開明化した女性
当然のことだ。
衆院予算委員会は7日午後も、安倍晋三首相と全閣僚が出席して少子化問題などに関する集中審議を続行した。柳沢伯夫厚生労働相は「女性は産む機械」発言については追及されるたびに陳謝を繰り返したが、「2人以上子どもを持ちたい若者」を「健全」と表現した発言については「みんなが子どもを持ちたくないと意思表示をしたら、私は困ってしまう。その言葉を撤回しなければならない理由が分からない」と述べ、謝罪や撤回については拒否した。
また、質問に立った小宮山洋子氏(民主)が「少子化への取り組みが十分でない」と追及したのに厚労相が「委員のような開明化された女性議員には不満もあると思う」と答弁し、小宮山氏が「カイメイカとはどういう字を書くのか。文明開化していない(女性もいる)ということか。適切でない言葉遣いが多い」と反発する場面もあった。
一方、与野党は7日、07年度予算案に対する衆院予算委員会での基本的質疑を9、13両日に行うことで合意、実質審議入りが決まった。野党が8日開催を要求していた参院予算委での少子化問題に関する集中審議は、来週以降に参院厚労委で行うことになった。【田中成之】
毎日新聞 2007年2月7日 21時15分
“謝罪や撤回については拒否”して何が悪い。いやぁ、柳沢大臣とは意見が合いそうですね。小宮山洋子氏とのやり取りは、まさに昨日のエントリーそのままです。本当にこいつらフェミどもは少子化対策を自分の主張を通す為の道具としか思っていない。
これを傍から見るならば、少子化問題を盾に抗弁する。つまり、“自らが女性であること”=“子供を出産することが可能である”ことを盾にとり、自らがこの問題の代表者として男社会に果敢に挑戦しているという構図に自己陶酔しきっているようにしか見えません。
つまりこの方は、数少ない“開明化”された女性として、日本の“開明化”されていない女性の代表として戦っているわけです。この方から見れば、世の家庭を守り、子供を育てる専業主婦は、男尊社会で抑圧された不幸な犠牲者でしかないのでしょう。
小宮山議員の“「カイメイカとはどういう字を書くのか。文明開化していない(女性もいる)ということか。適切でない言葉遣いが多い」”という言葉の中には、こういった考え方と優越意識がハッキリと表れています。発言の反対の例を取り上げて“適切でない”と批判するとはあきれ果てて言葉もでません。
このように、無理やり自分の価値観にすべての女性の生き方を当てはめて、あたかも全女性の代表のように振舞われると、どうにもこうにも言いようの無い不快感に襲われます。柳沢大臣が小宮山議員を評して、“開明化した女性”等と厭味の一つも言いたくなる気持ちも良くわかるというものです。
“開明化した女性”にウンザリ来た方はクリック!(人気blogランキングへ)
| 固定リンク
「国内政治」カテゴリの記事
- 瑞穂が竜馬を口寄せ(2010.05.03)
- 普天間先送りの元凶(2010.02.19)
- 【瑞穂は】幼稚な党首【小学生】(2009.12.17)
- 自民の迷走(2009.12.11)
- 誤算はチャンス(2009.12.08)
「毎日新聞」カテゴリの記事
- 政権末期(2010.12.16)
- 中国軍拡を肯定する民間大使(2010.07.27)
- 国会延長せず(2010.06.14)
- 種牛候補をあてがう民主党(2010.05.26)
- 責任追及より対策強化(2010.05.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
柳沢大臣は、小宮山とかいう≪口先オンナ≫に対して、
『欧米か?』
って、突っ込んでやればよかったのに(笑)
投稿: お笑いお花畑 | 2007年2月 8日 (木) 12時33分
柳沢大臣は今後の答弁で、「私は『生産性』と申すような人間ではございません」と言うべきですね。
投稿: sukuna | 2007年2月 8日 (木) 13時32分
開明化とは。
お年を召した方が使われる表現でして、聡明な人という意味です。
カイメイカ と聞いて、文明開化やら差別やらと直ぐに出てくるのは、普段からソウイウ考え方なんでしょうねぇ。
柳沢大臣の事は言えないのでは無いでしょうかね。
投稿: asuka | 2007年2月 8日 (木) 14時38分
小宮山洋子議員!
カイメイカとは
怪迷化
と読むのです(笑)。
あなたのような女性のことです(笑)。
投稿: 柳生すばる | 2007年2月 8日 (木) 15時32分
菅直人氏の「子供の生産性が低い」発言は柳沢大臣の発言よりひどいボキャブラリーの無さ。
投稿: おじさん | 2007年2月 8日 (木) 16時45分