« 米国が日本の核保有に反対したってさ | トップページ | 尖閣諸島は渡さない »

2006年10月28日 (土)

核保有議論は大いにやるべし

22日から訪米中の中川(酒)政調会長が核保有論について語ったそうです。

日本の核保有議論すべき 自民・中川政調会長

 【ワシントン27日共同】自民党の中川昭一政調会長は27日夕(日本時間28日朝)、訪問先のワシントンで記者会見し、日本の核保有について「議論しましょうというのが私の提案だ。議論は大いにやるべきだ」と述べ、議論の必要があるとの認識をあらためて示した。
 議論の場については「党に組織をつくり、この問題を緊急にやるということではない」と指摘。核保有の賛否については「政調会長以前の立場で言っている。ゼロからのスタートだ」と明言しなかった。
 中川氏は「議論すれば、一直線に独自の核を持つに決まっているという論調もあるようだが、決してそうではない。そういう(核攻撃を受けるような)事態が起こらないための一つとして核の議論がある。あらゆる手段を議論すべきだ」と述べた。
 同時に、同日会談したクエール元副大統領、アーミテージ元国務副長官らと核保有をめぐり意見交換したと紹介した上で「議論をやってはいけないと言う人は一人もいなかった」と強調した。

10/28 (9:44) 共同通信

 “「議論をやってはいけないと言う人は一人もいなかった」”と強調したそうですが、民主主義という共通した認識を持っている両国間の関係を考えれば当たり前のことです。議論すら封じる野党と、印象操作しかしないマスゴミとは違いますね。

 こういった核保有を含めた議論をすることは大事なことです。“守ってもらう”ことだけを前提に議論するより、“核保有による自衛を含めた”前提で議論する方が良い結果が得られることは間違いありません。最初から放棄すると宣言していては交渉になるわけがない。いいように押し込まれるだけです。

そう考えると、この発言はタイミング的にドンピシャですね。

核兵器保有「議論封殺できない」 安倍首相講演

 安倍首相は27日、東京都内で講演し、核兵器保有の議論について「私の責任のある範囲としての政府、あるいは(自民)党の正式機関として(の議論)はないということははっきりしている。それ以外の議論は、自由な国であるので封殺することはできないのは明らかなことだ」と述べた。さらに、首相は「政府としては非核三原則は堅持していく」と強調した。

2006年10月27日20時32分 朝日新聞

 中川(酒)政調会長の“議論の場については「党に組織をつくり、この問題を緊急にやるということではない」と指摘。核保有の賛否については「政調会長以前の立場で言っている。ゼロからのスタートだ」と明言しなかった。”との整合性もピッタリ符合します。まぁ、事前打ち合わせはバッチリOK!ということなのでしょう。

 今回の発言は、民主党有利で直接対話に傾きかけた米国世論を意識してのものと考えられます。安倍首相も中川(酒)政調会長も、現在のところ政府の立場としては核保有を否定していますが、“議論自体は封じませんよ”という共通の立場をとることによって、米国が北朝鮮と直接対話に入った際、まかり間違って核保有が認められるようなことがあれば、“日本も核保有するぞ”という圧力を米国に暗にかけているわけです。

 効果は未知数ですが、これで米国の保守層が刺激されることは確かです。直接対話=核拡散ということになれば、米国の安全保障を大きく揺るがす事態に発展します。黙って見過ごすわけには行きません。今回の中川(酒)政調会長の訪米は米国の北朝鮮政策に大きな影響を与えることになるでしょう。

核保有議論はどんどんやれ!と思う方はクリック!(人気blogランキングへ)

補足します

 核保有議論が高まれば、自然とMD等の集団的自衛権の行使に関する議論も高まってきます。どちらもダメという現在の論調から、どちらがいいのか?ぐらいの論調になれば、より建設的な議論が展開されるようになり、防衛庁の省への昇格と共に、長年タブーとされてきた日本の安全保障が大きな展開を見せる契機となるでしょう。

 やはり、自身の安全は自身で守らなければなりません。中共との友好など信じるに値しないものです。

|

« 米国が日本の核保有に反対したってさ | トップページ | 尖閣諸島は渡さない »

中川(酒)」カテゴリの記事

共同通信」カテゴリの記事

朝日新聞」カテゴリの記事

コメント

日本はならず者国四カ国(中共、韓国、北朝鮮、ロシア)に囲まれている。親日の台湾と軍事同盟を結び防衛をする事が急務である。
近い将来核の配備も必要と思う。その前段で核保有議論は大いにやるべし。

投稿: Hatumagodekita | 2006年10月28日 (土) 16時18分

 同感です。対中共のために、抑止力としての核は必要です。その為の議論は今からでも、速くはありません。

投稿: からす | 2006年10月28日 (土) 19時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/191898/12458660

この記事へのトラックバック一覧です: 核保有議論は大いにやるべし:

» ローリスク ハイリターン のリベラリズムと核武装 [限りなく祖国を愛したい。だから、限りなく人を愛したいiza版]
ある国際問題を解決するとする。解決によって発生する犠牲が、 1万円の損失の解決案 と 1兆円の損失の解決案 と 100万人死亡の解決案 だったらどれを採るだろうか? たいていの答えは、 1万円の損失の解決案 であろう。 しかし、現実はこうは甘くない。 損失1万円で解決するにはかなり 労力が必要だし可能性も低い 。 人の死を無視すれば どんな選択肢 でも 採れる。 1万円の犠牲の解決案とは、D.P.R.K核実験問題で言えば 「対話解決」 であり、100万人死亡の解決案は、 日本核武装 もしくは D.P... [続きを読む]

受信: 2006年10月28日 (土) 23時32分

« 米国が日本の核保有に反対したってさ | トップページ | 尖閣諸島は渡さない »