日韓の明暗
構造改革が明暗を分けたようです。
日本では来年の春に大学を卒業する就職希望者43万6500人に対し、企業が採用を希望する新卒者の数は93万2600人にのぼるという。企業が採用を考えている人数が、就職志望者の数の2.14倍にもなる。この「倍率」は、1992年以来最大だ。
90年代、日本の雇用環境は長期不況のため非常に厳しい状態が続いていた。2000年になっても採用人数に対し2倍の数の就職志望者が存在し、熾烈な買い手市場となっていた。それが今や、就職希望者1人が2つ以上の就職先をてんびんにかけてどちらにしようかと迷うといった、売り手市場に変わったのだ。
現在日本では、それなりに良い大学の卒業予定者なら、すでに4-5カ所の企業から内定をもらっているほどだという。反対に企業は希望にかなう人材を1人でも確保しようと、大学を訪問しては企業の広報に力を入れている。
日本の雇用環境がこのように180度転換したのは、2002年から60カ月以上も景気回復が続き、それを受けて企業が採用枠を拡大したことによる。日本政府は2000年から毎年「社員10人以上の企業を5万社つくる」ことを目標に起業を支援してきた。その結果、民間企業の新卒採用の数が、ここ5年間で2倍に跳ね上がった。
一方韓国では、昨年1年間に労働部の雇用支援センターを利用して求職活動を行った大卒就職希望者68万6000人のうち、17万2000人しか仕事に就くことができなかった。ここで取り残された51万4000人は現在も就職できないまま、企業を訪ね歩いているものと思われる。経済総合調査によると、今年の新卒採用の規模は昨年よりもさらに30%縮小するという。
雇用は政府が用意するものではない。あくまでも企業が必要に応じて募集するものだ。ここ5-6年間に日本政府は「小泉改革」により公務員数を削減し、民間企業の投資活動や起業活動を促す方向で進んできた。一方韓国政府は反対に国家予算を食いつぶして公務員を増員し、見せかけの雇用ばかりを増やしてきた。幸せな悩みを抱える日本の若者と、暗たんとした韓国の若者のこうした対照的な状況は、両国政府の対応の違いが生んだ結果だ。
“日本政府は2000年から毎年「社員10人以上の企業を5万社つくる」ことを目標に起業を支援してきた。その結果、民間企業の新卒採用の数が、ここ5年間で2倍に跳ね上がった”という話しや、“日本政府は「小泉改革」により公務員数を削減し、民間企業の投資活動や起業活動を促す方向”という小泉改革の方向性は、朝日新聞や他の日本の新聞にはちっとも出ていないのですが、こういった現状を見る限り、サヨクマスコミは“就職希望者43万6500人に対し、企業が採用を希望する新卒者の数は93万2600人にのぼる”という現在の日本の状況を、どうしても「小泉改革」と結び付けたくないように見えます。
日本政府が、もしも「構造改革」という痛みに耐えることができず。構造改革を途中で放棄して構造を温存した場合どうなったかについては、韓国の現状を見れば一目瞭然です。
格差格差と念仏のように唱え、政府与党の負の部分だけを積極的に取り上げることばかりに一生懸命なマスゴミはもういりません。今、この社会の害悪の根源が淘汰される時が来たのかもしれません。
既存マスゴミを淘汰せよ!と思う方はクリック!(人気blogランキングへ)
| 固定リンク
「国内政治」カテゴリの記事
- 瑞穂が竜馬を口寄せ(2010.05.03)
- 普天間先送りの元凶(2010.02.19)
- 【瑞穂は】幼稚な党首【小学生】(2009.12.17)
- 自民の迷走(2009.12.11)
- 誤算はチャンス(2009.12.08)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>就職希望者43万6500人に対し、企業が採用を希望する新卒者の数は93万2600人にのぼる
だから、「求人対象を半島にも広げよう」とか言い出すんじゃないか、と思う、ご心配なく、日本には大卒フリーターが山程居ますって、それに、反日国家に求人を出すよっか、インドの大学生を求人した方が良い、彼等の数学的才能は、日本人とは亦違う次元らしいから、「インド人も吃驚」じゃなく「インド人に吃驚」のインド人ショックが、日本の教育の行方にヒントを与えるかも。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2007年4月27日 (金) 16時01分
日本のマスコミより、反日の韓国マスコミが日本政府、特に小泉時代を評価しているこの現実。
日本のマスコミは反日韓国マスコミより劣っている事が良く分かる一件でした。
投稿: も | 2007年4月27日 (金) 20時38分
日本のマスコミより、反日の韓国マスコミが日本政府、特に小泉時代を評価しているこの現実。
日本のマスコミは反日韓国マスコミより劣っている事が良く分かる一件でした。
投稿: も | 2007年4月27日 (金) 20時38分