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2006年11月28日 (火)

独裁的で何が悪い-補足-

昨日のエントリー独裁的で何が悪いの補足です。

 今回の造反議員復党問題を見ている限り、このままでは何処まで行っても自民党は政権与党であり、野党は永遠の野党のままなように思います。

 しかしながらそのような状態が続けば続くほど、議員個人が主義主張を述べ、国政に影響力を行使するためには、何が何でも自民党に入らなければという流れを作り、その前提として自民党は常に絶対的安定多数を維持しなければならないという強迫観念にも似た意識を議員にも、有権者にも植え付けているように思います。

 現在の自民党は基本的スタンスは中道右派かもしれませんが、右も左も売国も愛国も全てを内包した政党としては非常にわかりにくい状態になっており、外交も内政も所論入り混じって喧々諤々で常にブレブレ、世論の支持如何やその時々の議員の力関係によって辛うじて中道を保っているようにしか見えません。

 そういった多種多様な人たちが、いざ選挙となれば多数派をとるべく団結するというのは、それが自民党だからといえばそれまでなのですが、無党派層、特に若者から見れば非常にわかりにくく、納得できない状態であり、そのような姿勢を見て失望を感じることは当然のことだと思います。

 現に、戦後の自民党による政治は政党内政党が複数存在すると言われる派閥政治を招き、党内に多様な価値観を形成し、寄合い所帯化による政党アイデンティティーの欠如を招きました。そしてそのことは、冷戦終了後に特に顕著になり、その「55年体制」と呼ばれる絶対的な政権与党としての地位は、驕りと腐敗と馴れ合いを生み、結果として汚職と金権政治の蔓延による極度の政治不信と、それに伴う自民党の衰弱と崩壊を招き、村山内閣と言う悪夢のような政権を生み出して国政を大混乱に陥らせてしまいました。

 そして、その死に掛けた自民党を救ったのが“自民党をぶっ壊す”と宣言した小泉首相です。小泉首相は自ら“抵抗勢力”と名指しした勢力との対決姿勢を強めることで自民党内を1つにまとめ、郵政民営化法案否決に伴う解散総選挙でかつての自民党に失望した多くの無党派層の支持を集め、大勝利を収めることで党内反対勢力を駆逐し、文字通り派閥をぶっ潰して自民党の復活を果たしました。

 小泉首相の郵政民営化に伴う政治手法を“独裁的”と批判する方も多く見受けられますが、派閥を排し、政党としての純度を強めれば、その分“独裁的”になるのは当然のことです。そして、小泉首相の脱派閥路線を引き継ぎ、自民党の新総裁となった安倍首相であれば、当然、次にやることは党内に残った売国勢力の駆逐と、それに伴う政界再編を行い、さらに政党の純度を高めて現在のぬるま湯から脱し、ゆるぎない真の保守政党を作り上げることにあるのではないか。

 そういった意味で、今回の造反議員の復党は自民党の政党としての純度を下げ、求心力の低下につながるだけのように思えます。何より、復党の大義名分がないことは致命的です。その上、さらに落選議員の復党さえ目指しているとなれば、もう救いようがありません。

 現在は野党第一党である民主党の自滅によって辛うじて優位を保っていますが、このような状態はいつかは崩壊します。何が怖いかといえば、そのとき間違った野党が政権をとってしまうことです。村山内閣で一度経験しましたが、あの悪夢だけは避けなければならない。

 正直、今回の復党劇で、どこに投票していいやら分からなくなった方も多く存在すると思います。しかしながら、他に任せられる政党が無い事も事実。結局は驕りや腐敗を生むことになると知っても自民党を甘やかすしかない。やはり、日本には純度の高い確かな保守政党が必要なのです。

 自民党は無党派と呼ばれる人たちが、かつては自民党支持者であったものも多く含まれることを自覚し、深く自省しなければならない。彼らはけして“一時的な支持者”などではないのです。既得権を当てにすれば必ず選挙に負ける。

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コメント

私は小泉さんの外交姿勢は評価していすが、その他については評価していません。
国の負債が就任前と就任後どのようになったのか見れば十分かと思います。

あの選挙のときは『郵政民営化』と『郵政民営化法案』の違いについて、きちんと説明せずに、
「賛成ですか?」「反対ですか?」と単純化した手法は最悪だと今でも思っています。

郵政民営化『法案』についてはてっくさんが改めて説明してくれています。
もちろんチェックされているとは思いますが念のため
http://tech.heteml.jp/2006/11/1_2.html#c10092

小泉さんシンパの方に是非、反論していただきたいものです。

復党を批判されている方がいますが、私はその人達に問いたいです。
「『郵政民営化』と『郵政民営化法案』との違い分かっていますか?」
と。

きちんと自分の目で確認せずに、マスコミに煽動されている現状に杞憂を感じます。

投稿: まー | 2006年11月29日 (水) 11時31分

http://drmccoy.blog39.fc2.com/blog-entry-14.html#more
(紆余曲折)さんが丁寧に「『郵政民営化』と『郵政民営化法案』との違いを説明してくれています。
だいたい郵政造反組を追い出して古い自民党を一掃したかのデマに踊らされていますが、中川幹事長こそが、古い自民党の代表格じゃないですか?
造反組には(全員とは言いませんが)まともな議員が多かったわけです。新しさの弊害である小泉チルドレンと古い自民党を象徴するような中川幹事長なんかさっさと追い出したほうが良い自民党になると私は思いますが。

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やっぱり安部チームとしてのメンバーとしては可笑しいと思う人が多いと言う結論は間違いです。 数だけ多くておいて 選挙で勝てれば自民が勝つに違いないと言う「読み」が優先してるけれど、 私個人としては「がらがらポン!して政党の再編をして欲しかった」 適うものならそうして欲しいが極右評論さんの主導の 新しい政党作りに期待している。
平沼氏が 中心となって 造反組が結集すると期待した私は 「読み」が甘かった。 しかし情けない 奴ら!

投稿: ようちゃん | 2006年11月29日 (水) 13時57分

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ここ数日の新聞・ニュースなどの社会面で、自民党の俗にいう 造反議員の復党問題がトップ項目として取り上げられている。 現役国会議員の中での造反組12人の内、自分の信念を貫いたのは 12人の中でリーダー的存在の大... [続きを読む]

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