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2007年8月21日 (火)

アジアに自由と繁栄の弧を

アジアに自由と繁栄の弧を。

安倍首相、価値観外交で中国を牽制

【ジャカルタ=杉本康士】安倍晋三首相が20日に行った政策演説は、民主主義や人権の尊重など基本的価値観を共有する国との関係強化を図る「価値観外交」を、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国にも展開する姿勢を強く打ち出したものだ。ASEANへの影響力を増大させる中国を強く牽制(けんせい)し、日本の存在感をアピールする狙いもある。
 ASEANに関する政策演説としては、福田赳夫元首相が1977年にフィリピンで「福田ドクトリン」を発表。2002年には小泉純一郎前首相がシンガポールで、インドやオーストラリアなども巻き込んだ東アジア地域の「コミュニティー(共同体)」構想を打ち出している。今回の安倍首相の演説は「福田演説、小泉演説に続く3つめの本格的な政策演説」(外務省筋)という位置づけだ。
 「ASEAN共同体」の目標や基本原則などを規定する「ASEAN憲章」の起草をめぐっては、人権問題を抱えるミャンマーなど一部加盟国から異論が出ている。こうした中で日本の首相が民主化や人権尊重を求めれば「ミャンマーやベトナムなどから反発が起きかねない」(同行筋)ともみていた。
 しかし、安倍首相は演説で、ASEAN憲章の起草に向けたこれまでの議論や各国首脳の発言で、「民主的諸価値の強化」「グッド・ガバナンス(良き統治)の保証」「法の支配の維持」「人権の尊重」といった価値観が取り上げられたことを指摘。「このようなASEANの動きにどれほど深く喜び、かつ励まされているか、言葉ではなかなか伝えきれない」と称賛してみせた。
 また、安倍首相が掲げた3つの具体的な取り組みのうち、メコン川流域各国への支援は「法の支配を促していくため」、また平和構築支援は「選挙を実施し、政治が民意を反映する仕組み」をつくるためのものと位置づけ、価値観外交の象徴だといっていい。当然ながら「こうした提案は国内に人権問題を抱える中国にはできない」(同行筋)。
 ASEANが中国や韓国との自由貿易協定(FTA)を順次発効させる一方、日本は出遅れている。安倍首相は「ケア・アンド・シェア」(思いやりと分かち合い)をキーワードに地域統合を促しつつ、価値観外交を前面に押し出すことで、踏み込んだ内容のASEAN憲章を目指すインドネシアやフィリピンなどを後押しする思惑がある。

8月20日20時18分配信 産経新聞

 “「民主的諸価値の強化」「グッド・ガバナンス(良き統治)の保証」「法の支配の維持」「人権の尊重」といった価値観”の提示は、中国共産党独裁政権による人権抑圧が常態化し、紀元前から現在に至るまで一度たりとも自由選挙が行われたことの無い中国にはとても出来ないことです。

 過去の歴史問題での対立は何も生み出すことはありません。しかしながら“自由と繁栄の弧”という価値の外交の推進は、急速に拡大しつつある中国の影響力の増大を抑え、経済的繁栄と民主主義を通じて、アジアに平和と幸福を生み出す原動力となり、その伴走者として、アジアで最も早く近代化し、最も古い民主政治の国である日本の影響力を増大させるでしょう。

 この価値観の外交を“「(アジア重視などを柱とする)日本の外交原則にはなく、私は異論がある」と批判。「対中包囲網になり、安全保障面からも適切ではない」”との考えを示した山崎拓という前副総裁も居りましたが、これは全くお門違いな指摘です。

 日本は“対中包囲網”を意識して“自由と繁栄の弧”という価値の外交を推進しているのではありません。あくまでも“「民主的諸価値の強化」「グッド・ガバナンス(良き統治)の保証」「法の支配の維持」「人権の尊重」といった価値観”の共有によって、経済的繁栄と民主主義を通じて、平和と幸福を生み出す原動力としようとしているだけであり、結果、それが“対中包囲網”になったとしても、それはただ単に中国という国の価値観が日本のそれとは合致せず、かの国を“民主主義や人権の尊重など基本的価値観を共有”出来ない国である事を示しただけの話しです。

 この状態は“安全保障の面からも”極めて“適切”な事です。民主主義や人権の尊重を脅かす者があれば、これと断固として戦うことは民主主義国として当然の義務だ。山崎拓氏に外交方針についてとやかく言われる筋合いは何処にもありません。“アジア重視派”とやらのスタンスがよく分かる一例ですね。

 安倍首相がこの“価値の外交”を追求し、アジアに“自由と繁栄の弧”を創り上げ、それがもたらす経済的繁栄と民主主義を通じて、平和と幸福を生み出す原動力となすことを支持します。

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参考サイト

日本外交の新基軸 外務省HP

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