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2006年12月20日 (水)

天下為公

外務大臣、麻生太郎が新派閥を結成しました。

「捲土重来を期す」麻生外相が新派閥「為公会」を結成

 自民党の麻生太郎外相(66)は19日、旧河野派を主体とした国会議員15人で新派閥「為公(いこう)会」(麻生派)を結成した。

 同派には、15日に解散した旧河野派の全議員11人に加え、無派閥の鴻池祥肇・元防災相、山口俊一、赤間二郎、鈴木馨祐各衆院議員が参加した。都内のホテルで開かれた設立総会では、会長に麻生氏、事務総長に森英介衆院議員を充てることを決めた。

 この後、麻生氏は記者会見し、「私は安倍政権の中で外相という職務に就いている。従来同様、安倍政権を支えたい」と述べた。そのうえで、「総裁選後に捲土(けんど)重来を期すと申し上げた。いつの日か総理総裁を目指す度胸、覚悟を決めたうえで、(麻生派を)立ち上げた。1人でも多く仲間を増やすよう努力したい」と勢力拡大に努め、将来は総裁の座を目指す決意を表明した。

(2006年12月19日19時44分  読売新聞)

麻生太郎直筆「天下為公」 鹿島宇宙技術センターHPより

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 「天下為公」は外務大臣、麻生太郎の座右の銘です。今回の派閥結成に関して麻生太郎オフィシャルサイトにより詳しく説明がありますので紹介します。

為公会発足

きょう、新しい政策集団、「為公会(いこうかい)」を立ち上げました。

これは、古代中国の経書・礼記の一節にある、為政者の政治理念を説く言葉、「天下為公」に由来するものです。
「天下為公」、政治的判断をする上で、いつも念頭にある言葉です。

昨今、「公」が持つその意味が、不確かなものになりつつあります。
官と民の間に「公」という概念があることを、政(まつりごと)に携わるものは、常に考えておかなければなりません。

また、今国会で実現した教育基本法の改正、今後の憲法改正においても、この「公」は非常に大事な概念です。

天下国家は「公」の為にあるのだということを肝に据え、志高く事に進んでいきたいと思います。

2006年12月19日 「きょうたろう」より

 政治家は直接選挙で選ばれた公人ではあるが、国の代表を務める内閣総理大臣は事実上、自民党という政党の内々で行われる総裁選によって間接的に選ばれる存在です。

 つまり日本国の総理に就任する為には“派閥”というものが必要となるわけで、そのことは、過去には森首相の誕生をめぐって密室政治と揶揄され、日本の政治の仕組みを考える上で、大きなマイナス要因となってきました。

 しかしながら、こういった経緯で誕生する総理には、より公人としての意識が必要とされることも事実です。そういった意味で、今回、麻生太郎氏が先の総裁選挙の捲土重来を期し、新派閥名を「為公会」と名付けたのは非常に意義のあることだと思います。そしてこの元となった「天下為公」は麻生太郎氏が長年、座右の銘としてきた言葉でもあります。

 天下国家は「公」の為にある。「為公」を英語に直訳すれば[for public]となり、対内的にも対外的にも、麻生太郎氏の政治にかける思いが非常に届きやすくなっている点にも注目です。自身が外務大臣という要職にあるということも関係しているとは思いますが、こういった国際感覚を自然と身に着いていないことには、これからの日本の首相は務まらないでしょう。

 例によって麻生氏を公然と敵視する朝日新聞は、“麻生派旗揚げ、見切り発車 「大宏池会」見えぬ結集”などと抜かしてふざけた記事を掲載しています。その中で、谷垣派と古賀派の2大売国親中派閥の反発を取り上げ、創設メンバーが15人しか集まらなかったことを“誤算”としていますが、麻生氏にとって見ても、売国親中派が領袖を務める両派閥など端からお呼びではないでしょう。よってこぬなら潰せばいいのです。そうすれば、両派閥のまともな人たちが、吉田茂閣下からつづく保守本流の正統後継者、麻生太郎が率いる「為公会」の元に結集し、自然と大きな力となっていくでしょう。そしてそれこそが、将来の内閣総理大臣を務める男の器というものです。

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参考サイト

麻生派(為公会)は保守本流の正統後継者

麻生派立ち上げ♪ -第91代総理大臣へ- Let's Blow! 毒吐き@てっく

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コメント

 私もポスト・安倍には麻生太郎ということを記事にしました。
 北方3島返還・発言ではちょっと口を滑らせましたが、氏の人を食ったしゃべり口は母方のお祖父さんである吉田茂元首相に良く似ていて私も大好きです。

投稿: 柳生すばる | 2006年12月20日 (水) 20時05分

 自民党という政党が強力な物になりつつあります。
 野党も足を引っ張るのではなく、反対のそのまた向こうを見据えた国家観や国益を追求し、国民の幸福を図る責任政党にならなければ勝ち目はないでしょう。
 拉致被害者奪還を果たすことこそ、安倍・麻生内閣の目指す『美しい国』の必要最低条件であると信じています。

投稿: くまがわ直貴 | 2006年12月20日 (水) 21時41分

麻生さんは頼もしいと感じています。為公会立ち上げはけっこうなことなのでしょう。ただ、このメンバーには河野太郎がいます。麻生さんが総理になったあかつきには、要職についたり、最悪閣僚になったりしないかと心配です。

投稿: 石川 | 2006年12月21日 (木) 11時13分

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