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2007年6月 6日 (水)

年金を政争の具にする朝日

もういいたい放題だな。

支持率急落-年金を政争の具にする愚

 安倍内閣の支持率が急落した。朝日新聞の世論調査では30%と、政権発足後の最低を記録した。不支持率は49%で、これまでの最高だ。

 下落の理由は二つある。ひとつは「宙に浮いた年金」問題と、政府の強引な対応への怒り。そして松岡前農水相の自殺で改めて浮き彫りにされた「政治とカネ」の問題が追い打ちをかけた。

 就任以来続いていた支持率下落が止まり、4月からは上昇基調に転じたと首相や自民党は喜んでいた。この二つのテーマが持つ政治的破壊力の大きさを思い知らされたことだろう。

 急落の引き金となった年金問題は、選挙を前に、とくに深刻かもしれない。3年前にも、当時の小泉首相や閣僚らの年金未納などが次々と明らかになり、参院選での自民敗北につながった。

 それだけ国民が強い関心を寄せるテーマなのだ。少子化や老後への不安、団塊世代の大量退職などを背景に、関心はさらに強まっている。暮らしと密接にかかわる問題であり、不公正や不公平があれば、人々は敏感に反応する。

 首相は先週の党首討論で、こう小沢民主党代表に呼びかけた。「年金は国民の信頼があって初めて成り立つ。お互いに政党同士の政争の具にすべきでない」

 その通りだと私たちも思う。

 だが、その日の夜、与党は受給漏れ年金の時効をなくす特例法案の審議をわずか4時間で打ち切り、採決を強行した。参院選に向けて、一刻も早く「火消し」に入ろうという思惑は見え見えだった。

 この問題を掘り起こしてきた民主党にも、参院選で与党批判の目玉にしようとの狙いがあったのは確かだろう。だが、自民党はさらに「政争の具」への拍車をかけようとしている。

 年金番号の統合を決めた時に厚相だった菅直人・民主党代表代行を非難するビラをつくり、先週末から大量にばらまき始めた。統合する際に不手際があったため5千万件もの年金記録が宙に浮くことになった、という理屈だ。

 首相も、地方での演説で菅氏を名指しで非難している。だが、菅氏の厚相時代を含め、それ以後の政権は自民党が握ってきた。自民党が菅氏に責任をなすりつけるのはお門違いだろう。

 そもそも、年金問題への関心の高さに目をつけたのは首相だったのではないか。社会保険庁に対する国民の怒りを引き寄せるため「社保庁解体」を参院選の売りものにし、その労組を支持母体とする民主党への批判につなげる――。安倍政権にはそんな思惑があった。

 それが逆に政権批判を招いてしまった。皮肉な展開である。

 国民が政治に求めているのは「宙に浮いた」ものも含めて、年金をきちんと受け取れるようにすることだ。そのために社保庁をしっかり機能する組織に改める。この問題を、選挙目当ての「政争の具」にしてはならない

2007年06月05日(火曜日)付 社説

 “この二つのテーマが持つ政治的破壊力の大きさを思い知らされた”…暗に自分達の力を思い知ったかという風に自慢げに聞こえるのは気のせいでしょうか。こんなことを自慢する前に朝日新聞の経営内容に危機感を持つべきです。

 “当時の小泉首相や閣僚らの年金未納などが次々と明らかになり、参院選での自民敗北”…あの時はすばらしい偏向報道ぶりで見事に追い落としましたね。今回も菅直人が未納だったことは完全無視ですか。相変わらずの偏向報道ぶりには頭が下がります。

 “「年金は国民の信頼があって初めて成り立つ。お互いに政党同士の政争の具にすべきでない」 ”…こんな苦し紛れの言い訳を取り上げていい気になっているようでは朝日新聞のレベルが知れますね。党首討論の場を“「ここは首相に質問する場」”と述べ、一方的に与党の不手際を追及して対案すら提示せず、安倍首相に突っ込んだ質問を受ければ今度は、「年金にあまり詳しくない」などと言い逃れする小沢代表の発言には何の重みも無い。

 “参院選に向けて、一刻も早く「火消し」に入ろうという思惑は見え見え”…見え見えなのはこの問題を参院選にまで引っ張ろうとして議論に応じず、対案すら出さない民主党の思惑だろう。申し訳程度に“参院選で与党批判の目玉にしようとの狙いがあったのは確か”とは書いてはいるが、審議拒否に関してはまったく批判が無いのは明らかに偏向している。その後“自民党はさらに「政争の具」への拍車”と書けばなおさらだ。読者に本質を語ることなく印象操作するようなやり方は結局部数を下げるだけだとなぜ理解しようとしない。

 “自民党が菅氏に責任をなすりつけるのはお門違い”…正論です。自民党はひたすら対策案のみに集中するべきだった。民主党やマスコミと同じ土俵に上がったら泥仕合になるだけです。

 “社会保険庁に対する国民の怒りを引き寄せるため「社保庁解体」を参院選の売りものにし、その労組を支持母体とする民主党への批判につなげる”…めちゃくちゃな論理なのですが、第一、“「社保庁解体」を参院選の売りもの”という理論がおかしい。この理論でいけば先ず“「社保庁解体」”を争点にしなければならず、先に採決する意味が無い。先に採決しても争点化できるとするならば、年金の時効をなくす特例法案の採決を“「火消し」”とする意味が通らないではないか。

 次に“国民の怒りを引き寄せるため”とありますが、社会保険庁は解体されて然るべきずさんな組織であり、“国民の怒り”もそのずさんな運営内容に集中していたわけで、これを“引き寄せるため”と表現することは明らかにおかしい。

 続いて“その労組を支持母体とする民主党への批判につなげる”とあるが、これも明らかにおかしい。実際は“その労組を支持母体とする民主党が社保庁解体に反対”しているわけで、これでは順序が逆であり、民主党が社保庁改革関連法案に対してもことごとく審議拒否で抵抗し、この不良組織を温存しようとしていることを書かないのではまるで意味が通らない。

 “国民が政治に求めているのは「宙に浮いた」ものも含めて、年金をきちんと受け取れるようにすることだ。そのために社保庁をしっかり機能する組織に改める。この問題を、選挙目当ての「政争の具」にしてはならない”…ハァ?って感じです。“年金をきちんと受け取れるようにする”ことは“受給漏れ年金の時効をなくす特例法案”であり、“社保庁をしっかり機能する組織に改める”ことは“社保庁改革関連法案”では無いのか?ならば、これに審議拒否で応じていたずらに国会を混乱させ、“選挙目当ての「政争の具」”にしているのは民主党に他ならないではないか。

 民主党は国民の一番の関心事を“選挙目当ての「政争の具」”にすることはやめ、国会において建設的な議論を展開するべきだ。けして時間稼ぎの審議拒否を繰り返し、参院選の争点にすべきではない。

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コメント

あの『年金問題』が発端となって、
社会党の土井や村山に権力を渡してしまったことが、どれだけの『負の遺産』を残したか、
そのことに我々は思いを致すべきですな。

投稿: お笑いお花畑 | 2007年6月 6日 (水) 10時28分

朝日新聞の小躍りぶりはジャーナリズムとしての素性の悪さを表しています。この程度のことで一般紙としての矜持を忘れて舞い上がってしまうのですね。彼らの「論説委員」の質の悪さを見れば頷けますが・・・・それにしても・・・・

投稿: そんそん | 2007年6月 6日 (水) 11時53分

マスゴミの口車のせいとは言えこんな旧社会党の
居残り組みたいな政党の支持が上昇するのが実に不思議です。
でも厳しい事を言うと仮に民主党が政権を取って
利権の為に国民の負担を増すような真似を始めても
それはそれは誰のせいでもなく結局国民が選んだ結果となる。
韓国人がイメージでノムヒョンを大統領にしてしまったのと
同じで・・・しかし真の問題はもしも村山政権レベルになっても
国民がマスゴミに踊らされ続けて
民主への評価が急落しないとしたら・・・
民度において日本も特定亜細亜の仲間入り。
流石に日本人はそこまで落ちぶれていないと信じたいです・・・

投稿: | 2007年6月 6日 (水) 20時08分

こんな旧社会党の居残り組みたいな政党~
は無論民主党の事です。
一応念の為。

投稿: 先ほどの者ですが | 2007年6月 6日 (水) 20時12分

元はと言えば、社会保険庁の自治労職員のデタラメな仕事ぶりが原因。自らの責任を安倍内閣に転嫁し、安倍内閣の社会保険庁改革潰しに躍起。自治労に支配されるズサン極まりない社会保険庁が温存されるようなことになったら、年金はどこかに消えてしまうことは目に見えています。このところを取り違えたら将来に禍根を残すことになります。 
争点は自治労天国の社会保険庁を今のまま温存することに賛成か否か。改革しなければならないと思ったら自民か新風に。温存すべきと思ったら、民主か社民か共産に。
年金を守るためには安倍内閣の社会保険庁改革や公務員の天下り規制は何としても実現させなければなりません。
自治労、日教組、部落解放同盟を支持母体とした民主党に幻想を抱くことはできません。

投稿: 年金は自分の一票で守ろう | 2007年6月 7日 (木) 00時22分

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