越えられない壁②
ナベツネの影響力は巨人の没落とともに消え去りつつあるのでしょうか。
【北京=藤野彰】中国の江沢民・前国家主席(前共産党総書記)が在任中の1998年8月、在外大使ら外交当局者を一堂に集めた会議の席上、「日本に対しては歴史問題を永遠に言い続けなければならない」と指示し、事実上、歴史問題を対日外交圧力の重要カードと位置付けていたことが、中国で10日発売された「江沢民文選」の記述で明らかになった。
中国は胡錦濤政権に移行した後も一貫して歴史問題を武器に対日圧力をかけ続けており、江氏の指針が現在も継承されているとすれば、歴史問題をめぐる中国の対日姿勢には今後も大きな変化が期待できないことになりそうだ。
同文選(全3巻)は江氏の論文、演説などを集大成したもので、これまで未公開だった重要文献を多数収録。江氏は同年8月28日に招集した在外使節会議で国際情勢について演説、この中で対日関係に言及し、歴史問題の扱いをめぐる指針を示した。
それによると、江氏は「日本の軍国主義者は極めて残忍で、(戦時中の)中国の死傷者は3500万人にも上った。戦後も日本の軍国主義はまだ徹底的に清算されていない。軍国主義思想で頭が一杯の連中はなお存在している。我々はずっと警戒しなければならない」と述べ、日本の軍国主義はなお健在との認識を表明した。
さらに、台湾問題との関連で「日本は台湾を自らの『不沈空母』と見なしている」と批判、「日本に対しては、台湾問題をとことん言い続けるとともに、歴史問題を終始強調し、しかも永遠に言い続けなければならない」と指示した。
江氏は同会議の3か月後の同年11月に日本を訪問。滞在期間中は歴史問題を再三とりあげ、強硬姿勢を印象付けた。
(2006年8月10日19時35分 読売新聞)
まさに今の状況そのままであり、靖国参拝で譲歩しても何の意味も無いことを証明した内容となっています。
日本がこの圧力に対抗する為には、永久に「NO」といい続けなければならないでしょう。中共の顔色を伺いながら靖国参拝の是非を問うのは非常におろかな行為だといわねばなりません。
そこのところを小泉首相は良くわかっているようです。
小泉首相は10日午前、自らの靖国神社参拝について「15日だろうが、13日だろうが、いつ行っても(中国などは)批判している。いつ行っても同じだ。日本の首相がどこの施設に参拝しようが、批判される理由はない」と述べ、終戦記念日の15日の参拝に重ねて意欲を示した。
また、「日本の首相が2度と戦争を起こさない(ため)、戦没者を哀悼するために、靖国神社に参拝するのは当然のことだと思う」と強調した。首相公邸で記者団に語った。
2001年8月に靖国参拝を15日から13日に前倒しした際、近隣諸国に配慮する談話を発表したこととの整合性を問われると、「メディアは、公約を守らないと批判する。守ると、自分たちの意見に反するのは守らなくていいと批判する。何でも批判するのがメディアだ」と語った。
実際に15日に参拝するかどうかについては、「適切に判断する、いつも」と述べるにとどめた。
(2006年8月10日12時5分 読売新聞)
まさに、最初の記事は、この昼の記事にあわせて他紙にぶつけてきた感があります。喧嘩売ってます。
小泉首相の言うように、いつ行っても誰が行ってもどうやっても中共は批判してきます。それを前回12日と13日に前倒ししたときに痛いほど感じたのでしょう。
とりあえず中共の要求は果てしないから全部無視!と思われる方はクリック!(ブログランキングへ)
ところで、何でも批判するメディアとは一体どこをさしているのでしょうか?
小泉首相が靖国神社参拝をめぐる発言を日増しにエスカレートさせている。10日には記者団とのやり取りで「日本の首相がどこの施設に参拝しようが、批判されるいわれはない」と憤慨し、中国に加えて日本のマスコミへの批判もまくしたてた。しかし、先の戦争の指導者も祀(まつ)っている靖国神社に時の首相が参拝することの意味は語ろうとしないままだ。
首相は記者団を前に、身ぶり手ぶりを交えて「私が一つの問題で対立する国と首脳会談を行わないと言ったら、おそらく批判するでしょう。小泉が参拝するなら首脳会談を行わないという中国、その通りと皆さん思っているんですか」。
さらにマスコミに矛先を向け、「何でも総理を批判する。政府を批判すればいいというだけじゃ、正確な戦略なり見通しは立てられない。メディアも冷静に考えて頂きたい」と語った。
首相は3日に配信したメールマガジンでも「マスコミや識者の意見を突き詰めていくと、中国の嫌がることはしない方が良いとなるように思えてなりません」とメディアをやり玉に挙げている。だが、首相が「中国の言いなりなのか」の一点張りで退けようとする参拝批判について、その中身に分け入って丁寧に答え、説得しようとする姿勢は見せない。
靖国参拝をめぐる首相の言動には野党から批判が続いていることに加え、最近は自民党内からも「首相は『心の自由』という一方で、参拝という私事を公約にした。矛盾している」(閣僚経験者)という声が上がっている。首相の感情的な発言は、こうした状況へのいら立ちも手伝っているようだ。
朝日新聞さんはこんな作文を書くのに7時間もかかったんですかネェ。また殴り合いの喧嘩でもしたのでしょうか。
あぁ、なるほど、また中共様から指令が出たのですね。お仲間の毎日新聞も同じようなことを書いてます。↓
15日に靖国神社を参拝する意向を重ねて示した10日の小泉純一郎首相は、過去の参拝との整合性を問われ、「いつ行っても批判される。いつ行っても同じだ」と語気を強めた。記者団とのやり取りからは、戦没者追悼と近隣外交とを両立できなかったいら立ちが読み取れた。
過去5回の参拝は「8・15」を避けた。外交的配慮だったが、中国などは配慮と受け取らず、首脳交流が途絶える結果を招いた。10日、首相が取ったのは「配慮を認めないなら勝手にさせてもらう」との論理。「一つの問題で意見が違うから首脳会談を行わないのはおかしい」と中国を批判、「どこの施設に参拝しようが批判されるいわれはない」と開き直った。
中国の姿勢に首相の鬱屈(うっくつ)感は深まるばかりのようだ。ただ、首相自身が郵政民営化という「一つの問題」で考えの違いを認めず、同僚議員を排除したこともあったことから、別の「整合性」も問われそうだ。【三岡昭博】
毎日新聞 2006年8月10日 19時30分
いかにも感情論で何も考えずに発言したように見せかけたいのでしょうが、こんな出来の悪い作文では胡散臭さしか感じられませんね。
今まではがんばってシカトしてきたのかも知れませんが、ここまではっきり言われちゃうともうどうしようもなくなって、とうとうファビョっちゃったようです。お里が知れますよ。
”参拝の意味は語ろうとしないまま”ってきちっと語ってますが何か?
”同僚議員を排除”って選挙で落ちただけですが何か?
事実を捻じ曲げ、論点をすり替えてまで批判するとはもう目も当てられません。何がジャーナリスト宣言だ、なにが毎日憲章だ。
昔はこれで国民をだませたかもしれませんが、今はもう時代が変わったんです。あなた方がいくら隠そうとしても、いろいろなところから情報が入ってくる。
今回のインタビュー全文にしても、産経新聞の記者ブログで読むことが出来ます。記事の整合性と朝日、毎日の存在価値はこれを読んで”適切に判断”することにしましょう。
”超えられない壁”はますます高くなったようですね。明日の社説が楽しみです。
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