どうしようもない国
韓国の対北朝鮮政策の一部変更の背景には米国の涙ぐましい外交努力があったようです。
韓国政府筋によると米国は韓国との交渉にあたってライス国務長官、ヒル次官補、レフコウィッツ特使の役割を事前に分担して臨んだという。
ライス長官は大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)、ヒル次官補は金剛山観光、レフコウィッツ北朝鮮人権特使は開城工業団地に特化した。ライス長官は19日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、潘基文(パン・ギムン)外交通商相との会談で韓国のPSI参加を要請したという。ライス長官は会見で「PSIへの誤解が多い」と述べPSIにより過去2年間武力衝突がなかったと述べたのは武力衝突の心配をせずに積極的に参加してほしいとの意味だと語った。
ライス長官に先だち韓国を訪れたヒル次官補は17日、韓国に到着した際に「金剛山観光事業は北朝鮮に現金を与えるために考え出されたもの」と異例の発言をした。ヒル次官補は18日のイ・ジョンソク統一部長官との会談で金剛山観光の南北関係における象徴的な意味合いについての説明を聞いたところで自らの立場を崩さなかった。
レフコウィッツ特使は開城工団問題を集中的に取り扱った。16日のAP通信との会見では「北朝鮮政府が開城工団から得る利益で体制を維持できるのは重大な問題だ」と述べた。
キム・ミンチョル記者
2006/10/20 15:42 朝鮮日報
米国が段階的に韓国に圧力をかけた結果、ちょっとだけ譲歩してきたようですが、とても同盟国同士の交渉とは思えません。やはり、根底にはこういった民族性が影響しているようです。
韓国の与党・開かれたウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長(党首)が20日、視察先の北朝鮮の開城(ケソン)工業団地で北朝鮮の若い女性接待員とダンスに興じる写真が新聞やテレビに報じられ、「核の非常時に不謹慎」と批判にさらされている。
各紙によると、与党視察団は20日、軍事境界線を越え、開城団地を日帰り訪問。団地内のレストランで開かれた昼食会で、チマ・チョゴリ姿で公演していた女性接待員らとワイシャツ姿でダンスした。側近に促されて1分弱で席に戻ったが、同行記者団が写真を撮影し、笑顔で踊る場面が公開された。
議長側は、接待員に強く誘われ、断れる雰囲気ではなかったと釈明するが、野党ハンナラ党は早速「国民が不安を抱いている時に正気ではない」と攻撃。与党内でも「軽率」だと反発が続出し、インターネットには市民の批判が渦巻いた。金議長は帰還後、与党関係者に「ミスをしたようだ」と謝ったという。
視察は核実験後、太陽政策や対北経済協力事業の見直し論が高まったことを受け、事業継続を後押しする目的で行われた。
2006年10月21日22時53分 朝日新聞
なんとも暢気な光景です。国際社会が核実験強行で緊張を深める中、韓国の与党ウリ党の党首がこの程度の認識しかないのであれば、北朝鮮制裁が韓国で盛り上がりに欠けるのも納得できます。きっと北朝鮮の“喜び組み”にも同じように接待されているのでしょう。
けじめのない民族意識は昔も今もまったく変わっていないようです。隣国の核疑惑で国際社会が緊張を深めているのと比較して、この当事者意識の欠如はもう救いようがありません。何もしないくせに謝罪と賠償だけ求めてくるような国は、本当にどうしようもないですね。
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