民主党の対北強硬姿勢
ハト派として特アから舐められまくっている米国民主党ですが、リベラルだけに人権に対する口煩さは共和党をはるかに上回るようです。
米国の下院が15日に開催した北朝鮮の核問題をめぐる聴聞会では、韓国政府の生ぬるい対北制裁と北朝鮮の人権と関連した残酷な実態に対し、批判の声が集中した。
この席での強硬発言は、主に民主党議員の間から飛び出した。これは、中間選挙で民主党が圧勝し下院を握るようになれば、米国の対北政策が多少は和らぐものと予想していた韓国政府の高官の期待を真っ向から裏切る形となったのだ。
▲韓国の生ぬるい対北政策に失望感
下院の次期国際関係委員長に内定しているトム・ラントス(78、民主党)議員は北朝鮮に対する制裁と関連し、「韓国の積極的かつ全面的な協力がなければ、国連安全保障理事会の制裁決議1718(北朝鮮の核実験実施発表に関する決議)は何の意味も持たなくなる」とし、韓国政府に対し積極的に同参するよう求めた。
これは、韓国政府が大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)への不参加を宣言したことに対する反応だった。
6選のブラッド・シャーマン(民主党、カリフォルニア)議員はさらに強い姿勢を見せた。
同議員は「米国を失望させたのは韓国であるにもかかわらず、米国は韓国に対し自由貿易協定(FTA)の締結を提案した」と指摘し、「(韓国政府は)相変わらず北朝鮮をかばっているが、米国はそのような韓国にニンジンを与え続けている」と皮肉った。
つまり、韓米FTAと韓国政府の対北制裁は別々に考えるべきではない、との主張だ。このような発言からは、韓国政府の消極的な対北制裁に対し大きく不満を抱いている様子がうかがえる。
また、年内に辞任することが決まっている下院のヘンリー・ハイド(共和党)国際関係委員長も、すべての発言を通じ、「われわれの同盟である韓国が対北制裁に消極的だという報道が飛び交っているが、心配する必要は全くない」とし、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は今年9月の米議会で、北朝鮮が核実験をする場合、どうするつもりかという質問を受け、明確に対処すると約束している」と紹介、遠回しに圧力を掛けた。
ハイド委員長は「その席上には、ナンシー・ペロシ次期下院議長とラントス次期国際関係委員長も同席していた」とし、「盧大統領は約束を守る人と信じている。だから、議会に対して約束したことも守るだろう」と話した。
これに対し、聴聞会の証人として出席したニカロス・バーンズ国務次官は、聴聞会後に記者会見を行い、北朝鮮の核実験後に韓国政府が取った対北措置について謝意を表しながらも、「韓国政府が取ることのできる措置はほかにある」ことを強調した。
特に、同次官は韓国政府が取ることのできる追加の措置と関連し、「先週ロバート・ジョセフ国務次官(軍備管理・国際安保担当)とともに韓国を訪問した際に、韓国政府に対しいくつかの内容を提案した」と語ったものの、具体的な内容については触れなかった。
また「どのようなことも普段と同じように行われると思ったら大間違いだということを、北朝鮮側に伝える必要がある」と付け足した。
▲民主党議員による北朝鮮批判
同日の聴聞会で、北朝鮮に対する批判は主に民主党議員が中心となっていた。北朝鮮を何度も訪問した経験のあるラントス次期委員長は、北朝鮮の人権問題に触れ、「北朝鮮は全世界のスキャンダル」と叱咤した。
また、2400万人の北朝鮮住民に対する人権弾圧が、何らの制裁もなしに行われている、と付け足した。ハンガリー生まれのユダヤ人であるラントス次期委員長は、ナチス・ドイツのユダヤ人虐殺から生き残った唯一の下院議員だ。
同次期委員長は「最近、北朝鮮を訪れた際に出会った北朝鮮の軍将校は最新式のベンツに乗り回していた一方で、北朝鮮の子どもたちは飢餓に苦しみながら、栄養失調にあえいでいた」とし、「北朝鮮の子どもたちは、韓国の子どもたちに比べ平均身長が驚くほど低い」と指摘した。
続いて「わがままな北朝鮮の指導部は、個人的な苦痛を経験しなければならない」とし、北朝鮮に対するぜいたく品の禁輸政策が正当であることを強調した。
また、シャーマン議員も「核兵器の保有を夢見る指導者は、失脚するべきだ」とし、「(ブッシュ)大統領は、最悪の指導者が核兵器を保有できないよう阻む、と主張しているが、これは正しい」と発言した。
このほか、バーバラ・ワトソン(民主党、カリフォルニア)議員は「世界は、北朝鮮が自由に核開発をできるように放っておいてはいけない。北朝鮮の核武装を解除するために最大限の努力を傾けるべきだ」と主張したほか、ゲリー・アッカーマン(民主党、ニューヨーク)議員は「金正日(キム・ジョンイル)政権は自らの政権延長のために住民を皆殺しにしている」と、北朝鮮を非難した。
一方、ラントス次期委員長は「北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開とともに、米国側の首席代表であるクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)に包括的で検証可能な打開策をまとめるよう、交渉における全権を付与するべきだ」と主張した。
また「ヒル次官補は来月の6カ国協議に参加した後、帰りに平壌に立ち寄った方がいいだろう。米国の平和的意向を示すためにも訪問するべきだと思う」と、ラントス議員は説明した。
ワシントン=チェ・ウソク特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
韓国は、民主党のリベラルならではのガチガチの理想主義と、保護貿易主義が結合したときの恐ろしさを知らないのでしょうか。
自由と協調を重んじる共和党政権であれば、同盟国である韓国に対して、ある程度の自由意志は認めたかもしれませんが、民主党はそんなに甘くありません。かつて日本が想像を絶する「日本バッシング」を受けたように、人権抑圧国家北朝鮮を支援し、制裁を拒否し続ければ「韓国バッシング」を受けることは間違いありません。
今までクソ生意気な発言が続きましたが、継続的なウォン高と相まって、今米国に制裁関税を受けたら韓国経済は間違いなく即死します。共和党は自由貿易主義をとるため同盟国の貿易制裁は絶対にやりませんが、民主党ならば何をやっても不思議ではありません。ノムヒョン政権は近いうちに自らの北朝鮮政策が根本から間違っていたことを痛感することでしょう。
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コメント
日本の民主党にも
「(米・民主党の)爪の垢でも煎じて飲め!」
と言ってやりたいですね。
そうすれば
小沢ブルドッグの顔も少しはマシなものになるかも知れないです。
もっと悪くなるかな?(笑)
投稿: 柳生すばる | 2006年11月19日 (日) 13時30分
金豚や酋長、それに畜死や金朝日は米選挙で民主党が勝って大喜びしていたのに・・・。
投稿: | 2006年11月19日 (日) 16時53分
中身をよく知らず、喜んでいたわけですから、太陽政策の失敗なんて当たり前なのですね。
我が国に少なからずいる、親朝鮮の人間は現実の厳しさを判らないとダメでしょうね。
これが現実ですよ。そして、平和を論じるに当たり前の姿勢。
投稿: 論示 | 2006年11月20日 (月) 01時00分
管理人様,皆様,このスレッドでいいのかどうかわかりませんが;
今朝の産経新聞(ネットはNetView以外たぶんソースなし)に出ていましたが;
ヒューザー小嶋進の弁護士はあの安田好弘だそうです!
ついこの前は山口県光市の母子殺害事件の左翼かぶれ少年の弁護士.(遺族本村浩さんは拉致家族の方と同様に左翼の妨害勢力とと戦ってこられました)
その前には日本国内の北朝鮮とも言うべきオウム真理教麻原の主任弁護士.
そして,小嶋進といえば証人喚問で安倍総理を陥れようとした過去があります.
そのときの弁護士も極左でしたね.
安田には小嶋の弁護以外にも狙いがあるのではないか?
日本が拉致解決に向けて大きく動こうとするこの時期に・・・要注意です.
投稿: くちべた日本人 | 2006年11月20日 (月) 22時57分