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2007年6月23日 (土)

全面対決?

全面対決だって?

年金・公務員で全面対決へ=野党、内閣不信任で抵抗-延長国会

 7月5日まで会期が延長された国会は、与野党の攻防が最大のヤマ場を迎える。与党は年金時効撤廃特例法案や国家公務員法改正案など残る重要法案の週内成立を目指す。これに対し、民主党など野党側は、安倍内閣不信任決議案などを提出して徹底抗戦する方針で、参院選をにらんで与野党の全面対決が避けられない情勢だ。

最終更新:6月23日19時1分 時事通信

 “重要法案の週内成立を目指す”与党に対して、例によって野党は“安倍内閣不信任決議案などを提出して徹底抗戦する方針”らしいですが、国会で必要なはずの政策論議は一体何処に行ってしまったのでしょうか。

 時事通信はこの構図を評して“参院選をにらんで与野党の全面対決が避けられない情勢”と結んでいますが、何処をどうやってみても“野党が政策論議を放棄して与党の正常な国会運営を妨害しているだけの情勢”にしか見えないのは気のせいではないでしょう。

 ハッキリいって野党は、年金問題を解決する気はまったくありません。あるのはこの年金問題による与党への逆風を維持しながら、参院選を優位に戦いたいだけだ。

 しかしながら、この国の政治がここまで国民を馬鹿にし、議論すら出来なくなるほど荒廃したのは、自民党や公明党、民主党や国民新党、共産党や社会党の所為ではけしてありません。もちろん、この国を裏から操っているらしい2大カルト宗教でもなく、在日の所為でもない。

 つまるところ、問題を自分の頭で考えようとせず、マスコミのステレオタイプに安易に流され、無党派層と呼ばれていい気になっている私達日本国民が、現在の日本の政治を荒廃させた元凶なのです。つまりは私達が馬鹿だった。

 なぜなら、日本は民主主義国家であり、国民には主権がもれなく付与され、政治家を選ぶ為の選挙権も20歳になれば、自動的に与えられるようになっているからだ。それなのに、常に批判の対象となる政治家や官僚、資産家や経営者よりも、いつも割り食って奴隷にさせられようとしている筈の“いわゆる一般市民”の方がこの国の圧倒的多数を占めているのは一体どういうことなのか。

 つまり、この国の責任は私達“一般市民”がとらねばならないのです。

 日本が変わらないのは、この圧倒的多数の“一般市民”が変わらないからだ。主義主張を持たず、国家の大計も関係なく目先の事象やマスコミの作り出した風潮にのって、ただただ文句言うだけの“一般市民”が多数を占めたままでは、日本の将来は危ういだろう。

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コメント

毎日エントリー立てに感謝しつつROMさせてもらっています。
 年金問題不備の元凶を暴くべき本来の仕事に頬かむりし表層的責任を安倍総理に転化して野党を炊きつけ安倍政権批判を捲し立てる反日マスコミ。 しかし上記野党党首達の感想を読むとそろそろ 反日マスコミ、野党共闘の倒閣運動もたった12日間の会期延長くらいで攻守逆転する不安に怯えてるようですね。なら 法案そのものに反対する論拠に乏しかったと自白してるようなものです。 会期延長しても重要法案をよく審議した上通し国民の審判を問う!より良い明日に寄与する、これ政治家の本分ではないでしょうか?!
与野党を問わず 審議延長に反対の議員は来る選挙で議席を与えるべきではありません。 

投稿: heiwa | 2007年6月24日 (日) 02時14分

毎日エントリー立てに感謝しつつROMさせてもらっています。
 年金問題不備の元凶を暴くべき本来の仕事に頬かむりし表層的責任を安倍総理に転化して野党を炊きつけ安倍政権批判を捲し立てる反日マスコミ。 しかし上記野党党首達の感想を読むとそろそろ 反日マスコミ、野党共闘の倒閣運動もたった12日間の会期延長くらいで攻守逆転する不安に怯えてるようですね。なら 法案そのものに反対する論拠に乏しかったと自白してるようなものです。 会期延長しても重要法案をよく審議した上通し国民の審判を問う!より良い明日に寄与する、これ政治家の本分ではないでしょうか?!
与野党を問わず 審議延長に反対の議員は来る選挙で議席を与えるべきではありません。 

投稿: heiwa | 2007年6月24日 (日) 02時16分

マスゴミの報道では、国会の会期延長を、
やれ「候補者のポスターを作り直すのに、無駄な経費がかかる」とか、
「投票所の会場となる学校が夏休みに入って、スケジュールを調整するのが大変」とか、枝葉末節のことばかりクローズアップしています。
肝心の中身について語ったものは、ほとんど見かけません。
これじゃあ、オバちゃん達の「井戸端会議」にも劣りますね。
与党のバッシングの為には手段を選ばないのが見え見えです。
それでも視聴者は騙されちゃうんだろうなぁ~

投稿: アサピー嫌い | 2007年6月24日 (日) 09時24分

 代議士と言う職分は、議を「国民に」代わって行う立派な人(士)と言う意味だと解釈しているから、自らの弁舌で敵論を論破してこその代議士の甲斐性と云えるだろう、然るに、彼等の中で、其れを試みたモノは居たか、居るまい。

 聞こえてくるのは、数が足りない事からの慨嘆、ボヤキ、ウジウジとした非難、愚痴だけだろう、国民が納得するような正論で対抗して居さえすれば、数はそのうち逆転する。

 しかし、考えてみると、此奴ら(野党)の多くは、守旧派という「逆転された」連中なんですね、前世紀の遺物宜しく、消え去る運命に有るようで、小賢しささえ感じない「戦略」を必死でやるしかない、若い衆は、空しくないのかなぁ。

投稿: ナポレオン・ソロ | 2007年6月24日 (日) 16時50分

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» MAJORITY ~命の価値は~ [地方が危ない!?「危ない!人権条例」]
これは民主党に限らず、左派系人士がよく言う話ですが、人の人生にはいろいろな方があっていい、 むしろ人権、という観点からもその違いを認め、多様性を楽しむのが成熟した社会のあり方である、とよく言いますよね。 ですが、これらは実はおかしな話なんです。なぜかと言うと、彼らは実は「多様性を認めろ」、と言いながら結局は「彼らが弱者であると認める、あるいは世の中の少数派であり結果的に彼らが弱者と認めるもの」の人生にしか興味がない。 社会は人生の多様性を認め受け入れるべきと言うのならば、別に世の中の多数派のあり方を... [続きを読む]

受信: 2007年6月24日 (日) 07時12分

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