国家予算の使い道
バカ殿をトップに置くと、何かと大変なようです。
北朝鮮が国際的な孤立で飢餓と貧しさが続く中、米国を含む西側諸国の影響力拡大に対立し、金日成(キム・イルソン)父子崇拝作業をさらに強化しているとクリスチャン・サイエンスモニター(CSM)電子版が3日、報道した。
新聞は対外エコノミックスポリシー研究院が発刊した白書を引用し、北朝鮮政府が故金日成主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記神格化のために現在、国家予算の40%ほどを使っていると伝えた。予算は主に学校と全国3万の金日成銅像、体育祝典、映画制作及び著書、4万の研究所支援、歴史遺跡、サーカス劇場、岩の彫刻の偶像化行事に使われると新聞は紹介し、このようなイデオロギーに関連する予算が1990年代は全体の19%にすぎなかったが、2004年にその2倍である38.5%に増加したのに続き、最近40%に増えたとした。
新聞はしかし金正日父子体制に対する偶像化の強化は、以前と違って効果を得ることができず、むしろ内部の不安定が増長したことによる反作用という印象を与えていると分析した。2007.01.03 16:17:26 中央日報
こんなくだらないことに使うくらいなら、農地整備や老朽化した工業生産設備の更新に当てれば良いのにと思うのは私だけではないでしょう。
国民が飢え、何万人もの餓死者を出しているにもかかわらず、国家予算の大半を“学校と全国3万の金日成銅像”に費やすとはあきれるばかりです。
ロシアのレーニン像やイラクのサダム・フセイン像が辿った運命は、また北朝鮮でも繰り返されることになりそうです。狂った独裁者に支配された国家は、こうやって終わりを迎えるのが世の中の常のようです。
最後に“内部の不安定が増長したことによる反作用”と締めていますが、全国に3万あるという金日成像は、すでに政変後の民衆のストレス解消ぐらいにしか使い道がないのかもしれません。
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コメント
北には金日成像ばかりで、なぜか金正日像はないと黒田勝弘さんがどこかに書いておられました。(出典あやふやですみません)
いつか引き倒されることを恐れているのか?
投稿: 飯野 | 2007年1月 5日 (金) 11時03分
初めまして、40%に興味が引かれたのでコメントします。
統計処理によりますが、一般に官庁予算の50~60%は、役人の給与だと思います、すると40%は。
「役人の給与を除く、ほぼ全てがカリスマ予算」(笑)
ミサイルや核爆弾開発費も有るはずですから、分類の違いかな?
投稿: まる | 2007年1月 5日 (金) 13時54分
あくまでも国家予算ですから、非合法で稼ぎ出したものは含まないのかもしれませんね。
しかし、人件費以外のほとんどをカリスマ予算に使うとは思い切ったことをしますね。
投稿: takayuu | 2007年1月 6日 (土) 00時30分