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2006年9月21日 (木)

安倍新総裁の人事

朝日新聞は涙目になって否定していますが、やはり、麻生氏得票2位は大きかったようです。

幹事長に麻生氏か中川氏 安倍新総裁が人事検討

 自民党の新総裁に選出された安倍晋三官房長官(51)は20日、幹事長ら党3役と閣僚の人事に向け、本格的な検討に着手した。今回の総裁選で136票を獲得した麻生太郎外相を主要ポストに起用する考えとされ、幹事長起用か外相留任を軸に調整を進める方向。幹事長には中川秀直政調会長を推す声も強く、今回総裁選の党内の反応を見極めながら最終判断する。「麻生幹事長」の場合は、中川氏は政調会長続投の見通しだ。
 また、新たに安倍氏勝利に尽力した尾身幸次元科学技術担当相、山本有二党経理局長らの入閣が有力になった。
 安倍氏は党本部で記者会見し、26日の組閣に先立ち、25日に新執行部を決めると表明。臨時国会では教育基本法改正案と、インド洋で米軍艦船などに給油支援するためのテロ対策特別措置法延長の改正案成立を最優先する方針も表明した。
 一連の人事に関しては「老壮青のバランスのとれたチームにしたい」と強調し、テレビ番組で「派閥の推薦を受けて決めることはしない。すべて私1人で決めていきたい」と述べた。北朝鮮による日本人拉致問題を担当する閣僚または首相補佐官を新設する意向も明らかにした。
 一方、麻生氏は入閣や党3役の要請があった場合の対応を記者団に問われ「党所属議員として与えられた職務、仕事に万全を期す」と前向きな姿勢を示した。
 閣僚人事では、甘利明元労相の経済産業相起用が浮上しているほか、公明党枠は冬柴鉄三幹事長の国土交通相での登用を軸に調整することになりそうだ。
 官房長官ポストには、安倍氏に近い石原伸晃前国土交通相、塩崎恭久外務副大臣のほか、与謝野馨経済財政担当相、森派の町村信孝前外相、細田博之前官房長官らの名前が挙がっている。

9/20 21:19 共同通信

 自民党総裁選2位の結果を受けて、麻生氏が重用される見込みです。この方の発言力の増大は安倍新総裁にとっても心強いものであり、特定アジア外交に対しても威力を発揮するでしょう。

 官房長官についても、今回、反対媚中派勢力が押した谷垣氏が3位と惨敗した為、調整重視というより、より安倍氏に近い人事が期待されます。こちらも楽しみになってきました。

 さて、重要な方を一人忘れているようですが、この方は留任の可能性が高いのではないでしょうか。

中川大臣のほんねトーク 第5回 (農林水産省HPより)

 この夏、お盆を故郷で過ごしたり、山や海に出かけて、おいしい水や新鮮な食べ物を楽しみ、自然を満喫された方も多いと思います。私も公務の合間に地元である北海道十勝に戻り、おいしい牛乳や、好物の野菜などを沢山いただき、心身ともにリフレッシュしました。

この機会に皆さんに申し上げたいのは、日本の食品、食文化は世界に誇る素晴らしいものだということです。私は仕事柄、海外に出張する機会が多いのですが、日本食のように、出汁を取って「うま味」を活かすこと、また、素材への気の配り方や季節感のあるメニューなどは、世界中なかなかありません。

また、日本の食材は、生産者の皆さんが多大な労力と時間をかけて作っており、大きくて色が良い、おいしいなど総じて高品質であり、最近では、果物、緑茶、魚介類など、外国への輸出が増える産品も出てきています。

この私たちの「財産」とも言える我が国の食品、食文化をどうやって子供達の世代に残していくか、その鍵の一つが「本物を知る」機会を持つことだと私は考えています。

例えば、自分の食べるお米、野菜がどうやって作られるか、魚がどうやって捕れるかなど、本物を実際に見て体験することで、子供達の食に対する関心や知識を高める。これが「食育」です。味覚形成の上からも、甘い、すっぱい、しょっぱい、にがいの「四味」を8歳から12歳の子どもの頃に覚えることが必要だそうです。更に日本独特の「うま味」もあります。

また、地場産の食材を食べるという意味の「地産地消」についても、ヨーロッパで「スローフード」、韓国や中国で「身土不二(しんどふじ)」という言葉があるように、その土地でとれたものをその土地で食べるのが一番おいしくて健康にも良いという考えは共通しており、大切なことだと考えています。

これから収穫の秋を迎えますが、是非、地域や学校、ご家庭で、農山漁村に出かける機会を持ち、自然や土と触れ合って実際に様々な収穫物を手に取り、みんなで一緒に調理して食べることで、食べ物の本当の姿や味、そして我が国の食文化に親しんでいただきたいと思います。

農林水産大臣 中川 昭一 平成18年8月31日

 地方経済再生には、農林水産業の発展が不可欠です。農林水産業の改革は1~2年では非常に結果の出にくいものです。閣僚の中でも目立たないポストではありますが、中川大臣には引き続き農林水産省の指揮をとっていただき、20~30年先を見て農業改革を推進していただきたいものです。

ちょっと不安だけど

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