口座凍結解除
良かったですねぇ。
資金移管せず直接返還
【北京、マカオ10日共同】マカオ金融管理局スポークスマンは10日、銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)にある北朝鮮関連口座について、口座名義人が「いつでも資金を受け取ることができる」と述べ、全口座の凍結を解除したと明らかにした。これに先立ち、米財務省は同日、マカオ当局が全口座の凍結解除を準備しているとの声明を発表。米国は当初計画していた中国銀行への資金移管に技術的困難が多いことから、口座名義人に資金を直接返還する方法で問題の決着を図った形だ。
米声明は中国、北朝鮮、マカオの当局者との協議に基づく措置としているが、北朝鮮の反応は不明。
北朝鮮は資金返還確認後、2月の6カ国協議で合意した寧辺の核施設の稼働停止などの初期段階措置を履行するとしており、今回の措置は期限となる14日までの履行遅れを避けるためとみられるが、期限までの同措置完了は困難な見通し。
2007年04月10日 20:53 【共同通信】
さて、これで“口座名義人が「いつでも資金を受け取ることができる」”ようになったわけですが、結局この措置が“米国は当初計画していた中国銀行への資金移管に技術的困難”を伴う為に行われた代替え措置であることから見ても、口座凍結が解除されたところで海外送金できない状況はなにも変わっていないということです。
50以上あるBDAの北朝鮮口座のほとんどの名義人が既に死亡した朝光貿易総支配人のパク・ジャビョンであるなど、もともとマネーロンダリング以外にも問題の多い北朝鮮資金でしたが、中国銀行から送金を拒否され、とうとう米国にも見放されて、後は当事者同士で勝手にやれという結論に達してしまったようです。
米国と中国が協力しても技術的問題で送金できなかった資金が、BDAと北朝鮮が協議して何とかなるわけがありません。直接返還されたところでBDAの準備高では全額現金で引き出すのは不可能だ。
今後は凍結を解除された北朝鮮が、核施設停止等の「初期段階の措置」に応じるかが焦点となってきますが、そんなことを期待するよりも、次の難癖が何かを予測したほうがよほど有意義であることは間違いないでしょう。
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