危険食品差し押さえ
米国もようやく気付いたようですね。
中国産の食品や薬品の原料から毒性物質が検出されている問題で、米食品医薬品局(FDA)が4月の1カ月間で、中国からの輸入食品貨物107件を危険性があるとして水際で差し押さえていたことが分かった。米ワシントン・ポスト紙が20日、報じた。ほかにダイエット用の補助食品や化粧品など1000件余りも差し押さえられているという。
同紙がFDAの文書をもとに報じたところによると、差し押さえられた中には、発がん性のある物質によって保存加工された乾燥リンゴ、使用が禁止されている抗生物質が使われた冷凍ナマズ、違法な農薬が使われたキノコ類などがある。
一方、FDAによると、先月27日から今月17日までに、中国からの植物性たんぱく質濃縮物の輸入を46件差し押さえた。米国では、中国から輸入された植物性たんぱく質を使ったペットフードを食べた犬や猫が死ぬ例が相次ぎ、樹脂などに使われるメラミンが添加されていたことが原因とされた。差し押さえた貨物は、業者側がメラミンが混入されていないと証明すれば輸入を認める。
また、19日付のニューヨーク・タイムズ紙は、パナマ当局が歯磨き粉6000本から毒性のあるジエチレングリコールを検出したと伝えた。中国から輸入された可能性が高い。歯磨き粉は服用されないため健康被害は少ないと見られるが、パナマではジエチレングリコールの混入された風邪薬が原因で100人の死亡が確認されている。
2007年05月21日13時36分 朝日新聞
先のメラミン入りペットフードについて中国当局はあくまでも特例として弁解に終始しましたが、ここまで毒性のある「危険食品」が続出してくると、中国製品すべてが何らかの毒性があると思ったほうがいいのかもしれません。
日本がポジティブリストを導入した時には、中国は逆ギレしてSK-2などの化粧品に対して報復規制をかけてきましたが、米国に対してはどういった対応に出るのでしょうか。
【北京21日時事】中国で製品・食品の安全を管轄する国家品質監督検験検疫総局の李伝卿副局長は21日、北京で開かれた国際会議で、中国として「製品の品質と消費者の安全を重視している」と強調した。
中国製品をめぐっては、米国で中国産原料を使ったペットフードを食べた犬、猫が死亡するなど、世界的に懸念が広がっている。李副局長は、安全確保への中国政府の強い姿勢を改めてアピールしたものとみられる。
ロイター通信によると、李副局長はまた、「品質問題が適切に処理されるよう他国と協調することが重要」と述べ、国際協力に積極的な姿勢を見せた。
2007/05/21-20:01 時事通信
事が大きくなった途端に国際協力をアピールするところが中共らしいですが、“「製品の品質と消費者の安全を重視している」”と口先だけで主張したところで、実態が伴ってこないことには意味がありません。
改善できなければ国際的市場から中国製品が締め出されるだけです。その時になって事の重大さに気付いても後の祭りでしかないでしょう。
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コメント
資生堂のSK-Ⅱを有害物質が含まれているからと販売停止にしたり、ソニーのデジタルカメラを不良品として販売停止にしたり、充分な品質検査能力があると思うんですが。
っていうか、始めから、そんな能力があることなんて、誰も信じてないんですね。
投稿: sazanami1905 | 2007年5月21日 (月) 22時59分
実は、中国産の原料を使った加工食品類って日本の方が多いんじゃないの? 良く見る決着材の、小麦グルテン、大豆たんぱく等々。 安~いかまぼこなどの、練り物とか、非常食にもなる栄養補助食品・ソフトビスケットとかクラッカー、サプリメント・・・中央省庁の無能役人どもは、見てみぬフリ。 日本じゃもはや自己責任防衛。
投稿: 蕗 | 2007年5月22日 (火) 01時35分