尖閣諸島上陸を阻止せよ
懲りずにまたやってくるそうです。
尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権などを主張する香港、中国などの活動家ら26人が22日、同諸島を目指して香港を出航した。台湾を出発する同様グループの船と合流し、25日朝にも現場海域に到着する予定。中国政府は乗船を計画していた中国本土の活動家らの参加を認めなかった模様だ。
香港の立法会(議会)委員や企業家らでつくる香港保釣行動委員会(「保釣」は釣魚島領有権保持の意味)を中心に中国、マカオ、カナダなどから集まった活動家らが乗船。メンバーは「平和的で秩序ある抗議をする」としているが、状況次第で上陸を目指す構えも示している。
安倍首相の訪中などで日中関係が改善の兆しを見せる中での抗議活動について、同委員会の何俊仁副代表は「安倍首相は靖国神社を参拝しないと約束したわけではない。日本の戦争責任や領有権問題は何も解決していないことを日本政府にアピールし、解決を望む民間の強い思いを中国政府にも伝えたい」と話した。
2006年10月22日19時16分 朝日新聞
“「安倍首相は靖国神社を参拝しないと約束したわけではない。日本の戦争責任や領有権問題は何も解決していないことを日本政府にアピールし、解決を望む民間の強い思いを中国政府にも伝えたい」”という主張を見る限り、靖国参拝問題も、日本の戦争責任も、領有権問題も中国人にとってはすべて同列であり、どれ1つとして日本の主張を認めないということなんですね。
つまり、序列はあくまで中国>日本であり、ありとあらゆることで日本が譲歩するのが当たり前だといっているわけです。見事なまでの中華思想です。
すでに理解不能、同じ自由、民主主義、基本的人権の価値観を共有できる国ではありません。この国に譲歩するということはすべてを失うことに等しい行為です。
安倍首相は就任初の記者会見の冒頭発言で、「アジアにおいて日本と同じ価値観を持つ国々、自由、民主主義、基本的な人権、法律の支配の価値観を旧友する国々(インド・オーストラリア)」と「中国は日本にとって大切な、重要な国」と明確に区分けし、日本の強みを生かした「主張する外交」を展開する旨の演説を行ないました。
そして、就任直後に行なった日中首脳会談では、「主張する外交」という言葉通り、日本の戦後60年の平和国家の歩みを強調することにより、会談後の共同プレス発表において「歴史を鑑み」という表現を「双方は歴史を直視し」という表現に変更させ、中国から譲歩を勝ち取る事に成功しました。そしてそのことは、小泉首相が度重なる中国の内政干渉を跳ね除け、8月15日の参拝を実現したこととけして無関係ではないでしょう。靖国参拝での強硬姿勢がこの譲歩を生み出したのです。
しかし、ここからが本当の勝負です。“中国政府は乗船を計画していた中国本土の活動家らの参加を認めなかった模様”とあるような、“中国側が配慮せざるを得ない状況”を作り出したのは、あくまでも小泉首相5年間半の成果です。安倍首相がこの成果を引き継ぎ、更なる「主張する外交」を展開してマイナスのベクトルをプラスに転換し、日本の国益を確保することを期待します。
とりあえず抗議船は日本領海に侵入した時点で拿捕、停船命令に従わなければ迷わず撃沈し、乗員は全員逮捕投獄することを希望します。上陸などもっての外です。
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参考サイト
日本外交と民主主義の価値 グローバル アイ(毎日新聞)
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