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2007年3月12日 (月)

選別される人たち

“恩師”には変わらないでしょうが…

卒業式来賓、校長が選別 都立高 恩師も「お断り」

 今春の東京都立高校の卒業式で、恩師たちが来賓として出席できない事態が相次いでいる。式典で君が代斉唱時の不起立が問題になるなか、中村正彦・都教育長が昨年3月の都議会で、来賓について「校長が慎重に検討し、適切に人選するよう各校に指導する」と答弁し、校長が来賓を選別したためだ。

 「お世話になった先生なのに、何で入れないの」。3日、都立向島商業高校定時制の卒業式。産休代替の先生として教わった女性が出席を拒まれたと知った卒業生たちが声を上げた。

 石関元・校長に掛け合った保護者もいたが、取り合ってもらえなかったという。これに納得しない一部の卒業生が入場を拒み、開始が8分ほど遅れた。

 昨年度までは、他校に転勤しても来賓として出席した。だが、今春は、元担任ら7人は招待されたが、この女性ら2人は出られなかった。

 石関校長は「教育長の答弁を受け、校長の権限でやった。一緒に厳粛な式をやってきた先生となら、式を適正にできると考えた」と話す。

 3日あった新宿高校定時制の卒業式では、卒業生の元クラス担任を含む「旧職員」は1人も招かれなかった。高木克校長は、昨年の式で君が代斉唱で起立しなかった教師が1人いたことを挙げ、「特定の先生だけを招かないのはむしろ問題が大きいと考えた」と話す。

 昨年転任した女性教師は、卒業生から「来てね」と言われ、式が終わる直前に赴いた。式場の外で待って花束を渡した。「教え子と卒業式で会うのはごく自然なこと。こんなのは前代未聞です」

 都立久留米高校では、04年春まで務めた前校長、渡部謙一さん(63)の招待が取り消された

 同校の全日制は今年度でなくなるため、3日の卒業式と閉課程式には歴代校長らが招待された。

 渡部さんによると、今年1月末、現在の堂山勇校長から「出席しないでほしい」と電話で要請された。堂山校長は渡部さんに「都教委の方針に従わない者を呼ぶことが都議会で問題になった」と説明。渡部さんが市民団体の集会で講演し、朝日新聞の「私の視点」に寄稿したことが都教委で問題にされていると告げたという。

 渡部さんは「東京の教育行政は徹底して異論を排除しようとしている」。一方、堂山校長は朝日新聞の取材に「この件に関しては話すことはない」と言っている。

2007年03月10日19時57分

 見出しからしてサヨ真っ青な言葉が並んでますが、これが全国紙の紙面かと思うと寒気がしますね。

 “恩師たちが来賓として出席できない事態”といえば聞こえがいいですが、その理由が“式典で君が代斉唱時の不起立が問題”となった為とあえて言わないのには何かわけでもあるのでしょうか。

 途中、長い長い前置きが続きますが、朝日新聞として本当に報道したかったことは“渡部謙一さん(63)の招待が取り消された”というところからです。

 “市民団体の集会で講演”とありますが、これは「教育に自由を!2.10集会」において行われた「東京都教育委員会」を告発する!という講演を指しており、ここでは式典に“来賓にふさわしくない”として招かれなかったことについて、板橋高校・藤田先生を思い出させるとしています。

 藤田氏は板橋高校卒業式において、来賓として招待されたのをいいことに、生徒入場15分前に待機していた保護者席で「サンデー毎日」のコピーを配布し、その招待された卒業式の異常さを訴えつつ、「国歌斉唱時に着席をお願いします」と呼びかけることによって式典を妨害し、「威力業務妨害罪」で東京地裁に起訴されたおバカチャンです。

 サヨクの言い分としては、国旗、君が代斉唱の強制は個人の思想・良心の自由の侵害にあたる為、東京都教育委員会が出した「日の丸・君が代」を義務付けた「10.23通達」を違憲違法としてこの藤田氏の行為を正当化し、「威力業務妨害罪」で起訴されたことを、産経新聞と結託して騒ぎたてることによって社会問題化したでっち上げだと言い張っています。

 しかしながらこのサヨクの言い分が、先の最高裁の判決によって“「公共の利益のために勤務する公務員は、思想・良心の制約を受ける」”と判断され、“職務命令を合憲と判断した上で、教諭の上告を棄却”したことによって根底から崩れ去ってしまいました。

 つまり、サヨクが違憲違法とした「10.23通達」は裁判所の最高機関である最高裁において、“合憲”と判断されたわけです。違憲違法に対してあれほど口煩いサヨクであれば、合憲判断が出た時点でその方針を180度転換してもよさそうなのですが、その兆しはまったくありません。

 そして“「校長が慎重に検討し、適切に人選するよう各校に指導する」”という通達が出た結果、こういったわからずやのダブルスタンダード、憲法や法律などの決まり事は自分にとって都合のいいときにだけ利用し、それ以外は“不当だ!”として騒ぎ立てるルールを守らない迷惑な人たちを“校長が来賓を選別”して排除したわけです。

 ただの自業自得なわけなんですが、堂々と“「東京の教育行政は徹底して異論を排除しようとしている」”と開き直るあたり、本当にどうしようもない人たちですね。

 主義信条を語ることは自由だが、それが時と場所によって制限されるのは当たり前のことです。それすら理解できずに式典妨害を繰り返し、主義信条を他人に押し付けるような人たちが、出入りを制限されるのは当然のことです。

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コメント

北朝鮮の言動と瓜二つ…。

もう、やることなすこと裏目に出るだけなんですが、気づかないでしょうかね? アカ教師も、マスゴミも。

個人的には気づかないまま、行くとこまで行って欲しいですが。

投稿: 貴彬 | 2007年3月12日 (月) 18時55分

初めまして。
今回のエントリーを見て、ネットの普及の有難さを肌身で感じさせられました。
というのは、もしネットが普及してない時代にこのアカ日新聞の記事を目にしていたらそのまま鵜呑みにしていたかもしれないからです。
その意味でも、マスゴミにとって隠したい真実を暴いてゆくことは、大事なことだと思います。
今やマスゴミの薄汚れたフィルターは、takayuuさんのような真実を追究するブログによって、徐々に取り払われてきていると思います。
これからも応援します、頑張ってください。

投稿: 特ア嫌い人 | 2007年3月12日 (月) 22時26分

国旗国歌の強制は個人の思想・良心の自由の侵害にあたる?

教育・労働・税務の義務も国の強制であり、とりわけ教育を義務化して狭い豚箱に閉じ込め、日教組による洗脳活動が成されることはそれ以上に、個人の思想・良心の自由の侵害にあたるような気がする。

教育機関は解散するべき。
・・・と、言っているのかな?

アカにまみれたダマスコミはぶうめらん遊びが好きですね。

投稿: siksanto | 2007年3月13日 (火) 09時25分

緊迫感を増す韓国経済、米国の100倍の先物取引実績、ワロス曲線その後、12兆円の短期外債の借り換え・・・

実は経済崩壊寸前なのではないか
http://toanews.sakura.ne.jp/pukiwiki/index.php?%C1%ED%B9%E7

投稿: 午 | 2007年3月13日 (火) 11時51分

↑韓銀がワロス介入のために残高160兆ウォンの国家債務に含まれない多額の通貨安定証券を保有し、毎年6兆8000億ウォンの利息支払い義務があることが抜けてますねぇ。
そして、再来年には長年の赤字垂れ流しによる資本侵食により、この債務と利息支払いを政府が保証することになるという事も…。

投稿: takayuu@管理人 | 2007年3月13日 (火) 21時36分

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