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2007年8月24日 (金)

友好と外交は別物

友好と外交は別物です。

中国の軍事力増強、動向注視が必要…日印防衛相会談で一致

 【ニューデリー=栗林喜高】小池防衛相は24日午前(日本時間24日午後)、インド国防省でアントニー国防相と会談し、中国の軍事力増強を注視する必要性があるという認識で一致した。

 防衛相は「中国は国防費を増大させており、透明性にも議論がある。動向を注視している」と述べた。国防相も「インドは中国と関係改善を図る一方、国防費の増大を日本と同様に注視している」と語った。

 また、国防相は「インドはエネルギーをシーレーンに依存している。海上の安全確保の面で協力が重要だ」と述べた。防衛相は「インド洋は日本にとっても重要だ。人的、技術的交流を進めることが安全確保の充実につながる」と応じた。

(2007年8月24日20時14分  読売新聞)

 確かに中印貿易は年々着実に実績を伸ばし、その交流は深まる一方ですが、それとこれとは話しが別です。

 インド国防相が“「インドは中国と関係改善を図る一方、国防費の増大を日本と同様に注視している」”と語ったように、近年ますます盛んになる両国の経済交流とは裏腹に、米国における中東系企業のそれと同じように、安全保障の観点から新たに建設される13箇所の港工事、総投資額が6100億ルピー(1兆6287億円)に上る事業について、インド政府は中国企業の請負を一切禁止する政策を打ち出しています。

 つまり、経済交流と安全保障は別物なのです。

インド洋共同訓練に海自参加表明 日印防衛相

 小池防衛相は24日午前(日本時間同日午後)、インド国防省でアントニー国防相と会談した。小池氏は米豪などが参加する9月のインド主催の海上共同訓練への海上自衛隊の参加を表明した。

 日本側の説明によると、アントニー氏が「インドはエネルギー確保をインド洋のシーレーンの安全に依存している」と説明。小池氏は「両国にとって重要だ。シーレーンの安全を確立する必要がある。両国は利益を共有している」と協力を確認した。

2007年08月24日18時13分 朝日新聞

日米豪首脳会談に期待感 首相が会見で

 マレーシアを訪問中の安倍首相は24日の記者会見で、来月にシドニーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合の際、「日米豪による首脳会談が行われるとすれば大変意義深い」と述べ、3カ国による初の首脳会談の実現に意欲を示した。

 首相は就任以来、民主主義などの価値観を共有する日米豪3カ国の関係強化を掲げている。会見でもこの方針をふまえ、「安全保障や経済など、アジア太平洋地域の自由と繁栄のためにいろいろな仕組みが重層的に存在することで地域間の理解は深まる」と語った。

2007年08月24日20時21分 朝日新聞

 朝日は例によって、このような“価値の外交”は中国様への配慮から“日中友好に反する”として反対してくると思いますが、何度も言うように“友好と外交は別物”です。

 そして“民主主義などの価値観を共有する日米豪3カ国の関係強化”ではなく、ここにインドを加えた“日米豪印4カ国の関係強化”が安倍首相の外交方針です。そこを間違えてはならない。

 この安倍首相が掲げる「自由と繁栄の弧」という“価値の外交”は、中国包囲網として確実に機能しつつあるようです。

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参考サイト

インドの港建設プロジェクト、中国企業の投資を拒否=インド政府 大紀元

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コメント

日本人は友好と言ったら本当に仲良しなんだと考えますからね
これは宗教心が弱いからかもしれません
宗教心が強いと自己と他者を隔離することが可能ですが
神道も仏教もそこまでの宗教的強さがないです
歴史的に見ても中国にぶれることがあります
その時に飲み込まれそうになると日本に戻ります
そこが日本の潜在的な強さですが
現在売れる本は保守的な本や自己同一性を考える本です
立ち返る時期に来ている事を潜在的に感じる人が多いんでしょう

投稿: 京 | 2007年8月25日 (土) 05時06分

友好=信仰 或は 友好=追随

ではありませんからね。

例え真の友人だったとしても、両者別人格ですからね。
夫婦や親子の間でも「別人格」というでしょう。
日本と中国に関して言えば、尚更そうでしょうね。

投稿: 匿名 | 2007年8月25日 (土) 12時28分

×日米豪印3カ国
  ↓
○日米豪印4カ国

だと思います。

投稿: 訂正かな? | 2007年8月25日 (土) 15時34分

>>日米号印4カ国
訂正しました。ご指摘ありがとうございます。

投稿: takayuu@管理人 | 2007年8月25日 (土) 21時34分

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