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2006年11月30日 (木)

反リベラルのススメ

ジェンダーフリーは自然の摂理に反する行為のようです。

「男女7歳にして不同席」人気 米の公立小中250校実践

 急速な勢いで、米国の公立小中学校に「男女別学」が増えつつある。1995年には全米でたった3校だった男女別学教育の導入校が、今では250校以上に達した。男女平等の先進国が、21世紀に「男女7歳にして席を同じゅうせず」と言い出した背景には、教育現場に競争原理を導入することによって活性化を図ろうとする、米国流教育改革がある。 (ロサンゼルス 松尾理也)

 今年9月、イースト・ロサンゼルス地区に開校したばかりの「エクセル・チャーター・アカデミー」は今、男女別学の実験中だ。6年生の生徒を無作為に(1)男子だけのクラス(2)女子だけのクラス(3)男女混合のクラス-に分け、同じカリキュラムの下で授業を行った上で、成績を比較する。

 結果は、来年1月に報告書にまとめられるが、同校のパトリシア・モラ校長は、「とりわけ男子だけのクラスに、いい影響が感じられる。この年ごろの男の子は、女の子をどうしても意識してしまうが、男子だけのクラスなら、失敗を恥ずかしがることもない」と、すでに手応えを感じている。

 モラ校長は、私立の女子高出身。公立校の教師となってからも、男女別学の有効性を持論としてきた。だがこれまで米教育省は、男女平等を尊重する立場から、別学を非常に限られた場合にしか許可してこなかった

 ところが、思わぬところから追い風が吹いた。ブッシュ政権による教育改革である。多様な選択肢を認めることで教育現場に競争原理の導入をめざす2001年の「新教育改革法」は、男女別学について「革新的な教育手法である」と言及。さらに米教育省は先月、公立教育のガイドラインを改定し、これまで原則として認めなかった別学クラスの設置を、一転して積極的に推奨するようになった。

 「研究によって、男女別学が教育に効果をもたらす場合が存在することがわかってきた。地域社会に多様な選択肢を用意することが重要だ」。スペリングズ米教育長官は、男女別学容認のねらいをこう述べた。

 男女別学については最近、違う方向からも追い風が吹いている。男女別学を提唱する市民団体「全米男女別学公教育協会」によると、脳科学の研究の進歩の結果、男子と女子では学習のメカニズムが異なることがわかってきたというのだ。男子は競争的で集団的な環境が望ましいのに対し、女子は穏やかで、少人数あるいは単独の環境の方が勉強がはかどるという。

 むろん、こういった見方には異論もある。同時に、全米市民自由連合(ACLU)が「性別に関する誤った固定観念を植え付けるものだ」と批判するなど、主にリベラル側から激しい反発が起きてもいる。

 男女別学についてまとまった実験が行われた先例がある。カリフォルニア州では1997年、男女別学校12校を実験的に設置し、教育効果を調べた。目立った成果は上がらず、設置された実験校は1校をのぞいて現在までにすべて閉鎖されてしまった。

 が、「男女別学に効果なし」と結論づけたこの実験には、「性差(ジェンダー)という概念に過度に反応する特殊なイデオロギーによって行われたもの」とする保守派からの批判も寄せられている。

 単なる教育問題にとどまらず、保守対リベラルの対立という意味合いも含め、論議の的となっている男女別学。モラ校長は「むしろ男女の差を認め、別々の環境を用意する方が、それぞれの性を尊重することになる」と話している。

(11/29 09:35) 産経新聞

 リベラル側が男女別学に関して“「性別に関する誤った固定観念を植え付けるものだ」”と反論したのは、“性差(ジェンダー)という概念に過度に反応する特殊なイデオロギー”にすぎません。

 ジェンダーフリーを至上のものとし、わずかな区別も認めないのは全体主義でしかありません。むしろジェンダーフリー教と呼ぶにふさわしいこのリベラル側のヒステリックな反論に対して、モラ校長が「むしろ男女の差を認め、別々の環境を用意する方が、それぞれの性を尊重することになる」と堂々と反論したことは評価に値します。

 現在、日本でもジェンダーフリーや個人主義を振り回す似非リベラル主義者が跋扈しているようですが、石原慎太郎都知事が言うように“男と女は同等であっても同質では有り得ず、男女の区別なくして、人としての規範はもとより、家庭、社会も成り立たないのは自明の理”であることは明らかです。

 近年、少子化、年金が問題化されていますが、その背景にはこういったリベラル的な運動による男女区別の否定と行き過ぎた個人主義による、集団の最低単位である家族の破壊に根本的な原因があるのではないでしょうか。

 マスコミを見る限り、国が国がと言う論調が多々見受けられますが、国家の基本は家族にあるならば、家族の老後は家族で面倒をみるのは当たり前のことです。それを自分勝手な理由で親と別居して非効率な生活体系を選択し、自分の生活を優先する為に子供を作らず、自由を謳歌して資産を浪費した挙句、その結果として家族の崩壊と国家の衰退を招いたとしても、その責任を国家に求めるのは本末転倒ではないでしょうか。

 もちろん、政府としての政策の不備もあるでしょう。しかし、国家が頼りにならなければ、もはや自分の身は自分で守るしかありません。そしてその個人の力に限界を感じるのであれば、家族で団結するしかないのです。

 個人の自由を主張するのも結構ですが、その結果については自分で責任を取らなければなりません。

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コメント

学制改革(昭和23年)が公立学校だけに共学を強制したのがそもそも変ですよね。
別学を望む者は学費の高い私立学校しか選択肢がありません。これこそ不平等です。

現在生き残った私立のほとんどは、別学の進学校を売りにして来た学校ですが、それも最近では共学化が目立ちます。この原因は明らかに少子化時代に於ける生徒数確保にあり、昭和23年とは全く異なる事由です。

今こそ別学の選択肢を公立が用意する時代です。

投稿: みづほ | 2006年11月30日 (木) 11時51分

 takayuuさまの記事に全面的に賛成です。
 私が以前・住んでいた埼玉県N市の男女参画課の女性職員は私の電話に
 「男と女はまったく変わりません」
 と答えておりました。
 (そんなことねぇだろ!お前XXXXXがねぇだろ!笑)

 北朝鮮の核開発や憲法問題などよりも
 行政に浸透する左翼フェミニズムこそが
 本当に恐ろしいのです。

投稿: 柳生すばる | 2006年11月30日 (木) 16時18分

はじめまして、突然のコメント大変申し訳ございません。

鯖江市を知ってください。

鯖江市は、日本中のめがねの90%をつくっている“めがねの産地”。100年も前から、めがね作りを始めました。世界的にみるとイタリア、ドイツ、香港(中国)とならぶ“めがねの4大産地”として有名なんです。特に鯖江市で作られる日本のめがねは、作り方がとてもていねいでチタンという素材開発や、その加工技術も優れていて、高級品めがねとして世界中から高く評価されているんです。
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「世界に誇れるさばえを一人でも多くの人に知って頂く為に・・・!。」をモットーに頑張っております。

もしよければ?HPのほうにリンク貼らせて頂きますと幸いです!
今後もよろしくおねがいします<(_ _*)>

大変失礼致しました・・・。

投稿: ひゃくさん | 2006年11月30日 (木) 17時20分

私は女ばかりの家庭で育ち(父は仕事が忙しく不在がち)女子高にかよっておりました。就職先も女だけの職場でしたが、まったく男性というものが理解できませんでした。結婚してから夫には話しが通じることがなく、ただ喧嘩ばかり。いまさら広がった溝を埋めるのはもう無理な状態です。最近になってようやく、男と女はそもそも持ち出す話題が違うという事がわかってきました。
そういう自分自身の経験から子供達は全員、男女共学の学校に行かせました。思春期に近くに男性がいれば、もっと夫の事も理解してあげられたのでは・・・、と考えております。
分けるのはよいのですが、お互いの事を理解し合う方策はあるのでしょうか?

投稿: JJ | 2006年11月30日 (木) 20時25分

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