開く日だったんですね。
有象無象な者達が政界を徘徊しています。
安倍さん、師匠小泉さんに倣って党内に「抵抗勢力」養成、衆議員選で再び自民をぶっ壊す戦略、大勝利。
二番煎じんじゃ、うまくいくかなぁ(笑)

投稿: なんだかなぁ~ | 2007年8月 9日 (木) 09時12分

 自民党内で参院選の敗戦責任を言うのならば「下野」が筋だと思っています。(首班指名権のない参議院の選挙結果なので、当然その必要はありませんが)
 自民党として正規の手続きで決めた総裁で、選挙を戦うに要した「マニフェスト」も総裁個人が作った物ではありませんし、宇野総理の時のように首相の遊説を各候補者が拒否したわけでもありません。
 つまりは敗戦の責任主体は、総裁個人ではなく自民党という党に対して考えねばならない質の問題ではないのでしょうか?

 安倍首相自身が道義的責任で自ら辞任するのならばともかく、続ける意志を示している以上、支えるのが「筋」で、足を引っ張るかのごとき「雑音」は見苦しくて成りません。

 TBを遅らさせていただきます。

投稿: 山本大成 | 2007年8月 9日 (木) 09時40分

自民党の敗北は、自民党が本来の政権与党としての使命を、ちゃんと優先するようになったことの結果なんです。
先日、某番組を見ていて、地方の農家や建設関係者が今回の選挙で一斉に『自民党にノー』を突きつけた過程を追っていました。
かつての自民党は、族議員が彼らの権益を守り、公共事業などをもたらしてくれた、だから自民党に票を入れていた、というのです。
ところが、小泉改革以来、こうした「利益誘導型」の構図が消滅してしまった。
むしろ、現在の自民党は、彼らの権益をぶち壊そうとしている、だから民主党に鞍替えしたようなのです。
つまり、改革路線を進めば進むほど自民党は支持を失っていく、という構図が今回の選挙であらわになっただけなんです。
今、安倍首相を降ろそうと画策している自民党内部の勢力は、元通りの「既得権益の牙城・自民党よ、カムバ~ック!」したい、いわば「腐った自民党」を取り戻したい連中なのです。

投稿: お笑いお花畑 | 2007年8月 9日 (木) 16時55分

今や知る人ぞ知る「日本解放第二期工作要綱」という中共の秘密指令文書がある。その真贋については色々な論があるが、「第一期工作要綱」を見ると田中内閣誕生までの対日工作が、その指令所通りに行なわれて来たことが分かる。
田中内閣誕生と同時に始まった「第二期工作」の目標は『民主連合政府の形成』とある。
そのために例えば第二項の「マスコミ工作」に次の文がある。
「日本の保守反動政府を幾重にも包囲して、我が国との国交正常化への道へと追い込んだのは日本のマスコミではない。日本のマスコミを支配下に置いた我が党の鉄の意志と、たゆまざる不断の工作とが、これを生んだのである。」

そうしてこのマスコミを利用し誕生せしめたのが、旧自民党と旧社会党の連合体である『民主連合政党=民主党』である。
彼等は今、その『連合政党』を『連合政府』にさせるべく、更にマスコミと親中日本人を活用し、「要綱」にある「自民党の分裂」を画策している。

これらの事は所謂、陰謀論で片付けられるものではなく、現在進行形の事実である。

日清戦争に負けた中華の対日工作を見逃してはならない。
これらが真の外交戦争なのであり、敗戦以来、中華は貶められた誇りと覇権を、執念を持って取り返そうとしているのだ。

安倍首相に対する必要以上の攻撃は、「憲法改正」の狼煙を上げてしまった安倍晋三氏に対する「護憲勢力」と「戦後レジーム」の既得権益を離したくない連中の必死の抵抗であり、その背後にはそうした彼等も気付かない中華の工作があるのだ。

我々はあらゆる情報を獲得し、精査し、分析し、安倍首相の目指す「美しい国」作りのために、総力を挙げて行動するべきなのだ。
外交戦争はどんな形を取ろうとも、常に継続中だという事を忘れてはならない。

投稿: 桜の散り際 | 2007年8月 9日 (木) 20時12分

だって安倍首相、選挙で「小沢か私か選べ」って言っちゃったじゃんw
自分で言ってて負けたんだから辞任しましょーよ。

投稿: りょーたろー | 2007年8月 9日 (木) 22時33分

今安倍さんは「内閣任命権が衆院にある」
という法律と、内閣総理大臣が自分で辞めない
と誰も辞めさせられないという法律にしがみついて
いるだけです。

みじめすぎますよ。。。

いさぎよくひいて、今一度国民に問うべきです。

投稿: はやく辞めて。 | 2007年8月10日 (金) 09時31分

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受信: 2007年8月26日 (日) 15時24分

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