民主党の危機感
民主党が危機感を募らせているようです。
民主党の小沢代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長は8日、党本部で会談し、10月の神奈川16区と大阪9区の衆院補選への対策を強化することを確認した。
国会議員を大量動員して支援しているが、先週末に行った党の調査では情勢はよくなく、前回8月下旬の調査からほとんど改善していなかった。一方の自民党は、両選挙区内で総裁選候補者がそろって街頭演説を行う予定で、補選応援との「一石二鳥」を狙っている。
このため菅氏は8日、急きょ神奈川16区内の厚木市で記者会見し「(自民党立候補予定者が)おじいさんの代からの政治家なのでスタートの差があるのは当然。まだまだ不十分だが、支援の輪が広がりつつある。1票差でもいいから当選を実現したい」と訴えた。
2006年09月08日22時38分 朝日新聞
本当に民主党の幹部は言っていることとやっていることが支離滅裂ですね。
民主党の鳩山幹事長は8日の記者会見で、同日告示された自民党総裁選について、「歳出歳入の問題など具体的な論争に乏しく、全体として極めて不調ではないか。身内の戦いだから、自民党のプラスにならない議論は論点にならないのか」と批判した。
また、総裁選に立候補した安倍官房長官が「戦争の歴史的な評価は歴史家に任せるべきだ」と発言したことについて、「政治家として余りにも軽い発言だ。過去の歴史をどうとらえているかを前提に、首相になってもらいたい」と述べた。
(2006年9月8日23時59分 読売新聞)
10月補選に向けて、総裁選候補がそろって街頭演説をする予定なのに、鳩山幹事長自らがその総裁選を盛り上げてどうするつもりなのでしょうか?
穿った見方をすれば、総裁選を煽って煽って煽りまくって、自民党の分裂を狙っているのかもしれませんが、それにしてはあまりにも見え見えで、これでは自分たちの程度の低さを露呈しているだけです。
特に各候補者同士の議論を煽っておきながら、安倍氏に対しては首相になることを前提に批判するなんて所は、ホントにもう馬鹿丸出しですね。危機感を感じるのも当然です。
こんなときにも中共さまの代弁を忘れないところはさすがですが、長年の中共の止むことのない内政干渉でいい加減うんざりしているところに、こんなこといわれたらますます民主党離れが進むでしょう。
いろいろな反対勢力をかき集めて、一応は二番手につけていますが、そのスタンスはもはや社会党と見分けがつかなくなってしまった民主党。このまま行くと来年の今頃には存在すらしていないかもしれませんね。
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