狡猾改めやくざ外交
塩崎官房長官が香港活動家の尖閣諸島上陸について発言したようです。
塩崎官房長官は23日の記者会見で、尖閣諸島の領有権が中国にあると主張する香港の活動家らが漁船で同諸島に向かっていることについて「言うまでもなく尖閣諸島は歴史上も国際法上もわが国の領土だ。当然そういうこと(上陸)は認められない。政府としては適切な方法でこれを排除していこうと考えている」と述べ、警戒を続ける海上保安庁によって上陸を阻止する考えを示した。
また、塩崎長官は「中国側にも一貫した政府の考え方は伝えるとともに、渡航をやめるように措置をとるように求めている」と説明した。
2006年10月23日18時28分 朝日新聞
昨日からつづく2回のエントリーの中で、“中共の譲歩”という表現を使いましたがよくよく考えてみると、明らかに表現上おかしいですね。塩崎官房長官の言うように、尖閣諸島は歴史上も国際法上も我が国の領土であり、中共が領有発言することなど許されることではないのです。
したがって、尖閣諸島については中共のいかなる干渉も等しく侵略行為と看做すすべきであり、そのアプローチ方法を中共が阻止、縮小したからといってなんら譲歩には当たらず、それを配慮とする必要もありません。どうやら朝日新聞ばかり読んでいると知らず知らずのうちに“洗脳”されてしまうようです。皆さんも気をつけましょう。
しかし、日本政府の対応に問題が無いわけではありません。現在、日本最西端の部隊は宮古島駐屯地のレーダーサイト部隊であり、それより西側の尖閣諸島を含む地帯は「力の空白地帯」となってしまっています。
よって、尖閣諸島が歴史上も国際法上も我が国の領土であり、中共のこの理不尽な領土侵略の圧力に対抗し、領有権問題で日本の影響力を誇示するのであれば、尖閣諸島に何らかの軍事施設を建設し、この「力の空白地帯」に、日本のシーレーンを確保する必要があります。
まずは、25日の上陸予定日の海上保安庁の奮起に期待したいところですが、この一連の中共の外交姿勢をよく考えてみると、そのやり方は“やくざ”そのものです。とにかく難癖つけて相手と揉めて手打ちと称して掠め取る。漫画で例えるならば、“ナニワトモアレ”“新宿スワン”の環状族、スカウト会社の運営方法そっくりです。まさしく“やくざ国家”の“ゴネ得外交”といったところでしょうか。
このような国と相対し、平和主義で今まで国体が保てたことは奇跡でしかありません。日本は北朝鮮核実験という有事をとことんまで利用し、武力という明確な抑止力をもって日本の権益を確保し、北東アジアに確たる地位と影響力を築き上げることが当面の課題といえます。
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コメント
今朝の産経に福嶋特派員が香港紙・明報の伝えるところとして、中国当局が香港の反日団体「保釣(尖閣防衛)行動委員会」に対して出航をと取りやめるよう忠告していたと報じています。
国土に不法侵入しようとする無法者を取り締まる海上保安庁の関係者の皆さん、ご苦労様です。海はかなり荒れているようですがよろしくお願いします。
投稿: | 2006年10月24日 (火) 08時16分